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価値観の違い。

2週間ほど、友達が自分の家に泊まっていて、そこで感じた、価値観の違いは大きいということ。
でも、最近の旅行を通して、フランス語で会話する楽しさと、理解し合える喜びも感じた。

人と暮らすということ。

友達が家を見つけるまでの2週間、私の今の家、ロフト付きワンルームで共同生活。

最初の1週間くらいは、大丈夫だった。笑

でも、だんだんと、自分のリズムが崩されたり、いろんな物の使い方が気になり初めて、そこからはもう、ストレス。

ベットはヨーロッパサイズで、ダブルくらいの大きさがあるんだけど、安いベットだから、やっぱり2人で寝るとなると、振動とか距離感とか、気にしてしまう。

友達が自分と同じリズムで生活するわけでもないし、自分が夜バイトしていて、自分1人の時間を十分に持つこともできず、だんだんイライラを態度に出してしまうこともあった。

相手もそれを感じて、逆に怒ってたり、気遣ったりしてくれてたのだけど。

やっぱり、育ってきた環境が大きく違えば、
相手を気づかうところも、自由にするところも違う。
文化の違いって、こんなにも大きいのか。
もっと、自分は違う文化を受け入れられると思っていた。

相手に対するストレスと心狭いのかなぁという自己嫌悪で、もう爆発寸前だった。

そこから、自分は他人と暮らすことに向いていないのかとか、やっぱり文化の違いが大きいと生活を共にするのは難しいのかとか、
考えがぐるぐると止まらなくて。

国際結婚にも憧れを持てなくなった。笑

ひとり旅で感じたこと。

それから、モヤモヤ晴らしに、ちょうどバカンスもあって、1人旅行を決行。

とはいっても、旅先に住む友達の家に泊まらせてもらって。

ルームシェアの大きな家で、友達の他に3人住んでいて、行くのは今回で2回目。

やっぱり人によって、掃除の度合いって違うから、特にキッチンを見て、やっぱりルームシェアには戻れないなぁ。。。
と、改めて思ってしまったのだけど。

旅の中で、拙いフランス語ながらも、日常会話は困らなくて、友達はもちろん、カーヴでワインを買う時も、話がわかったり、ちゃんとキャッチボールが出来たりすると、やっぱり楽しい。

細かいところはわからなくても、一緒に笑い合えたり、真剣な話でも、単語を噛み砕きながら、こんなに話せて、こんなに理解できたらいいんじゃないのか。

重要なのは、他人の価値観を丸ごと受け入れるんじゃなくて、
自分の価値観にそのまま当てはめるんじゃなくて、
お互いに少しづつ理解することであって、
私が自分の価値観を大分に曲げる必要もなければ、相手にそれを強要する必要もない。

もちろん、リミットはあるし、理解できないことだってあるし、お互いの歩み寄りが必要。

でも、せっかく、いろんな国の人と、いろんな文化の違いを、価値観の違いを感じながら、
会話できることが、意思疎通ができることが、
こんなにも楽しいと知れたのに、
楽しまないともったいない!
この繋がりを無くしたくない!

と、改めて思い直して。
もっといろんな人と出会いたい、話したい、
という思いを改めて持てたことは、
今回の旅の大きな意義にもなった。

でも、さらにいえば、
国際結婚した場合、その子どもの言語能力はどうなるのか。
というのを、そんな予定もないのに考えてしまっていたのだけど。

どんなことにも、プラス面もマイナス面もある。
自分が何を選択して、なにを捨てるのか。
全部持とうなんて、強欲でおこがましい。

結局、なるようになるよね。笑笑



写真は、リヨンの美術館で見た、フランスの画家、David-Eugène Girinの作品、Ciel sur la Dombes。

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