骨髄想録・その3「君は少し青すぎる空に疲れただけ」
「おとぎ話なんかクソでしょ」
―― 『BURN THE WITCH』より
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皆様こんばんは。バーチャル"ベター"デッダーでおなじみ、オスコールです。
ド久しぶりの更新と相成った『骨髄想録』三回目。今回は某ジャンプ作品に影響を受けまして、オサレなポエムを綴っていきます。
とはいえ何の脈絡も題材もなくポエるのもおかしな話。そこで過去に綴った小説をモチーフに、オサレポイントを意識しながらポエってみました。以前推しの企画に寄稿したポエムとは異なり、今回は解説無しで参ります。当たり前のように使っていますが"ポエる"とは一体……、いやそもそも"オサレ"とは……。
これを見た後だと小説の印象が変わるかも?それではどうぞお立会い。思いのままに思いを綴る『骨髄想録』、骨はわたしが折ります、くたびれてもやりましょう。皆様にはちょいと風変わりな儲けもの、見らにゃ損々。
お代はもちろん、何より高価な『無料』を頂戴致します。
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暗がりの鏡に向かうて知を説く 蒙昧
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縁の下に広がる地を ぼくらは鎖に例えた
雲の上より見下す空を ぼくらは自由と呼んだ
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過去を悔やみ 未来に怯え
それでも今よりだいぶマシ
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正しさを並べ立てる者は
子供が積み木をそうするように 容易く己が手で壊す
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言葉が全て現実になれば 人類は滅びちゃうんだ
ともすれば善良な君達は 嘘を吐いて生きているのかな
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まだ知らない恐怖症の抗体を あなたの目に 一つずつ
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「変わらないものなど無い」と言う君の 面影はいつまでも変わらない
「自分はいつまでも変わらない」と 嘯く君は見る影も無い
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覚えているのは 愛されていたという幻だけ
それでも誰かを愛することができるのは
錯覚を錯覚と認め そこに別の価値を見出すことができるから
私は愛されていたので その通りに愛せばいい
私は愛されていなかったので 逆の通りに愛せばいい
事実は事実以上の意味をもたず その愛は
神様にだって見破れない
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地獄は綴く お前のせいで
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愛は欲求の言い訳
夢は横暴の建て前
故に希望は
Refer:『Neverending Desire Before Bedtime』
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ゲームの二次創作や既にポエムに似た文章を書いている作品、限界化の痕跡、骨髄想録シリーズ他いくつかの作品は今回ポエムの対象から外しております。お手すきの際はそちらもご覧いただけますと幸いです。
それでは、また。
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(作:オスコール_20210628)
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