学生の頃、ロックミュージックが好きで、ギターを手にした。
当時、ロック界では、ビジュアル系バンドというのが流行していた。
XJAPAN、LUNASEA、ラルクアンシエル、黒夢、GLAYなどがそうだ。
私は、特にビジュアル系バンドにハマることはなかったが、あるいくつかのバンドには、テレビで演奏シーンを見て、釘付けになったことがある。
そのうちの一つが、BUCK-TICKだ。
とにかくボーカルがハンサムで、XJAPANのようにバンドメンバー全員が濃いメイクに派手な衣装でキメているわりに、キャッチーでポップなロックで、耳に残りやすい曲が多かった。
数あるかっこいい曲の中でも、特に私が好きな曲は『惡の華』だ。
刺々しい歌詞が、単調ではあるが妖艶なギターリフに乗って、耳に流れ込む。
学生時代の憧れが、少しずつ、遠のいて逝く。
ボーカリスト、櫻井敦司さんのご冥福を心よりお祈りします。
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