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主婦目線、賃貸物件の探し方

子供の頃から間取りを見るのが大好きです。その頃は、まさか自分が将来図面を書く仕事をするなんて思ってもみませんでしたが、ワクワクしながら間取りの出ている広告を集めたり、自分の理想の家を考えたりしていました。

ある時新聞広告の中からそれを見つけました。広い庭がある大きな家のパースで表面は洋風の家、裏面は和風の家が描かれています。その絵が何だか気になり、それでいて大好きで長い間広告は取ってありました。思えば今現在思い描く理想の家の規模というものが、その時のパースを基準に考えているような気がします。その後高校のインテリア科を卒業して設計の仕事をするようになり、その会社には10年近く在籍することになります。ある時会社の書庫を整理していると、見覚えのある広告を見つけました。子供の頃大好きだったあのパースの広告が、そこに束になって置かれていました。そう、昔好きだった広告の会社に知らないうちに就職していたのです。

私は生まれてから今までに9回の引越しをしています。それらは全部大人になって結婚してから経験しました。近場での引っ越しや県を跨いだ大規模な引っ越し、期間や理由も様々ですが基本的には回数を重ねるごとに家のグレードが上がっています。今までの引っ越しのほとんどが、私が長い期間をかけてネットで探した物件です。本当は不動産屋に出向いた方が良い物件を紹介してもらえるのでしょうが、自宅で子育ての合間にゆっくり探す方法で楽しみながらやってきました。そんな、物件見るの大好きな私が賃貸物件を見るときにこだわっている内容をまとめてみました。あくまでもプロ目線ではなくて主婦目線なので、気軽に読んでもらえたらと思います。


場所(エリア)

近場での引っ越し → 子供が通っている小学校の校区内で探します。
県外への引っ越し → 主人の会社から半径○km以内と決めて、その範囲内でグーグルマップと照らし合わせながら探します。ここで気をつけたいのが物件から学校までの距離です。福岡に初めて引っ越してくるとき家からそれほど遠くないところに小中学校があったので安心していたのですが、そこはじつは違う区の学校で通うことができませんでした。実際に通った学校は小学校も中学校もとても遠くて、部活を頑張っていた次女は朝練もあり、ちょっとかわいそうだなと思っていました。田舎から出てくる場合「○○区」というのは馴染みがありませんが、小中学校がどこになるのかはしっかりチェックが必要です。

家賃・敷金・礼金

これに関しては、私から言えることはありません。我が家は主人が家計を握っていて全部お任せなので、主人が決めた家賃の範囲内で探しました。

戸建てかマンションか

じつは出身が富山県です。富山は持ち家率が全国1位でマンションもあまりありません。当然私もずっと戸建てに住んできたので戸建ての方が好きです。主人の方は、富山なのに私と結婚するまで戸建てに住んだことがなかったので、戸建てへの憧れを持っています。したがって2人とも戸建てへの拘りが強く、可能な限り戸建てで探します。ただ、今住んでいるところで戸建てはなかなかないので、初めてのマンション暮らしをしています。

間取り

最も大切なことのひとつが間取りです。私が最低限欲しいのは「夫婦の寝室+人数分の子供部屋+LDK」です。今は主人と次女三女の4人で住んでいますから、3LDKが最低ラインです。うちの子はみんな女の子ですが、年齢が離れているので同じ部屋にするという選択肢はありません。それに私自身が子供の頃ひとり部屋にとても憧れていたので、子供たちにはちゃんと個室を持たせてやりたいのです。そしてできればそれは、洋室がいいと思っています。
私の子供の頃の部屋の話↓↓↓

それをクリアしたうえで可能ならもうひと部屋欲しいと思っています。これは今まで主人には言わずに操作してきたことなのですが、自分の書斎というか仕事部屋が自宅に欲しいのです。会社を辞めて自分で何か始めて成功しようというのをずっと考えてきたのですが、そのための基地です。自分のデスクと本棚と、真ん中には大きな作業台が必要です。今住んでいるマンションは、まんまと4LDKにしてひと部屋を書斎のようにしました。デスクは2つ置いてあります。それらは全て私の希望でそうしてきたのだけど、おかげで最近のリモートワークにいち早く対応することができて主人の方が助かっていると思います。

あわよくばLDKも広ければ広いほどいいなぁと思います。田舎者なので、広い家が好きなのです。でもそこの優先順位を高くするのは単なるわがままだと思うので、今は我慢の子です。

そしてこれもできればなのですが、各個室にクローゼットがあれば嬉しいです。

駅徒歩

自分が普段車で動いているので駅までの距離はそれほどこだわっていませんが、飲み会時や子供の学校のことを考えると徒歩20分以内ならいいなと思います。

築年数

私は中古や古いものが苦手なので、できるだけ新しい方がいいです。でも新しい家ほど賃料も高くなるので多少は目を瞑らなくてはいけないと思っています。ではどこまでを良しとするのかということですが、実際に内覧したときに嫌な感じがしないかということを身をもって判断する必要があります。県外の場合それは難しくなるのですが、比較的新しい家だったので問題ありませんでした。

こだわり条件
駐車場2台

これも間取りと同じように最重要条件となります。近隣も含めて駐車場は2台分必要になります。そもそも福岡の街中で車を2台所有している家の方が少ないと思うのですが、主人が足に障害を持っているので移動は常に自家用車を使っています。そして買い物や子供の送迎など家の用事は私がするので車はどうしても2台必要になってきます。

こだわり条件を入力するときにあまり多くの項目をチェックしてしまうと条件に当てはまる物件が極端に少ないという結果になってしまいます。例えばバストイレ別がいいと考えていても、ファミリー向けの物件だとほとんどがそのように作られているのでここでチェックする必要はありません。そういった考えから私は「駐車場有り」だけをチェックするようにしています。

浴室乾燥機・追い焚き機能・食器洗浄機・温水洗浄便座

これらは可能なら欲しいところですが、なくても生活することはできます。温水洗浄便座は今や生活に必須ですが、後付けすることも可能です。追い焚き機能と食洗機は前住んでいた家には付いていたけど、今の家にはありません。最初は多少の不便も感じましたが、慣れると案外大丈夫なものです。
ただ浴室乾燥機は注意が必要です。内覧などを利用して、住んだ場合洗濯物をどこに干すのか晴れの場合、雨の場合、また生活様式によっては夜間干す場合などもしっかりイメージしておくことが大切です。今住んでいるマンションは物干し台付きのベランダ浴室乾燥機が付いていて、リビングの天井からも物干し竿が下がっています。なのでどの天気にも対応できますが、景観を考えてリビングには干さないようにしています。

その他

それ以外でチェックしておきたいのは上にも書いた通り、小中学校までの距離ですね。


内覧

現場を実際に見たときにいちばん気になるのが「水回りがきれいか」ということです。水回りは食や衛生に関わる部分なので、汚いと生理的に受け付けることができなくなります。そうなってくると住むこともできないので水回りは自分の許せる範囲できれいかどうかということが大事になってきます。そこがきちんとしていたら多少古い物件でも問題なく住むことができると思います。その際、物干し場のチェックも忘れずに。

そして先にも書きましたが、その家にいて嫌な感じはしないかということも大切なポイントです。

あと治安や隣家のことなども知ることができればベストだと思います。


以上、私の経験から考えたことを書いてみました。

新たな家に引っ越すのはとてもワクワクするし断捨離をするチャンスでもあります。皆さんがよい環境で素敵な生活を送ることができるように祈っております。

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