6月の読了
試験勉強で燃え尽きて、なかなか活字に向き合えなかった6月。3冊ご紹介。
しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方
HSPや自己肯定感系の本はたくさん読んできたけど、自分の中で最も共感できて最も優しい。(あてはまりすぎて、読みながらうるうるするページがたくさんあった)
読み手の感情を肯定して認めて、「ここまで頑張ってきましたね」と語りかけてくれる文章がとても好きでした。やさしく諭してくれるたぬきちゃんがかわいい。
Kindle Unlimitedなのが驚き。読み終えたけど、ずっとライブラリにいてほしい一冊。
運転者
高評価すぎてビビるかもしれないけど、よくある成功小説の類か・・・となるかもしれないけど、一度読んでみてほしい一冊。
(「運を上げる」とかいうスピリチュアル系ではないのでご安心を。)
ごりごりのフィクションだけど、この運転者さんの話す言葉がまあ刺さる。
例えばついてないな、と思うことがあったり期待した結果にならなかったときがあっても「運貯まった、よしよし」と思い込むだけでもだいぶ心の持ちようが変わる。そうすると嫌なことは良いことの伏線だと思えて不機嫌になることを食い止められる。
自分の機嫌を守るハックのひとつとして持っておくといいなと思います。
戦争は女の顔をしていない1
第二次世界大戦でのソ連の従軍女性への聞き取りを元にした原作が漫画化された作品。
女性にとっての戦争と聞くと戦地からは離れた場所での生活を想像するけど、当時のソ連では多くの女性が「兵士」として戦争に参加したことを「同志少女よ、敵を撃て」で知った。
こういう状況下でも「女性としての尊厳」を忘れないでいることの大切さと難しさを思い知らされたな。
自慢の長いおさげを泣きながらみんなで切りあったこと、男物の下着しか支給されなかったこと、経血を流しながら進軍したこと、それでもどうにかきれいでいたいのだと冷たい池に入って泥水で流したこと。
実話として語られているあらゆることに胸がつまった。
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