Vermilion(バーミリ)

未来を担う子どもたちに、最新技術と言語活動をつなぐ!を実践中(NFTで卒業制作、クリプ…

Vermilion(バーミリ)

未来を担う子どもたちに、最新技術と言語活動をつなぐ!を実践中(NFTで卒業制作、クリプト講演会の企画、AI・WEB3の国語授業など)。民間企業経由の中高一貫校の教員です。明るく!楽しく!がモットー。最新技術と教育について、考えたことを発信しています。

最近の記事

#208 変化を嫌う日本人について

かつて、安倍晋三元総理が日本人について、 「起こそうとする変化には常に反対するが、 変化が始まってしまえば、 反対意見はすぐになくなってしまう」と評していました。 確かに日本人は、 どんなものにも変化を嫌う傾向があるようです。 例えば、神宮外苑の再整備問題。 そもそも、外苑はもちろんのこと、 内苑の森についても、 当時の環境変化に合わせ、 人工的に整備された緑です。 社会の変化や環境の変化に合わせ、 改めて、人工的な整備を行うのは、 あるべき姿であると考えます。

    • #207 トランプ氏への銃撃事件が残したもの

      1 大統領選挙について 年末のアメリカ合衆国大統領選挙から 目が離せません。 トランプ大統領が誕生すれば、 自国の利益を第一に考える政策を強行するでしょうから、 ウクライナへの支援はもちろんのこと、 台湾情勢への干渉も取りやめる可能性があります。 これは、 ロシアにとっても中国にとっても 好ましい事態です。 日本としては何とかして避けたい。 だからと言って、 バイデン大統領が続投できるかどうかも疑問です。 つい先日も、 腹心のハリス副大統領の名前を呼び間違えました

      • #206 無駄な会議を減らす、シンプルな解決策

        それは、提案方式を選択することです。 昨日、初めて委員として関わった校内会議。 変わっても変わらなくても、 大きな問題のない議案について、 延々1時間も会議をしていました…。 学校の会議にありがちな、 大きな問題点。 それは、何でもかんでも 「オプトイン方式」の会議を行いたがることです。 全員が顔を合わせ、 納得のいくまで意見を出し合い、 より良い解決策を決定する。 議案が明らかな問題点を抱えていて、 完全に意見が割れそうなものであれば、 取り入れるべき方式です。

        • #205 日本の教育には、取捨選択が必要である

          教員の勤務時間について、 明らかにおかしな点が3つあります。 1つ目は、 勤務時間開始前に設定されている、 生徒活動の時間。 2つ目は、 給食指導中に設定されている、 教員の休憩時間。 3つ目は、 勤務時間終了後に設定されている、 生徒の完全下校時刻。 生徒が学校にいる限り、 目を離すことはできないわけですから、 勤務時間開始前の仕事が強要され、 休憩時間は取れないことが前提で、 勤務時間終了後の仕事も強要されているのです。 昨今話題になっている、 教員特別手当の増

        #208 変化を嫌う日本人について

          #204 オリエンタルランドの拡大戦略の巧みさ

          東京ディズニーランドが、 クルーズ船事業に乗り出すそうです。 詳細はわかりませんが、 間違いなく大ヒットするでしょう。 なぜなら、クルーズ船も東京ディズニーランドも、 「非日常的な環境を楽しむ」という面で 目的を共有しているからです。 大きな相乗効果を生み出すこと間違いなしです。 今までクルーズ船事業と言うと、 豪華寝台列車への人気にもみられるように、 富裕層や、高齢者の方が 利用する機会が多かったと思います。 この取り組みによって、 若い方の利用はもちろんのこと、

          #204 オリエンタルランドの拡大戦略の巧みさ

          #203 幸福度を上げるためのシンプルな方法

          答えはシンプルで、 オリジナルの意見を持つことだと考えています。 日本は過度な競争社会です。 良い学校に入り、 大きな会社に入るために、 「競争に勝たなければならない」という 高度経済成長期から バブル崩壊までの考え方の名残が、 未だに尾を引いています。 敗れた者はもちろんのこと、 勝ったはずの者たちも、 際限なく上を望んで疲弊していく。 これでは、幸福になれる者は、 ほんの一握りしか出てきません。 では、日本人はどうすれば もっと幸福になれるのでしょうか。 答え

          #203 幸福度を上げるためのシンプルな方法

          #202 「デメリットがあるから切り捨てる」でよいのか?

          佐々木俊尚さんの、 「頭の射程をのばす」 というお考えに、 深く同意いたします。 何事も効率が求められる世の中です。 無駄を省くという考えには賛成ですが、 デメリットがあるから、 安易に切り捨てるという考えには反対です。 古いモノ、新しいモノに限らず、 「デメリットがあるから 切り捨てる」という考えでは、 見落とされてしまう 大切な要素が多くあるからです。 例えば、新聞は情報量が限られ、 各社のポジションが 色濃く表れてしまうという、 デメリットを持ったメディアですが

          #202 「デメリットがあるから切り捨てる」でよいのか?

          #201 コミュニケーションで一番大切なこと

          巷を見渡せば、 コミュニケーションスキルを向上させるための ハウツー本にあふれています。 でも、コミュニケーションで一番大切なことは、 とてもシンプルです。 それは、「深く」頷くことです。 なぜなら、コミュニケーションとは、 相手との意思疎通を目的とするもの。 ノンバーバルの「頷く」という行為は、 双方の安心感を高める、 最も基本的かつ効果的な手段だからです。 「深く」頷くためには、 大前提として、 相手の話を傾聴しなければならず、 これがシンプルながらに難しい。

          #201 コミュニケーションで一番大切なこと

          #200 クレジットカードの不正利用被害に遭いました

          前澤さん、堀江さんをはじめとした、 有名人のアカウントを模した、 SNSでの詐欺広告被害が増え、 訴訟問題にもなっている昨今。 欧州に比べて、 日本での被害が多いのは、 取り締まりがゆるい証拠なのです。 クレジットカードの不正利用被害額も増え、 2014年に100億円程度だった被害額が、 23年には過去最大の 541億円に上ったことが報告されています。 前年度比でも100億円程度増えており、 事態の深刻さを鑑みて、 政府も本腰を入れて対策をはじめたようです。 僕も先日

          #200 クレジットカードの不正利用被害に遭いました

          #199 計画と無計画(ハイブリッドに生きよう!)

          僕は予定を固めないソロ旅が好きです。 予期せぬ出会いがあるからです。 確かに、かっちりと計画する旅に比べて、 突発的なトラブルは増えるけれど、 臨機応変に対応する力が磨かれるし、 ネットの情報では見つからない、 新たな出会いが生まれる可能性があります。 セブ島で気ままに アイランドホッピングをしていたとき、 たくさん困ったことはあったけれど、 今でも付き合いのある現地の友達ができたことは、 何ものにも代えがたい宝物になりました。 仕事に追われる生活の中で、 創造力を働か

          #199 計画と無計画(ハイブリッドに生きよう!)

          #198 日本の高等教育の未来を明るくする、シンプルな解決策

          日本の高等教育の学費は高すぎるのです。 学費を下げるためには、 不要な私立大学を削減する必要があります。 諸悪の根源は、文科省が、 私立大学を建て過ぎた(認可した)ことと、 国立大学を(大学法人という名で) 民営化したことにあります。 2019年度の「日本の大学データ」によると、 なんと8割が私立大学です。 結果、国からの教育予算(補助金)が、 必要な大学に、 必要な金額分、行き渡らなくなり、 その不足分を、学費の増額として、 学生に負担を強いる流れとなりました。

          #198 日本の高等教育の未来を明るくする、シンプルな解決策

          #197 自作小説「王さまのたまご」

          中学校3年生の国語の授業で、 物語の創作をしています。 条件は、以下の3つ。 ①字数は2500~3500字程度で、 ②物語のテーマを明確に設定し、 ③テーマを何かしら工夫して表現する。 というもの。 物語のテーマと表現の工夫については、 「あとがき」として書き表すことにしました。 授業では様々な支援策を講じていますが、 一番良いのは、例示すること。 本日は趣向を変えて、 恥ずかしながら、自作を御紹介いたします。 楽しんで書いて欲しいなぁ♪ 王さまのたまご  む

          #197 自作小説「王さまのたまご」

          #196 外国旅行のすゝめ

          皆さんは、 長期休みをどのようにお過ごしになりますか? 休みの使い方は色々ありますが、 思い切って外国に長期滞在すると、 多くの学びがあってオススメです♪ 僕は、夏の東南アジア周遊旅行に向けて、 航空券をとりました! これでもう、後戻りはできないぜ!笑 7月27日(土) 成田発クアラルンプール経由メダン行きで まずはインドネシアへ。 マラッカ海峡を船で渡って マレーシアに戻り、 北上してタイ、 カンボジア、 ベトナム、 ラオスと陸路で気まま旅。 8月21日(水)

          #196 外国旅行のすゝめ

          #195 退屈を打ち破れるのは主体性である

          1 退屈を打ち破るものは何か? 日々のルーティーンで感じる退屈さ。 これらを打ち破れるのは、 外部刺激ではなく、 自身の内部から引き出す主体性です。 なぜなら、外部刺激には限界があるからです。 2 生徒集会でのできごと 先日の生徒集会で、 中学校3年生の代表者が、 こんな趣旨の話をしていました。 「最近、日々の生活に退屈している生徒が多い。 もう少しすると、今年度初めて行われる球技大会がある。 目一杯楽しんで、退屈を跳ね飛ばそう!」 非日常的な行事ごとに一生懸命

          #195 退屈を打ち破れるのは主体性である

          #194 人づての朗報は嬉しさ2倍!

          ベテランの給食の配膳員さんが、 「中3男子数名が、 バーミリ先生が大好きだって話してましたよー。」 と教えてくれました。 筋の通らないことが大嫌いな僕は、 勤務先の教員の中で、 一番生徒の生活態度に厳しくて、 口うるさい教員です。 他人との行動の比較や、 周りからどう見られるかという視点を捨てて、 自分の頭でよく考え、人の話を聴き、 正しいと思ったことを淡々と続ける。 生徒に何かを伝えるときは、 考えている内容を、 冷静に、相手にわかるように話す。 口で言うのは簡単で

          #194 人づての朗報は嬉しさ2倍!

          #193 目的は具体にしなければ道は見えない

          1 目的達成の具体策をどう考えるか あまりにも大きな目的や、 抽象度の高い目的を設定しても、 目的達成の道筋は見えてきません。 具体策を考えるのが難しいからです。 目的は、細分化、具体化して、 スモールステップで達成していく必要があります。 2 図書館とのやり取りの具体例 昨日、ある地方自治体の図書館が、 図書委員会の顧問である私のところに相談に来ました。 「中高生の読書意識を高めるという目的を達成するにあたって、 貴校の図書委員会での取組を取材したいのです。 文

          #193 目的は具体にしなければ道は見えない