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ベトナムの高齢化と介護について

はじめに

今回はベトナムの高齢化と介護の現状について簡単に紹介・考察していきます。

ベトナムの高齢化について

ベトナムと聞けば、なんとなく若い人が多いイメージがあると思います。テレビやSNSで見るベトナムの映像や、日本にやってきた技能実習生や特定技能の在留資格で働く人のイメージが強いのかもしれません。

このイメージは合っていて、ベトナムの平均年齢はなんと約31歳とされています。日本はというと、世界でトップクラスに高い約48歳となっています。

そんなベトナムで高齢化が進んでいる理由は主に2つあります。一つ目は、医療の発達を始めとする生活水準の向上です。2つ目は、ベトナムの出生率が最も高かった1960年代に生まれた方たちが、2020年代に60歳になるからです。

ベトナムは、実は2017年に「高齢化社会(高齢者の割合が7%以上)」になっています。

ベトナムの介護

ベトナムでは、結婚して子どもが生まれても親と3世代で住む、ということは珍しくありません。そのため、高齢者の介護も家族内で行うことが多いと言えます。

現在のベトナムでは、介護サービスは散在していて品質も一定しておらず、社会全体でみれば安定的に介護を供給できていないという未発達な状態にあります。

もちろん、老人ホームやデイサービスといった高齢者向けサービスだけでなく、社会全体がユニバーサルデザインを意識して変わっていく必要もあります。

 まとめ

ベトナムでは高齢化が進んでいる一方、介護サービスの供給や社会全体でのケアが不足しているため、これらの拡充は重要な社会課題です。ビジネスの観点からみれば、日本の介護企業の参入余地が大きいと言えるでしょう。日本式介護のベトナムでの提供だけでなく、介護人材の交流なども考えられます。

以下のリンク先でより詳細に解説しています。
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