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竹内裕 -認知症を経験した男- 其ノ弐

狸と鴉の宴会

2021年12月18日。遂にTEAM-UGOUの面々と竹内裕さんが対面しました。
実際に逢ったら嫌なヤツだったらどーしよう…なんて考えていましたがね。
逢ってみたら、まぁオンラインでの印象と変わらない…いや、想像以上に豪快で愉快な人で。

この日はTEAM-UGOU構成員の家で竹内さん歓迎会を行いました。自分は仕事の都合で少し遅れて参加したのですが…まぁ皆様完全に酔っ払ってましたからね。中には呑みすぎてぶっ倒れてる構成員もいたり。


周りを巻き込む力。居るだけで皆が笑顔になる。そんな魅力が竹内裕さんにはあるんでしょうな。

若年性認知症と診断された人との懇談会

で竹内さんを江戸川区に呼んだのは宴会をする為だけでは無く(笑)
どーせ来てくれるなら何かやろうぜって事で、「若年性認知症と診断された人との懇談会」と銘打った、地域住民を対象としたイベントを企画しまして。
会場は江戸川区の象徴であるタワーホール船堀。
コロナ禍ってこともあり、紹介制のイベントにしました。

司会進行は自分。人前に出るのが何より嫌いなんですが、構成員達からの命令により強制的にやる事に。
開催日は12月19日。どんちゃん騒ぎをした翌日、二日酔いになりながら会場に向かうことに。

イベント内容としては、竹内裕氏が体験した認知症の診断時と、その後の当事者活動、そして認知症では無いと告知を受けた体験を語ってもらい、認知症の方に地域・住民が出来る事は何なのかを考えるものでした。

ここでダラダラとイベント内容書くとキリがないので。
一つ、竹内裕さんが語った言葉を紹介しようかと。

認知症フレンドリー社会なんて言葉が最近使われてるけどね。
目指すべきは「認知症に優しい社会」では無く、「どんな人にも優しい社会」なんじゃないかな。

イベントに参加された方々が、「どんな人にも優しい社会」って何なんだろう、何が出来るのかって考えるキッカケになりゃ良いなぁなんて。
因みに竹内さんは喋りが非常に上手い。けど話し出すと長い(笑)進行するのが大変でしたね。

今日を楽しく、明日はより楽しく、明後日以降は深く考えない。

その後も竹内さんは東京に来るたびに江戸川区に立ち寄り、毎回構成員達と呑み会をしております。大体2〜3ヶ月ペースか?毎回ベロベロになってます(笑)

歳の離れた友人…っていうと失礼なのかな。
けど、彼が認知症当事者の活動で有名だから近寄ってる訳では無く。てか有名だろうが、性格悪い奴なら毎回呑みに行かないですね自分は。

人として尊敬できるから・一緒に居て楽しいから。そこに【認知症当事者】とかの言葉は要らないし、必要無い。
竹内さんに限らず、誰に対しても病気や疾患じゃなく、その人自身を見て接したいですね。それがきっと【どんな人にも優しい社会】に繋がるんじゃないかって思っております。

そんな竹内裕さんの話でした。では、彼の決め台詞で終わりたいと思います。

今日を楽しく、明日はより楽しく、明後日以降は深く考えない。

では、また逢いましょう。

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