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映えないところにもお宝はある

毎年この季節になると、住んでいるマンションの周りが埋め尽くされると言っていいくらいドクダミが咲くのですが、今年はじめて八重のドクダミを見つけました。

八重があるなんて知らなかったので、びっくり。
でも葉っぱの形も似ているし、ふつうのドクダミの隣の少しのスペースに八重だけが咲いているところがありました。

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もともとドクダミはけっこう好きです。
とにかく葉っぱの形がいい。
葉のつき方も絵になるし、花や、花びらに見える総苞片の形も好きです。
たまに、赤が混ざった斑ら模様の葉っぱを見ることもある。

どんどん増えるので厄介な雑草と見なされがちですが、薬草でもありますよね。
ドクダミ茶、は飲んだことはありませんが。


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八重かわいい。花がいくつか連なって咲いていたりします。

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道端の、いわゆる雑草がわさわさ咲いているようなところをよく見ると、小さなお宝が見つかることがよくあります。

よく見るとちっこくてかわいい花だったり、きれいな形の葉っぱだったり、ヘクソカズラの実を見つけた時は、くるくるの蔓をそっとほどいて家に持って帰り、ちいさな器と一緒に写真を撮ったりしました。

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誰が見ても映えるものを撮るのも楽しいけど、人があまり目を向けないところから、いいものを取り出してくるのが写真の楽しさでもあります。

昔、もっともっと真面目に(笑)写真のことを考えていたころ、
撮ることは分かち合うこと、だと考えていました。
シェア、という言葉がまだない頃。

こんないいものがあったよ! こんなもの見つけたよ!
と、自分が見たものを誰かと分かち合うことが、自分の写真だと思っていましたね。

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最近はもう、そんなに真面目に写真のことを語ることも、考えることも、なくなりました。

気持ちよく撮れれば、なんでもいい。

そんな感じです。


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