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#34 仕事とパッション・人生を語るフランス語

stand.fmで紹介した言葉と収録内容の概要です。
音声はこちらからどうぞ。 
https://stand.fm/channels/5fafb858c646546590cea001

YouTubeでもお聞きいただけます。

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Christophe m’a tranmis sa passion.
Du coup, mon rôle dans l’histoire, c’est de transmettre mon savoir à ces jeunes.
J’ai pu lui voler plein d’expressions et de mots.
Quand il vous explique comment éplucher une carotte, il y a toute la poésie qu’un chef peut avoir.
L'intérêt, c'était aussi de lui voler plein de petites choses pour pouvoir les remettre dans le film.

クリストフは、私に、シェフとしての情熱を伝えました。
映画のストーリーでの私の役は、若者たちに、自分が持っている料理についての知識を伝えることだったので、クリストフから沢山のボキャブラリーや表現を盗むことができました。
ニンジンの皮を剥くことを説明するときも、そこには、とても詩的なシェフの表現があるのです。
大切なのは、そんな小さなことを沢山彼から盗みとって、映画にすべて注ぎこむことでした。

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これは、現在フランスで公開中の映画「La Brigade 」の主役を演じたオードリー・ラミーさんのインタビューの言葉です。
クリストフさんは、パリの有名レストラン、「アピシウス」のシェフの一人です。

役作りのために、「アピシウス」の厨房で、5か月間料理の世界を体験しながら、実際に料理の技術を学んだオードリーさん。
クリストフさんは、5か月間の研修だけではなく、映画の撮影中も、料理がメインとなる大切なシーンではオードリーさんの指導をしたのですが、その間体験したことをオードリーさんが語っています。

彼女の役は、華やかな有名レストランで、セカンド・シェフをしていたキャシー。同僚との衝突や自分の意見が通らず、職場を去ります。

新たな職場を求めて、シェフ募集の案内に応募すると、そこは身寄りのない未成年の移民の若者達を受け入れている施設の食堂。

身寄りのない移民の若者たちが、成人後、フランスで生きていくためには、なんらかの資格と仕事が滞在許可証のために必用です。
彼らが料理人としての資格がとれるように、料理を教える人を探していたのです。
施設の食堂で彼女は若者達に料理を教え始めます。

経験も、完璧なフランス語力もないけれど、やる気だけはある若者たちと、高級レストランのシェフの座を去り、ゼロからの出発を始めるキャシーとのバトルと交流。
実話をもとに作られた映画です。
映画の予告編を見ただけでも、彼女の最初の絶望とその後の奮闘ぶり、そして若者たちとの間に生まれていく信頼関係が感じられ、とても観たくなりました。
オードリーさんは、料理の世界を体験して、こう言っています。

"C'est des métiers de passion,
C’est des métiers où tu es obligé d’être 300%."

「情熱の仕事であり、300%出し切る必要がある職業です。」

このインタビューを聞いて、私は、クリストフさんをはじめ、シェフ達の情熱と、オードリーさんの女優の仕事へのパッションをそれぞれ感じました。

情熱を持ってに望める仕事に出会えることは幸せですよね。

インタビューの動画には、フランス語の字幕がついているので、フランス語を勉強されている方、よかったら聞き取りにトライしてみてくださいね。

この映画について、「フランスのニュースから #26 」でもご紹介したのですが、オードリーさんのインタビューで語っていることも詳しくご紹介したくなり、「人生を語るフランス語」でも取り上げさせてもらいました。

映画の予告編はこちらからどうぞ。


主演のオードレー・ラミー(Audrey Lamy)さんのインタビュー動画です。
ここから言葉をピックアップしました。

この映画を紹介したnoteの 記事です。

映画についてのフランスのメディアの記事はこちらからどうぞ




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