フェルメールは特定の色を好んで使用していました。フェルメールの使用した色を分析すると20種類の顔料が検出され、その中でも特にウルトラマリン(青)、鉛錫黄色(黄)、アリザリン(茜色)、朱色がよく使用されました。ちなみに牛乳を注ぐ女でインディアンイエロー(牛の尿から作られた黄色)が使われたという都市伝説は成分調査から現在は否定されています。
この絵画ではその青、黄、赤がすべて特徴的に使われているため『トリコロール(三色)の女(Woman in Tricolore)』というタイ
手を取る男女として『Shall we dance』と題されているが、手には瓶らしき光沢のあるものが握られており、男女の間には椅子の背もたれらしきものが描かれているため構図的に「ダンスに誘っている」というのは不自然である。
おそらくぱっと見すると男女が誘ってるかのように見せて実は瓶を手渡ししているだけという『あれ?なんかよからぬこと考えてるんじゃないですか?ただ瓶を手渡ししているだけですよ?』という見るものの心を揺さぶる高度なテクニックを使った絵画である。
18世紀フ