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フェルメールの影響を受けた画家

かなり更新が空いてしまいました( ゚Д゚)
さてフェルメールは非常に作品数の少ない画家としても知られています。
そこで今日は『もっとフェルメールっぽい作品を見たい』というあなたに
フェルメールの影響をしっかり受け継いでいる画家の作品を紹介したいと思います!

1.ハブリエルメツー(Gabriel Metsu)

え、これフェルメール作品じゃないの?というくらい似てます!
特にモチーフが同じ??
左側の窓、格子柄の床タイル、ガウンを着た女などですね!
でもそれは模倣と言うより17世紀オランダで庶民の生活を描く絵が流行した中で、みんながこぞって流行りのモチーフを描いたことによるモノらしいです!(メツーも17世紀オランダの画家です)

(ハブリエルメツー/フェルメール)
(ハブリエルメツー/フェルメール)

フェルメールとの交流があったかは不明ですが、フェルメール作品について言及した記録があるようなので、フェルメールの影響も受けているものと思われます。
同じような室内画が多いですが、個人的にはフェルメールに感じられるような「静けさ」みたいなものはあまり感じられない気がします。

2.ヴィルヘルムハマスホイ(ハンマースホイ)(Virhelm Hammershoi)

17世紀オランダと同じく庶民の室内画が流行った19-20世紀のデンマークの画家です。 当時のデンマークでは「ヒュゲ(Hygge)」という「室内の居心地の良さ」というものが大切にされ、室内風景画が流行りました。
ハマスホイの室内画はフェルメールと同様に「窓からの光」や「静けさ」を描いているところがポイントです!
フェルメールはビビットな原色使いも見られましたが、ハマスホイは徹底的にグレーな世界でよりダークな雰囲気が魅力でもあります。
このダークなところがデンマークで流行った同時代の絵画に見られる「ヒュゲ(Hygge)」の暖かさとの決定的な違いを表しています。
特に人物さえいない無人の部屋を多く描いたところが特徴的です。
下の絵では「日差し」や「画中画」や「楽器があっても静けさを感じる」というところを感じて欲しいですね!(*'▽')

(フェルメール/ハマスホイ)

3.カールホルスーウ(Carl Vilhelm holsoe)

ハマスホイと同時期のデンマークの画家です。ハマスホイとも交流があったことが知られています。
一言で言うと「明るいハマスホイ」ですw
グレー中心のハマスホイの絵画と違い、光の中にちゃんと色彩があります!人物もいることが多いです!
しかし、そこが「普通の絵画」っぽくなってしまってハマスホイほどの印象を残せないところなのだと思います。なんと日本語のwikipediaもありません。
英語版wikipediaでは「17世紀オランダの巨匠と比較される」とあるのでそれはきっとフェルメールだと思われます。

(フェルメール/ホルスーウ)

いかがでしたでしょうか?
お気に入りの作家さんは見つかりましたでしょうか?(*'▽')
ちなみに私の方はフェルメール新作第二弾に取り掛かり始めました!少々お待ちを!

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