見出し画像

実用主義(プラグマティズム/pragmatism)

1 「観察・分析・評価」だけではなく「実用・活用・応用」も

 皆さん今晩は。
 本日は、哲学サイトの記事を投稿する予定でしたが、情報収集に分析している内に、様々な発見と新たな観点が生じたので、記事の整理と保存を行い、明後日に体系的に投稿することにしました。
 さて、今回の様々な発見と新たな観点について、ご紹介させて頂きます。

1.1 実用主義

プラグマティズム【pragmatism】 の解説
《行動を意味するギリシャ語prāgmaから》思考の意味や真偽を行動や生起した事象の成果により決定する考え方。19世紀後半の米国に生まれ、発展した反形而上学的傾向の哲学思想。

プラグマティズム(pragmatism)の意味 - goo国語辞書

プラグマティズム pragmatism
1870年代の初めアメリカの C.パースらを中心とする研究者グループによって展開された哲学的思想とその運動。ギリシア語のプラグマから発し,プラグマティズムとは,行動を人生の中心にすえ,思考,観念,信念は行動を指導すると同時に,逆に行動を通じて改造されるものであるとする。そして行動の最も洗練された典型的な形態を科学の実験に求め,その論理を哲学的諸問題の解決に応用しようとするもの。代表的哲学者は,パースをはじめ W.ジェームズ,J.デューイ。彼らの理論は,明治の頃日本に紹介されたが,特に第2次世界大戦後デューイの教育理論は,教育思想に大きな影響を与えた。

プラグマティズムとは - コトバンク (kotobank.jp)

1.2 実用主義の代表的な哲学者達の作品

「アメリカが生んだ最も多才で独創的な哲学者」と言われ,科学・論理学・哲学など多方面にわたって革新的な理論を展開したC.S.パース(1839-1914)の論文集.彼の思想の全容を窺わせて各方面に多大な影響を与えた連続講演の主要部分を再編成した.全宇宙の「連続性」の実在をテーマに,推論の分析と存在論的探究が示される.

プラグマティズムは、もっともアメリカ的なものの考え方であり、今日のアメリカ資本主義社会とその文化を築き上げてきた基調である。本書は、このような考え方を初めて体系づけ、ヨーロッパの伝統的な思考方法を打破した点で不朽の功績をもつ。アメリカ的なものの見かたの核心は、じつにこの一冊に圧縮されている。

学校とは暗記と試験にあけくれる受動的な学習の場ではなく、子供たちが自発的な社会生活を営む「小社会」でなければならない。このような観点からデューイ(1859‐1952)は、伝統的な学校教育に大胆な批判を加えた。自ら創始したシカゴ大学付属小学校での体験から生まれた本書が、戦後わが国の教育改革に及ぼした影響ははかり知れない。

1.3 実用主義と拙作について

 今現在、自分は以下の拙作を執筆するために、研究活動の準備をしております。

 さて、この拙作に限らず、自分の哲学の基礎にして基本にもなっている様々な書物の内の二つが、『大学』『中庸』です。

 自分の最初の作品にして、今後自分が生涯を掛けて創造していく哲学の基礎となった拙作『愛国心』に、決定的・絶大な影響を与えた書物です。

 この二つの書物の思想の要約すると、以下の通りとなります。

格致日新 かくちにっしん
物事の本質や真理を日々追究し続け、常に向上し続けること。
「格致」は「格物致知」を略した言葉で、物事の本質や真理を追い求めて、知識を高めること。
「日新」は毎日新たに向上し続けること。

「格致日新」(かくちにっしん)の意味 (jitenon.jp)

誠は天の道なり、これを誠にするは人の道なり
誠こそが、この宇宙を支配する原理であり、これを具体的に実現することが、人間の務めである)

誠は天の道なり、これを誠にするは人の道なりとは - コトバンク (kotobank.jp)

 この二つの書物には、思うに、形而上学と実学の両方を兼ね揃えた、極めて日常的でありながらも、極めて形而上学的な内容のある哲学書です。拙作もまた、それを批判的・発展的・独創的に学び受け継いでは、著述して完成させた次第です。

 さて、上記の拙作の哲学書も、また、再びかつ新しく『大学』・『中庸』を批判的・発展的・独創的に学び受け継いでは、著述して完成させて、極めて日常的でありながらも、極めて形而上学的な内容のある哲学書として著述して、完成させていくことを志しております。

 今回は、「格物致知」という『大学』の哲学用語を、「観察・分析・評価」だけではなく「実用・活用・応用」もある認識論へと再び発展させていこうと思います。

にんしき‐ろん【認識論】 の解説
《(ドイツ)Erkenntnistheorie》認識の起源・本質・方法・限界などについて考察する哲学の一部門。知識論。

認識論(にんしきろん)の意味 - goo国語辞書

かくぶつ-ちち【格物致知】
 物事の道理や本質を深く追求し理解して、知識や学問を深め得ること。
 『大学』から出た語で、大きく分けて二説ある。
 宋そうの朱熹しゅきは出典を「知を致いたすは物に格いたるに在り」と読んで、自己の知識を最大に広めるには、それぞれの客観的な事物に即してその道理を極めることが先決であると解釈する。
 一方、明みんの王守仁おうしゅじん(王陽明)は「知を致すは物を格ただすに在り」と読んで、生まれつき備わっている良知を明らかにして、天理を悟ることが、すなわち自己の意思が発現した日常の万事の善悪を正すことであると解釈している。他にも諸説ある。▽「致知格物ちちかくぶつ」ともいう。

1.4 重要な参考文献

 以上の理由から、参考になる哲学文献を探し回った結果、以下の書物が大変合うと思い、図書館から借りました。明日から熟読して、研究活動に努め励みます。

 認識の目的は真理ではなかった! 「認識論的多元主義」を標榜し、分析哲学そのものの転換を決定づけた画期的な名著、待望の邦訳。

 認識論では伝統的に真理や合理性を重視し、知識とは「真なる正当化された信念」であると位置づけてきた。本書はこの定義を根本から否定し、認識の目標は多様であり、そうした多様な目標にどれだけ役立っているかを評価軸とするプラグマティックな認識論を提唱する。分析哲学の古典的テーゼに無効を宣告した、現代哲学の最重要文献。

2 結語

 何度も何度も延期や改定を繰り返しておりますが、必ずや数多くの体系的な哲学ニュースを今週中に投稿いたします。宜しくお願い申し上げます。

ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。