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パートナーズ婚と、ロマンティック・ラブ・イデオロギーについて。

先日、レンタルなんもしない人こと、レンタルさんの呟きにリンクが貼ってあった記事を読みました。

この概念については、わたしも、#古市憲寿 さんや #橘玲 さんをはじめ、新書を書いている社会学者や経済学者の方の本で見聞きしていたものです。

この、「恋愛のドキドキと、結婚の安定と、出産という子孫繁栄を、一夫一妻制で済ませよう」という概念をロマンティックラブイデオロギーと呼ぶ……と、わたしは解釈しているのですが、もしも齟齬があれば、ご教示ください。


この件に関しては、わたしはnoteで否定し続けてきました。
わたしは、この、わりと近代に発生した概念は、人類の本能と合わないと思っています。
特に、今の日本の法律やジェンダーギャップ(男女格差)の深刻さのもとでは、妊娠、出産、育児の責任が重くのしかかってしまう女性にとって、不利すぎるのです。

リンクを貼った記事を読んでいただけるとわかると思いますが、この三つの欲求を配偶者ひとりに満たし続けてもらうのは、周りを見ていても、難しい夫婦が多数派に感じます。

長く生活を共にすると、男女というよりも家族になる夫婦は多いと思います。家族に対しては、恋愛的なドキドキなんてしませんよね。
そうなると、人によっては、「じゃあ、また同じことを別のパートナーとやろう」と思ってしまう。

そうなったとき、離婚の道を選ぶ場合、大抵は女性側が子どもを引き取るでしょう。なので、女性が同じことを繰り返す場合、試練が多いのです。
場合によっては、継父によって、連れ子への虐待などの悲劇も起きてしまうかもしれません。


わたしが啓発活動をしているのは、そんな時の女性を支えるために、「パートナーズ婚をしよう!」という考え方です。
恋愛感情を優先するのではなく、「この人と一生のパートナーになれるか」を基準に、結婚相手を選ぶ。

そして、配偶者とセックスが無いのであれば、お互い話し合い、割り切って別のパートナーを見つけたり、男性はもちろん、女性も、最近増えている「女性向けの風俗店を堂々と利用してもいい」と、わたしは思います。

性欲は男女ともにあります。何も、恥ずかしいことではないし、後ろめたいことでもないんです。
稀に、無い人も、男女共にいますが、それも不自然なことではなく、個性だと思います。

もちろん、子どもがいる場合は、子どもの感情や今後の人生も関わってくるので、簡単にはいかないと思います。
それでも、誰かが声をあげ続けて、ロマンティックラブイデオロギーに洗脳されてしまっている人達に、「なるほど、そういう考え方もあるのか!」と、気付きを得てもらえたら……この上なく、嬉しいです。


この記事を書き、下書き保存をして眠り、今朝起きたら竹内結子さんの自死のニュースを見ました。好きな女優さんだったので、とてもショックです。
理由は定かではありませんが、関連記事に「産後うつ」というキーワードがありました。

こういうワードを見ても、やはり、女性の負担の大きさを思い知らされてしまいます。辛いです。
本当に、今頑張りすぎている方は、無理をしないでください。
悩んでいる方は、取り返しがつかなくなる前に、専門のクリニックや、行政やNPOなどの専門機関に相談を。


そして少し前には、わたしの大好きなロックバンドのメンバー、直井由文さんの不倫報道もあり、この件でも、色々と考えさせられました。
もちろん、彼のしたことで傷ついた方がたくさんいるのは事実です。なので擁護はしませんが、「もしも、マジョリティの方々が、ロマンティックラブイデオロギーに洗脳されていなければ……」と、わたしは思いました。

不倫を肯定するわけではないんです。でも、「結婚したなら一生涯、配偶者以外の人と深い関係になってはいけない」という考え方には、賛同できないのです。
もっと、パートナーズ婚が浸透したらいいな。と、思います。


引き続き、「世界基準で物事を考えよう」「未来が良くなるように工夫しよう」「視野を広く持ち、見聞を広げよう」「多様性を認めよう」のような、リベラル的な文章を書いていくと思いますが、読んでくださっている方々には心から感謝しています。

いつも、ありがとうございます。エッセイも、小説も、がんばります。





まだまだ物書きとして未熟者ですが、サポートいただけたらとても嬉しく、励みになります。