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もぅ色に悩まない!?色が変わる靴

引用先:
メディア名:+VISION(プラスビジョン)
URL:https://vision00.jp/
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このマガジンでは「特許」をテーマに、
日常生活を豊かにする最先端技術の発明から、面白可笑しいボツ発明まで、毎号それぞれのテーマに沿った特許をご紹介します。

知的財産に関する情報は複雑で専門的なので
今まで埋もれていた情報が数多くあります。
それらを一般の人でも楽しく読めるように、
イラストや弁理士による解説で、分かりやすく解説いたします。
さらに発明に関するお金の話や、
発明の隠れ秘話など普段聞けない話が満載!

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で登場した自動ひも調整シューズを、ナイキが実現したという話は有名ですよね。
実はそのナイキ、またしても未来型シューズの発明を進めています。今回のシューズのカギを握るのは、電気信号によって色が変わる素材(有機ELなどにも使われる素材です)。その素材を備えることで、スマホなどの端末から操作して、自由にカラーを変えられるというのです。ということは、服に合わせてカラーコーデを楽しんだりするほか、色だけではなく、好みの模様や文字を浮かび上がらせてみたりと可能性は無限大。さぁ、アナタならカラーが変幻自在のカメレオン・シューズをどんな風に使いますか?

■発明のポイント

本発明は、変色部を有する履物を作動させる方法です。履物の具体的な例は、スポーツシューズです。
本発明の方法では、エレクトロクロモグラフィック材料を含む変色部を備えた履物で様々な測定をしつつ、測定値に応じて変色部の色を変化させます。エレクトロクロモグラフィック材料とは、電気によって色が変わる材料全般です。例えば有機ELなども知られています。
さらに詳しく説明しますと、本発明の方法では、履物に性能パラメータを測定させます。性能パラメータとは、例えばランナーがかかとで踏む回数などです。その回数を1カウントずつ測定していきます。そして、そのカウント数が特定の範囲に入ったときに、変色部の色を特定の色に色付けします。さらに、カウント数が別の範囲に入ったときに、変色部の色を別の色に色付けします。 色付け命令は、現時点での性能パラメータの値(カウント数)をダウンロードしたソフトウェアが、変色部に信号を送信することで実行されます。ソフトウェアは、履物と通信するコンピュータに実装されています。なお、色付けのきっかけとなったカウント数は、そのソフトウェアによってリセットされます。

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