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新しい、大きい、たくさん、は必要?

「もっと、ゆっくりでいい。朝夕の美しい時間は、波打ち際でただただ寄せては返す波を見る。そこには地球の歴史すべてがある。どこにいかなくても、何にならなくても、地球とつながって満たされているわたしがいる。」

#viehula !#ヴィフラ!
#海のある生活 #フラ#ハワイ#サスティナブル#sdgs#ソーシャルグッド
#thesenceofprimitive #nature#自然と暮らす

わたしたちはいつからか、いつも何かと競争をして、いつも何かの答えを求めるようになっていました。もっと遠くへ、もっと新しく大きなことを、もっとたくさんのものを。

物差しはいつでも、新しくて大きくてたくさんの物の方が良い、というものでした。

でも。今では当たり前のようなそんな価値観は、実はたったここ数十年、戦後の急速な欧米化の後に作られたものといわれています。

日本では1965年頃までは、「狐につままれる体験」を話す人が里山にいて、伝統と神話の中での古来からの暮らしが残っていたのだとか。(哲学者:内山節さん著書より)

今から70年前、1950年の世界人口は25億人でした。人類が誕生してから数万年かけて25億人になった人口は、その後たった70年間で急激に3倍に膨れ上がり77億人となりました。

世界的に見ても、この数十年間がどれだけ特殊なものだったのか、特殊なスピードでの環境変化だったのかがわかります。

70年というとだいたい3~4世代。おばあちゃんかひいおばちゃんの時代までは、何千年もの歴史の中でゆっくりと培われてきた自然と一体となって暮らす生き方があったのですね。

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ハワイでは250年前までは外界との接点がほとんどなく、文字も持たずに古来の文化がそのままに残されていました。

その後、急速な西洋化によって神話や祈りの中に生きる伝統的な生き方は否定され失われつつありましたが、1970年代に文化復興運動が起こり、hulaに象徴される古代ハワイアンの文化が暮らしの中に復活していきました。

自然と共に生きて、神や先祖、精霊たちの中でチャントと呼ばれる唄やhulaを踊りながら、ゆったりと生きていくこと。

一足早く取り戻したハワイアンたちのライフスタイルに見習いながら、おばあちゃんたちが、そのまたおばあちゃんたちから聞かされ、伝えられてきた物語を、わたしたちも取り戻していきたいですね。


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