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#40心の奥底で震えているのは・人生を語るフランス語

stand.fmで紹介した言葉と収録内容の概要です。
音声はこちらからどうぞ。 
https://stand.fm/channels/5fafb858c646546590cea001

Youtubeでもお聞きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=Kvyc6egH6gA

(写真はニースの街です。数年ぶりに訪れたニースの街は、色々整備されていて、この場所も新たにできたものです。散歩したり芝生の上でピクニックをしたり、水浴びもできるオリジナルな噴水スペースができていました。治安も以前より良くなっていることを肌で感じました。)

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Pour moi, la poésie n’est pas quelque chose de coupé de la vie.
Parfois, on a l’impression que c’est un autre monde.
Une évasion de quelque chose qui se passe ailleurs.

Pour moi,  ça se passe vraiment dans la réalité d’aujourd’hui.

Elle fait partie de la vie d’aujourd’hui comme la vie même.
Je crois que les choses essentielles comme la vie, la mort, l’amour, la poésie,
sont des choses qui ne sont pas facilement définissables, mais qui sont évidentes que chacun de nous vit, chacun de nous connaît au fond de nous-mêmes, si nous arrivons à nous mettre des questions, à nous mettre en face de nous- mêmes.

Donc pour moi, c’est la pleine réalité.
C’est la réalité qui comprend l’existence.
C’est cette essence de vie qui frémit au fond de nous.

私にとって、詩は日常と切り離されているものではありません。
詩は別世界のもの、という印象を受けることもあります。何かからの逃避で、どこか他の場所での話しだと。

私にとっては、今日のこの現実での実際のことです。

詩は日常の一部です。まるで人生のように。
人生や、死や、愛や、詩など、とても本質的なこと、簡単に定義できないけれど、私達だれもがそれを体験し、心の奥底で知っているのは明らかです。
自分自身に問いかけをし、自分自身と向き合うことができていれば。

なので、詩は私にとって完全な現実です。
詩はある存在を含む現実です。
その存在とは私たちの心の奥底で震えている人生の真髄です。

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3回に渡ってご紹介してきた、アンドレ・シェディッド(Andrée Chedid )が、詩について語っているインタビューの最後の部分です。

インタビューを初めて聞いた時に、この最後の部分の彼女の言葉の使い方、表現の仕方に、強い印象を受けました。
特に、l’essence de vie qui frémit au fond de nous 私たちの心の奥底で震えている人生の真髄、という、この美しくてかつ的確な表現に心を打たれました。

この言葉を含む最後の3つのフレーズ、理解して訳すのに少し苦労しました。私なりの解釈で、この訳が正解であると言い切れないことをお伝えしておきますね。

stand fmとnoteを始めて、10ヶ月が経ちました。
過去の記事を振り返ると、映画や、詩や、ヨガの考え方にまつわるものが多いことに気が付きました。

noteで、それぞれのジャンルの記事をまとめて読めるようにしたいと思っています。
まず、映画の記事を「autour de cinema・映画にまつわる記事」というタイトルで、まとめました。
同じように、詩とヨガについてもまとめていきたいと思っています。







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