ヴィオラ奏者、ヴァイオリンを弾く(2)
ぼやき
音が細かい
楽器が小さい
指の間隔が狭いから、手が疲れる
音符多い
顎に音の振動伝わってこなくて物足りない
E線なんでこんなに音高いの
ポジション移動のやり方、不精できない
ていうか不精したら行き詰る
大雑把に動いたらすぐに別の音出ちゃう
音符の動き多いよ
ヴァイオリンとヴィオラ
上に記したように、練習2日目くらいまではヴィオラとのギャップに悩まされながら譜読みと練習を行っておりました。知っているつもりの曲でも、楽譜の景色が変わると印象がまるで変るものですね。
それが楽になったのは練習3日目。ふと気が付きました。「ヴィオラとヴァイオリンを同一線上に考えるから苦しむ羽目になるんじゃない?」と。
同じ弦楽器だけど
通常オーケストラで使用される弦楽器はヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスの4種類。ヴァイオリンとヴィオラは大きさが似ている上に(大雑把に言えば)構え方が一緒。音域が少し違うだけ。音を出しても、出した音域次第ではどっちがどっちだか判りません。そのためでしょう。音楽鑑賞教室などでヴィオラの楽器紹介を行う際、ヴァイオリンとの大きさ比較はほぼ確実に行われます。
そんな見た目だけはよく似ている楽器、ヴァイオリンとヴィオラ。ヴィオラ奏者として弾き心地の違いは解っていても、心のどこかで「延長線上にある楽器」として捉えていたのかもしれません。そこで、「ヴァイオリンとヴィオラは違う楽器である」と認識を改めることにしました。
違う楽器であると考えれば、少なくとも弾き心地のギャップに対する不満やストレスは受け入れることができます。受け入れることは対応することへの第一歩。
同一線上・延長線上にあるのではなく、現在は異なる線の上にある楽器であると考えたとき、ヴァイオリンという楽器を弾くことが急に楽になりました。
その3へ続く・・・?
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