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書評およびブックリスト

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読んだ本についての感想、あるいは書評や、おすすめの本などをまとめたマガジンです
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記事一覧

ある対話(関西弁)――2023年に読んだ本

※昨年 A:2023年ももう終わってもうたやん。えらい早かったな B:年取ると時間の流れが早く…

武久真士
4か月前
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ある対話―2022年読んだ本たち

A:2022年も終わっちまったな。早いものだ B:ほんとうに。年々時間が流れるのが早くなる気が…

武久真士
1年前
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井伏鱒二をのんびりと読む

井伏鱒二の小説には、のんびりとしたユーモアがあると思う。 井伏の小説で一番読まれているの…

武久真士
1年前
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ジュディス・バトラー『アセンブリ』論

前回の記事では、ジュディス・バトラーの『アセンブリ』の概要を記した。もう一度要点を述べて…

武久真士
3年前
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ジュディス・バトラー『アセンブリ:行為遂行性・複数性・政治』

ジュディス・バトラー著/ 佐藤嘉幸、清水知子訳『アセンブリ』(青土社、2018年、税込み2800…

武久真士
3年前
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2020年の本棚

そろそろ年の瀬なので、今年読んだ本をまとめようと思います。 思いついた順に、読んでよかっ…

武久真士
3年前
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『ライティングの哲学』――「書くこと」について考えるときに僕が語ること

国語の問題、勉強しなくても感覚で解けるわっていう人、クラスに一人はいませんでしたか?あるいは、みなさんもそのタイプだったかもしれません。 でも、そういう人って、8割の文章はうまく解けても、たまに「合わない」文章が出てきたときめちゃくちゃコケるんですよね。なぜ分かるか?僕もそのタイプだったからです。 どうしてそんなことになるのかというと、要するに解くことが「技術」化されていないからです。感覚でだいたい解ける。でも感覚が合わない問題はダメ。では、もし自分が人生で大切な試験を受

ブックガイド村上春樹:『ノルウェイの森』から入るな

小説をこれから読もう!と決意した人が最初に手に取る本はなんでしょうか。夏目漱石?芥川龍之…

武久真士
2年前
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2021年の本棚―去年読んでよかった本たち

去年、「2020年の本棚」という題で、2020年に読んでよかった本を12冊ピックアップした紹介記事…

武久真士
2年前
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綿野恵太『みんな政治でバカになる』――バカな人からドヂな人になる

本記事は、2021年9月に晶文社から出版された綿野恵太『みんな政治でバカになる』についての書…

武久真士
2年前
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上野千鶴子『家父長制と資本制』:家事労働と再生産労働について

理論を知らなくてはならない本記事は上野千鶴子『家父長制と資本制』の解説を行う記事である。…

武久真士
1年前
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