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これまでの経験を後輩に。1期生が話す新規事業での大切なこと。

7月24日(木)、大学生のあるメンバーが1期生の武田くんに話を聞きたいと対談の申し込みをしました。
武田くんは何を伝え、どんなことを感じたのか。
対談に密着しました。

武田くんのこれまで

VENTURE FOR JAPAN1期生として、現在(株)鮮冷に勤めています。卸売業などのBtoB中心にビジネス展開するなかで武田くんはBtoCの新規事業を担当。BtoBだけでなく多くの方に魚を美味しく食べてもらうために、日々取り組んでいます。

今回話を聞いたメンバーの「E.A.T.」とは

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今回話を聞いたメンバーは3名。茨城・東京・広島に住む大学生です。
VENTURE FOR JAPANで行うオンラインイベントに参加したメンバーから立ち上がったコミュニティー「E.A.T.」のメンバーでもあります。

「E.A.T.」の由来は、「ERROR AND TRY」。
まずは失敗をしてもいいから、どんどん挑戦をしていこう。

そんな想いと共に6月末からいくつものプロジェクトが立ち上がりました。
今回はそのうちの「茶碗のブランディング」チーム
コロナ禍において、茶碗を通じて多くの大学生に人の温かみを感じるきっかけをつくりたいと考えています。
今のアイディアをブラッシュアップすべく、先輩として新規事業を推進する武田くんに話を聞くことにしました。

サービスの根幹にある大事な想いに辿り着くまで

武田くんインタビュー②

女川の水産物を直接消費者の方に届けるために存在し、感謝と恩返しの溢れる社会を目指します。これまでの常識に囚われない発想で進めていきます

鮮冷のコンシューマ事業部が掲げるミッション・ビジョン・バリューです。

武田くんは1年がかりでこの大切さに気づいたと言います。
事業アイディア・理念の間を行き来しつつ、サービスを具体化させていくのはどうだろか?とアドバイス。

ミッション・ビジョン・バリューに対する自分の理解を一文にした時に3人は納得。
「分かりやすい!」「なるほど!」の声が飛び交いました。

研修でお世話になるアドバイザーの皆さんの話から、実際に働くなかでこれらの重要性を感じたと話す武田くん。
そこからサービスを検討するにあたり、「どんなものがあったらいいのか?」「それを想う人はどんな人か?」と課題から想うこと、ペルソナの仮説検証を繰り返し辿り着いた今。

「『悩んでいるなら動け』とメンターにも言われながら、正直どう動いていたらいいのか分からないけれども、迷ったら仮説をゴールにし、検証方法の確立、検証…を繰り返してきた」と過去も振り返り話します。
考えていたアイディアも多数あったものの、進めるかどうか決めるのは自分自身。
これまではサービスのアイディアを自分事化することができず、やりきれなかったけれど、会社と自分の想いが一致したこのアイディアでは協力者を募ったことで、やめられるに辞められない状況にしてきました。

この話を聞いて、3人もこれまで考えていた「茶碗で実現したいこと」に立ち返ることとなりました。

事業を自分事化するために必要だった2つのこと

武田くんインタビュー③

武田くんは2つあると話します。

一つ目は、自分自身の辛かった経験と鮮冷の理念がリンクしていること。
武田くんは、人生をかけて取り組みたいことを考えた時に、自身の感じた痛みを他の人には経験させたくないと考えたそう。
「自分は、”人のため”と考えると頑張れると分かった」と、今年の春まで頑張れないことに悩んでいた当時を振り返りながらに話す姿に、3人も共感。

二つ目は決めること。
意思決定と聞くと重い印象を受けるけれど、まず軽はずみにでも仮説思考でやっていくこと。悩むよりもまずはやってみる。
やってみることで、失敗したとしても次の成功確率が上がると考える。そして、無理だったと分かったら、一緒に取り組むメンバーも許す文化を持つ。
さらには以前「悩んだ末の結果はこれまでの経験量が影響する」との記事を読み、圧倒的に意思決定に悩まなくなったそう。今は悩むよりもどんどん行動、経験して反省と振り返りに時間をかけるようになったとのこと。

「まさに『E.A.T.(ERROR AND TRY)』ですね!」と想定外にもコミュニティ名と一致し、あっという間に一時間が過ぎていきました。

終了後の武田くんにインタビュー

①「E .A.T」メンバーからの質問はどうでしたか?
 今回の質問はどれも自分が通ってきた悩みであることに驚きました。正直、事業を始めようと思うと悩むポイントなど枚挙にいとまがありません。
どう進めようか、そもそもどこに向かって進んでいるのか、このメールはどのようにして送れば一番良いのか、どうファイルをまとめたらいいのか、壮大なことから微小なことまで色々です。
悩むことを、どうしたらいいのか分からないものを考え続けている状態とするならば、私には悩みのタネはいくらでもありますが、悩み自体はありません。どうすればいいか分からないことは、多様な視点から考えて確度野高そうな方法から試していくしかないからです。
私達は子供の頃から「軽率な行動は慎むように」と注意されてきましたが、事業において軽率な行動を慎んでいたら何もできずにお金がなくなっていきます。E.A.T.のみなさんにはぜひ自分の倫理観と公共の福祉を考えてどんどん行動していってほしいです。
②今回の時間からの学びはどんなものでしたか?
説明し、教えることによって自らの知識や知恵が体系化していったような気がしました。
今までぶつかってきた壁の数だけ経験値として、説明できる内容も増えてくると思います。現在関わっている新規事業を成功させて、より実りのあるアドバイスができるようになりたいです。
ちょうど今、新規事業立ち上げに伴いクラウドファンディングを行っています。ぜひこちらもご覧いただけると嬉しいです。

番外編:「E.A.T.」メンバーのインタビューnoteも公開!

「E.A.T.」メンバーの林くんも今回の対談をまとめてくれました。
ぜひご覧ください!

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