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『クリスマスを待つあいだ』

2004年12月。アドヴェント(待降節)のオーストリアを旅しました。
16年も経ってしまったということに、あらためて驚きます。

ヨーロッパには春に行くことがほとんどで、秋に一度だけ。冬に訪れたことはありませんでした。

クリスマスの空気、クリスマスマーケットのある情景を撮影したくて、行ったことのないオーストリアを旅しました。その時の写真と、クリスマスと旅についてのエッセイを2014年にzine(リトルプレス)にまとめました。

2018年に改訂版を作り、いまもminne等で販売しています。

子供のころの思い出のおかげか、自分にとっての「クリスマス」のイメージはあたたかい記憶に包まれていて、そのことはとても幸せなことだと思っています。

もはやクリスマスが何の日なのか考える日本人は、クリスチャン以外にほとんどいないと思いますが、本来キリストの誕生日ではありません。

キリスト教が広まる以前の古代ローマで、冬至にあたる12月25日に太陽神ミトラの祭り「勝利者なる太陽の誕生日」が行われていました。

「万物が枯れ果て、闇の時間が一年で最も長い冬至を境に日が長くなり、死から再生へと移り変わるとき。クリスマスは、光が勝利する喜びの祝祭です。」

と、自分でzineにまとめておいて、今読んで「へー」と思っています(笑)。
もちろん、クリスマスという言葉はキリスト教の呼び名ですが。

ご興味ある方は、minne  でご覧になってください。


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