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「起こっても少しは大丈夫」になった安心感はかなり大きい

注文していた電池が昨日届いた。

といっても乾電池の類いではない。
持ち運びのできるバッテリーだ。

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貯めておいた電力を非常時に使うために。

とはいえ停電時は使い切ったらそれまでだから、小型の太陽光パネルの購入も考えたが、自宅の日射角では効率よい発電は望めず結局購入しなかった。
それでは意味がないといえなくもないが、まずは平常時の電力を非常時に持ち越して使えるようになったのは大きな前進だ。

外観は炊飯器のようだが、まさにそのくらいのコンパクトサイズ。
充電容量は470Whで、ゼロから満充電するのにかかるのは8時間ほど。
ひとたび満タンにすると1年後でも7割ほどは残っているという。

電気が苦手な電気工学科卒が解説する電気のイロハ
Wh(ワットアワー):電気がする仕事(電力量)の単位。
たとえば470Wの家電を1時間使えば470Whの電力量を消費したことになる。
235Wの家電を2時間使っても470Wh。
1Wh=60Wm=3600Ws。

470Whというとスマホが40回くらい充電できるので、ひとまずは安心だ。
家族5人なら1人8回だから、2日に1回充電するとしても、16日間は連絡を取り、情報を得ることができる。

出力端子も
・USB-Aが3ポート(うち1ポートはQuickCharge対応)
・USB-Cが1ポート(PD60W対応)
・AC(通常のコンセント)が2口
・シガーソケット(車載家電用)が1口
・DC(直流12V)が1口
が揃っていて、対応力は十分だ。

ACコンセントがあるなら電気ケトルなども使えると災害時には便利だが、出力は300Wまでなので使えず、あくまで情報源の確保用と割りきった。
家にあるテレビは150Wほどなので、3時間ほどは視聴可能。

車載用の小型冷蔵庫なら6時間ほど使えるし、キャンプなどに持っていけばBBQの食材や飲料を冷やすのにきっと重宝するだろう。
でもうちはそんなアウトドア派でもないし、あくまで非常用だから、正直出番は少ないかもしれない。
それでも非常事態が「起こったらアウト」から「起こっても少しは大丈夫」になった安心感はかなり大きい。

届いた時点で50%ほど充電がされていたので、これは電気のプレゼントとしてありがたくスマホの充電に使わせてもらっている。
あと20回ほどは充電できる計算だ。

(2022/5/4記)

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