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イタリアの冬の飲み物

こんにちは。イタリアにあるシエナ大学(University of Siena)に交換留学中のカナです。今回の記事では、イタリアの冬の飲み物について紹介します。冬休みや年末年始にイタリアへ旅行する方も多いと思います。
今回の記事を読んで、冬のイタリア旅行がより一層楽しいものになれば幸いです。

今回紹介するイタリアの冬の飲みものはこちら。

  1. Vin Brulé

  2. Cioccolata Calda


Vin Brulé

Vin Brulé(ヴィンブルレー)とは、イタリアのホットワインのことです。ワインに砂糖やシナモン、リンゴやオレンジなどを入れて煮詰めたものです。砂糖が入っていますので、味はとても甘いです。Vin Bruléの主原料はワインですが、長時間煮詰められていますので、アルコールはほとんど抜けています。そのため、アルコールが苦手な人にもVin Bruléはおすすめです。

Vin Bruléが飲むことができる場所は、街で開かれているクリスマスマーケットです。価格は3~5ユーロ程度です。また、あまり多くはありませんが、Vin Bruléを販売しているBarもあります。12月になると、Vin Bruléを片手にクリスマスマーケットや街を歩いている人をたくさん見かけます。Vin Bruléを飲むと体がとても暖かくなりますので、冬のイタリアに来たらぜひ、Vin Bruléを飲みながらクリスマスマーケットや街を散策してみてください。


Cioccolata Calda

Cioccolata Calda(チョコラータ・カルダ)とは、イタリアのホットチョコレートのことです。味はとても甘く、濃厚で、まるで溶かしたチョコレートを飲んでいるかのような感覚です。とろみがあるため、カップに口を付けて飲むのではなく、スプーンですくって飲みます。Cioccolata CaldaはBarで飲むことができます。注文する際に必ず、Cioccolata Caldaの上にPanna(パンナ)を乗せるかどうか訊かれます。Pannaとはホイップクリームのことです。Cioccolata Caldaのみの価格は3ユーロ程度で、Pannaをのせるとそれに0.5~1ユーロ程度追加された価格になります。

ホットチョコレートはヨーロッパの冬の飲み物の定番ですが、国によって少しずつ特徴が異なります。イタリアのホットチョコレート、Cioccolata Caldaの場合、材料はチョコレートと牛乳、コーンスターチです。一方で、フランスのホットチョコレート、Chocolat chau(ショコラショー)の場合、チョコレートと牛乳(または生クリーム)、ココアパウダーから作られます。イタリアのCioccolata Caldaの場合、コーンスターチでとろみをつけますが、フランスのChocolat chauの場合、牛乳や生クリームでとろみをつけます。
このように、同じホットチョコレートでも、国によって材料や作り方が異なるため、ヨーロッパの他の国ですでにホットチョコレートを飲んだことがある人も、イタリアに来た際はぜひCioccolata Caldaを飲んでみてください。


最後に

イタリアと言えば、夏はジェラート、冬はVin BruléとCioccolata Caldaと言われるほど、今回紹介した二つの飲み物はイタリアの冬の定番です。
冬にイタリア旅行をする方はぜひ、今回紹介した飲み物を飲んでみてください。そのおいしさに、きっと感動します。

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