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さぁ来年の正月はどこのご馳走にしよう

年末、大学生の娘と息子が京都と東京から帰ってきた。

大学に入ってメイクするようになった娘が、まるで美容部員のように中学生の弟を実験台に実演し、おとなしくされるがままになっていた息子は、はいできあがり!の娘のかけ声とともに美男子に変身していたり。

そんな穏やかで賑やかな正月。

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家族5人が揃っている間に平らげなくてはならないものがあった。
ふるさと納税の戦利品、もとい返礼品のごちそうだ。

敦賀市(福井県)

越前ガニがたっぷり。

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写真右の肩肉は食べにくくてこれまであまり箸が進まなかったが、添付の説明書に、火を通す前に親指の爪で押し出すようにしておけば食べやすいとあり、こんなに旨い部位を敬遠してきたのかと恥ずかしい。

スーパーでは見かけない生食OKのカニなので、刺身としゃぶしゃぶで堪能。

淡路市(兵庫県)

生しらすがたっぷり。

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傷みやすい生しらすは、淡路では一つの漁港に限定して水揚げされ、流れ作業で選別、急速冷凍されるほどで、手指の温度でも急速に劣化するという。
説明書に従って慎重かつスピーディに解凍。

丼にして、苦みの少しきいた生しらすを堪能。

別海町(北海道)

いくらがたっぷり。

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秋鮭の不漁で今はピーク時の10%しか水揚げがなく、ふるさと納税で北海道の各市町から送られるいくらのほとんどが海外産なんだそうだ。
そんな中、地元の漁協が目の前の海から水揚げされた秋鮭のみから取った大粒の鮭いくら醤油漬け。

これまで食べてきたのは何?と思うほどのプチプチいくらを、あったかご飯に載せて堪能。

湯浅町(和歌山県)

和牛肩肉がたっぷり。

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あまりに霜降りが過ぎると気持ち悪くなるので、むしろ脂身の少ない赤身の肩肉をチョイス。
とはいえ熟成肉なので軟らかく、少し生で食べてみたら甘みも感じる。

よい肉が手に入るといつもしゃぶしゃぶするが、今年は三が日に父の家でしゃぶしゃぶし終えていたので、珍しくすき焼きにして堪能。

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賑やかでおいしい正月ももうおしまい。
娘も息子も自分の城に帰っていき、そしてやっぱり淋しさがこみあげる。

さぁ来年の正月はどこのご馳走にしよう。

(2022/1/12記)

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