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休刊日は昨日だけのはずだから

昨日、まいまいままさんがとても嬉しい記事をあげてくださった。
僕が始めた内職「添削サービス」の紹介だ。

「添削サービス」とは、僕がお客様の大切な原稿を預かって、あぁでもないこうでもないと添削するサービスのこと。
誤字脱字はないか、文法的におかしなところはないかチェックし、ここは文を入れ替えたら分かりやすくなりそうとか、このあたりごっそりいらんでしょうなどと指摘する。
元編集者たる僕の腕の見せどころ、だ。

まいまいままさんは、僕が「添削サービス」を試験的に始めた時、真っ先にご利用くださった記念すべき第一号の上得意様。
少し方向性に迷われていたので、預かった原稿を読み込み、部分的な修正や感想、助言を付けてお返ししたら、たいそう喜んでくださった。

それから少し日は経つにもかかわらず、その時の熱気そのままに昨日記事で紹介いただいたのだ。
こんなに生き生きと体験談を書いていただけるとは思っていなかったので、もう嬉しいやら、恥ずかしいやら、いや嬉しい。

けれど、一つ謝らなくてはならないことがある。
まいまいままさんのフォロワーの皆様、読者の皆様にだ。

まいまいままさんといえば、瞬きしていたら絶対見逃すような、家族の日常に潜む小さなおかしみを、目の細かい網ですくい上げる名手。
そしてそれを家族と同じ目線に立って楽しんだり張り合ったりして大きなおかしみに変え、不平はすべて「ちぇ」の一言で昇華する達人。
おそらく感度抜群のセンサーをどこか身体に装備され、笑いの壺をひそかに隠し持っておられるものと思われる。
そうでないとまいまいままさんの記事のおもしろさは説明がつかない。
朝、まいまいままさんの記事を読まなければ新しい一日が来たことを実感できない人も多いはずだ。

なのに。
昨日は僕のサービスを紹介することに一回分を費やされた。
僕としては小躍りするほど嬉しかったその記事も、まいまいままさんのフォロワーさんからしたら、何これ…だったかもしれない。
毎朝楽しみにしてるあれ! あれ?――朝刊を取りに玄関に行って、今日休刊日やんか…と急に手持ち無沙汰になる感覚といっしょだったに違いない。

いや、本当に申し訳ないと思う。
この場を借りてお詫びしたい。
そしてそこまでして僕のサービスを紹介いただいたまいまいままさんには、ただただ感謝しかない。

まいまいままさんの綴るnoteを、笑いなしで読める人がいるならぜひ手を挙げてほしい。
そしてまいまいままさんのおもしろドタバタ劇をまだご覧になったことのない人がもしいたら、ぜひ今日から手に取ってみてほしい。
休刊日は昨日だけのはずだから。

(2022/8/9記)

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