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歴史 オリジナルの背景を知ること

 先日、「視力維持のための朝食レシピ」を紹介した。
これは、私のオリジナル作品で私の生活の都合を考慮して
いろんな工夫が入っている。
レシピと完成品を見て、見様見真似で作ったものではない。
このため、他の人が作ると、違った作品ができる。
 
つまり、この料理は私の都合と同じものを持っている人、
または、背景を理解している人だけが再現して、継続できる。
 
少し大げさだが、私の体は血流が遅いので、
血液がこってりにならないようにする工夫がいる。
このため「玉ねぎ」をなるべく料理に使うようにしている。
 
しかし、血流の良い人にとっては特に意味がない。
玉ねぎを豚肉に変えて、お餅を小麦粉に変えた方が
好みに合えば、「お好み焼き」になってしまう。
この進化を誰も止めることはできない。
 
 
前置きはこのぐらいにして、本題に入る。
前回紹介した「初期ヴァイオリン」は
この時代の人の都合から生まれたオリジナルなのだ。
私達が知らない良さがあったはず。


しかし、後世の人は、「初期ヴァイオリン」を見て真似て
歴史的な背景を置き去りに
どんどん都合を取り入れて、進化させた。
それが、「現代ヴァイオリン」である。
 
そして、「現代ヴァイオリン」は、
ほとんどが「お好み焼き」になってしまった。
しかし、美味しいから誰も疑問に思わない。
私も大阪府出身、「お好み焼き」は大好物で
体には「ごめん」と言いながら作って食べてしまう。
 
ヴァイオリンは300年間、進化することなく
完成した形でこの世に生まれたと言われている。
 
私はそうは思わない。
一人の優秀な作者の作品をあまりにもみんなが褒めるので、
その後の職人さんは、真似ることでしか
生きていけなかったのではないだろうか。
ほとんどの人が真似をしだした時から
進化は止まる。
 
時代を前に進めることができるのは、
オリジナルを生み出した作者、
または、その背景を理解したものに限られる。


ヴァイオリンの歴史は、今回で完結とします。
この後は、新作ヴァイオリンについてのお話を
させていただきます。


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