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やっぱり淋しいや

1月から毎週日曜日、キャリアコンサルタント養成講座のアシスタントをやってきた。
微力ながら、後輩を育てるお手伝いができればと思って。
こんな時代だから完全オンラインの講座だ。
クラスの受講生は20名ほど。

朝、講師と打合せをした後、続々と繋いでくる受講生を一人ずつ迎え入れ、「おはようございます、今日もよろしくお願いします!」
いちいち書くことはしないが、8時間の講義中はこまごまと対応しなければいけないことがてんこ盛りだし、日曜以外も通信課題の採点や事務連絡が膨大で、ひとことで言ってなかなかに大変だった。

それも昨日が最後。
法定の全10回80時間を学び、修了試験を終えて、Zoomの向こうには受講生のやれやれといった顔が並んだ。
仕事は楽ではなかったけれど、毎週みんなの顔を見るのが楽しみだった。
回を追うにつれ、どんどんキャリコン風情を身にまとう受講生。
その成長の場に3か月も立ち会えたことが望外の喜びだった。

講師は毎回変わるから、受講生にとって毎回変わらぬ顔は僕だけ。
僕だから安心できる、なのか、毎回僕の顔なんて見るのも嫌、なのかはもちろん僕の対応次第。
願わくば前者であるようにとやってきたつもりだ。
できたらその思い、届いていると嬉しいな。

あぁ、なんだか淋しいものだ。
でも一方で、3か月で成長した生徒を見送る喜び、誇らしい気持ちもある。
卒業式で生徒を送り出すクラス担任ってこういう心境なんだろうか。

受講生はこれから7月の国家試験に向け、最後の追い込みに入る。
みんなの前途が洋洋たるものになることを心から願っている。

日曜日といえばnoteも3本あげる日だから、この3か月はもう大変を通り越して息継ぎするのが精一杯なほどだった。
それがついに通常運転に戻り、他の仕事も入れられるようになる。
でもしばらくは…きっと通信講座ロスになるのだろう。
やっぱり淋しいや。

(2024/3/18記)

サポートなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!