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ヒラメになるか鯛になるか〜組織のヒエラルキーはいつまで続く〜

こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。

多くの組織には、今でも目に見えないヒエラルキーがあると思います。

ヒエラルキーの上部にいる人間は権力があるので、上部の人間に嫌われないように行動するサラリーマンは多いのではないでしょうか。

かつては、上ばかり見ている社員のことを、ヒラメ社員なんて揶揄されていました。ヒラメは目が上を向いているからですね。

そりゃそうですよね、家族の生活かかっているのに。
嫌われてしまったばかりに遠くに転勤させられたら、たまったものじゃありません。嫌な仕事を押し付けられ、ウツになる人だっていることでしょう。

でも、だからといって、一生懸命ゴマ擦ったり、ご機嫌うかがいするのは、どうなのだろうと思います。

上の人間は上の人間で、自分の影響力が分かっていて、わがままを言ったり、自分の都合を押しつけたりします。
断れないの分かっていてやるのは、甘えとも言えますが、悪どいです。

競争社会は厳しいですね。。。

しかし、下の人間が上司に向かって怒って怒鳴るのは許されないのに、上司が部下を怒って怒鳴るのは、指導という名の元にまかり通ってしまいます。

鎌倉時代の御恩と奉公のような形態が、21世紀の現代まで脈々と受け継がれているのは、もしかしたら人間は自分で考えるより誰かに従う方が楽なのかもしれません。

自分で考えて行動したら、自分の責任が発生しますが、誰かに言われてやったとなれば、他人のせいに出来ます。

思考停止させた服従はラクなのです。かなり省エネです。

自分で責任取るより、怒鳴られている方がマシ、罵声の嵐は我慢していけば、そのうち消えると思っている人もいるかもしれません。

ハイハイって我慢して話を聞いていれば、そのうち機嫌も変わるだろう、そんなふうに思って、結局、今まで通りということは、よくある話だと思います。

一人ひとりが、自分の人生に責任を取って生きると決めたなら、おそらくヒラメ社員は撲滅され、みんながもっと暮らしやすい世の中になるのではないかなぁと思います。

新しい会社だったり、フラットな業界だったら、もっと違うのかもしれませんが、古くて運動部色が強い業界は、まだまだ縦社会な気がします。

ヒラメ社員を調べていたら、こんな記事を見つけました。


一部抜粋します。

今の日本的経営の仕組みの中で経営陣になった人が、この制度の最大の既得権者です。そういう人が、会社の人事を支配し、社員のモチベーションをコントロールしているわけです。上司が自分と同じタイプを引き上げるわけですから、日本的経営の自己強化が繰り返されることになります。言葉は悪いですが、「ごますり野郎」と「ヒラメくん」の無限のスケールダウンが続くわけです(笑)。若手や中堅には絶望が広がります。

上記リンク先より

人間、慣れている方が楽なので、わざわざ体制を壊すより前に倣えをしがちです。正義感や信念がなければ、渡り合おうなんて気も起きないでしょう。

それに、そんな気概が有る人は、さっさと辞めていくので、ヒラメの養殖場になってしまうのかもしれません。

ヒラメの中に鯛は暮らせないでしょうしね。
ヒラメも美味しいですが、やはり鯛にはかないません。



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