くさかげ もえぎ

コピックやデジタルでオリジナルイラストを描いています。 描いたイラストの小話をはじめと…

くさかげ もえぎ

コピックやデジタルでオリジナルイラストを描いています。 描いたイラストの小話をはじめとした、ちょっとしたメモを綴っていきます。

マガジン

  • 妊娠・出産関連

    不妊治療・切迫早産・出産・子の口唇裂に関する記事

  • 旅行記

    過去に行った海外・国内旅行の記録。更新頻度は亀並みにまったり。

  • イラスト

    描いたイラストの小話(ラフ・線画などの制作過程や裏話など)について。

  • ICL手術

    ICL(眼内コンタクトレンズ)を埋め込む手術を行った話

最近の記事

  • 固定された記事

【ご挨拶】このnoteについて

はじめまして、くさかげ もえぎと申します。 趣味の一環で透明水彩/コピック/デジタル等で一次・二次創作のイラストを描いている社会人です。 こちらのnoteではイラストやプライベートに関する記事を綴っています。 ■イラスト関連 描いたイラストの小話(ラフ・線画などの制作過程や裏話など)について。 ■旅行記関連 過去に行った国内外旅行の記録。頻度更新は亀並みにまったり。 ■妊娠・出産関連 なかなか思い通りにいかなかったマタニティライフ。同じ想いを抱えるどなたかの参考に

    • 前途多難の妊娠出産記(口唇裂編⑤)

      口唇裂を持って生まれてきた娘。昭和大学の口唇口蓋裂センターでの通院(前日検査~入院日)についてのお話。 ■前日検査 手術の2日前、術前検査を受けにいきました。内容としては心電図・レントゲン・PCR検査・採血です。 心電図はパッドを貼るスタッフさんにニコニコと愛想を振りまく程に余裕があり、レントゲンも撮影音に驚いて少し泣くものの、問題なくクリアできました。 問題はPCR検査と採血。大人でも嫌な項目です。泣くこと必須のため、看護師さんからは「吐き戻しによる誤嚥防止のため、検

      • 【旅行記】2019夏 ケファロニア

        ■前回の記事 豊かな自然が広がるケファロニア島。山と海の恵みが豊富なことから、美食の島とも言われています。今回はドロガラティ洞窟とメリッサニ洞窟を巡るツアーに参加しました。 ドロガラティは巨大な鍾乳洞が有名な洞窟です。地下100m弱にも及ぶ傾斜が急な螺旋階段をそろそろと降りていくと、高さ20mもの巨大な地下空間が目の前に広がります。 鍾乳石が氷柱のように連なり、時には頭にぶつからないよう屈んで歩いたりすることも。中はひんやりと涼しく、真夏の暑さを忘れさせてくれました。

        • 前途多難の妊娠出産記(口唇裂編④)

          口唇裂を持って生まれてきた娘。昭和大学の口唇口蓋裂センターでの通院(産前~出生後の総合診察)についてのお話。 ■昭和大学 口唇口蓋裂センター訪問 切迫早産の入院中、主治医から「紹介状を作っておくから、出産前に口唇裂の治療を検討している病院に話を聞きに行った方が良いよ」と指示があり、病院の地域連携課を通じて初診の予約を取ってもらうことになりました。 通院するのは昭和大学藤が丘病院の口唇口蓋裂センター。決め手としては国内最大の治療数を誇る事と通いやすさ(自宅から1時間弱)で

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        【ご挨拶】このnoteについて

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        • 妊娠・出産関連
          15本
        • 旅行記
          12本
        • イラスト
          17本
        • ICL手術
          5本

        記事

          【旅行記】2019夏 ミコノス

          ■前回の記事 本日の寄港地は「エーゲ海の宝石」と言われるミコノス島。この日は朝8時と早い寄港で、澄み切った空と白い壁からの反射光が目に染みます。 クルーズ船は島の西側にあるオールド・ポートに停船。海岸沿いを歩きながら中心地のミコノス・タウンに向かいます。 途中で少し坂道を登り、高台にあるアノ・ミリの丘の風車の傍から街並みを眺めました。 島の見所としては粉ひき風車をはじめ、サントリーニで見たような青いドームが特徴のセント・ニコラス教会や、真っ白い壁のパラポルティアニ教会

          【旅行記】2019夏 ミコノス

          【旅行記】2019夏 サントリーニ②

          ■前回の記事 離陸時間が迫ってきたので、島の西部に位置する中心街のフィラへ急いで戻ります。 断崖沿いのヒパパンティス通りやアギウ・ミナ通りにはカフェやレストラン、お洒落なブティックなどが建ち並んでいます。中には遺跡からの出土品が展示されている新先史期博物館や考古学博物館、大聖堂などの歴史的建造物もあります。 フォトスポットでお馴染みのブルードームの建物は地味に修復中で、ちょっとガッカリ… アギウ・ミナ通りのレストランは玄関口だけがストリートに面しており、階段を降りると

          【旅行記】2019夏 サントリーニ②

          前途多難の妊娠出産記(出産④_分娩当日後編)

          切迫早産から始まった長い妊娠出産記も、これにて一区切りです(前回の記事は以下リンクから)。 ■産科病棟に戻るまで お腹に敷いた抗菌シートに乗せられるわが子。ほんの5秒程は羊水に噎せていましたが、無事に元気な産声を上げてくれました。 「本当にお腹の中にいたんだなぁ」「ちゃんと生み出すことができたんだ…」と、ぼーっと放心する中でも、子供が事後処置される様子や夫と話す余裕があったのは無痛の凄さだと思います。 最早ここまで来ると夫もハイ状態になっているのか、助産師さんに「胎盤見

          前途多難の妊娠出産記(出産④_分娩当日後編)

          小さいcolors 2024の話

          ARTs*LABo様主催の「ARTs*LABo 小さいcolors 2024」に出展した際の作品についてのお話です。 ■ 額装作品(ポストカードサイズ) "色"がテーマの企画展なので、色合いを楽しめる雰囲気にすべく、pH値で色が変わるハーブティー「バタフライピーティー」をテーマにしました。 紫・青・ピンクのグラデーションをベースに、幻想的なテイストに仕上げています。 柔らかい雰囲気を出すため、線画は久しぶりにシャーペンで描きました。一発描きが得意ではなく、迷い線が多いタ

          小さいcolors 2024の話

          前途多難の妊娠出産記(口唇裂編③)

          口唇裂を持って生まれてきた娘。出産直後から1ヶ月ほどの様子についての記録です。 ■出産直後 お腹の抗菌シートに乗せられる形で我が子とご対面。分娩した病院では2Dエコーしかなかったため、胎内にいる間は表情や顔の造形は分かりませんでした。妊娠時から心積もりをしていたせいか、実際に口元を見ても「あー、こんな感じで割れてるんだぁ」と、そこまで動揺せずに顔を眺められました。 さて、羊水も吐き出して元気な産声をあげる様子を見ながら「泣き声は普通っぽいね、もしかしたら本当に口蓋裂はな

          前途多難の妊娠出産記(口唇裂編③)

          【旅行記】2023春 スペイン④

          ■前回の記事 ■カサ・ミラ ランブランス通りとグラシア通りを歩き続け、カサ・バトリョを通過してカサ・ミラへ。 資産家のミラ夫妻の邸宅として建てられ、石を積み上げたような見た目から石切場を意味する「ラ・ペドレラ」の別称を持っています。富裕層向けのマンションとしても使用され、今も何世帯かが実際に住んでいるそうです。 この建物は直線を無くし全てを曲線で構成するという、ガウディ作品の中でも特に大きな特徴を持っています。 受付ではオーディオ機器(ヘッドホン付!)を貸し出してもら

          【旅行記】2023春 スペイン④

          前途多難の妊娠出産記(出産③_分娩当日前編)

          既にハプニングが発生しつつありますが、いよいよ本番の分娩当日です!(前回の記事は以下リンクから)。 ■4/9 起床〜促進剤注入 あの後も深夜3時半頃にまた胎児の心拍が下がったとのことで、10分ほど酸素マスクを装着。結局、何事もありませんでしたが、寝不足のまま朝を迎えることに… 4/9は春の嵐と言われる程の大雨模様。自他共に認める雨女っぷりを見事に発揮しております。 早朝5時半過ぎに起こされ、洗面とトイレを済ませ抗生剤を服用。6時過ぎに麻酔の注入を開始。本来はこのタイミン

          前途多難の妊娠出産記(出産③_分娩当日前編)

          前途多難の妊娠出産記(出産②_前日入院)

          ついに計画無痛分娩の日程が決まりました!入院から出産までの記録です(前回の記事は以下リンクから)。 ■分娩日決定 前回記載の通り、4/2~4/5の期間で分娩キャンセル待ちの状態となっていました。毎日ソワソワしながら過ごす中、4/3に38週の健診へ。その時点でもまだ分娩日が決まらず、一旦4/10までキャンセル待ちの期間を延ばすことに!(少子化とは?) 「そこまで連絡が来なかったら自然に陣痛や破水が始まるかもね~」なんて周囲と話していたところ、翌日4/4に病院から連絡が!4/

          前途多難の妊娠出産記(出産②_前日入院)

          【旅行記】2023春 スペイン③

          ■前回の記事 ■3日目の朝食 同じホテルでの朝食。今日は観光地を4か所梯子するため、エネルギーをしっかりチャージ! ■カタルーニャ音楽堂 ホテルから徒歩で移動。この音楽堂もサン・パウ病院同様、モンタネールによる建築で彼の作品でも最高傑作ともいわれています。オルフェオ・カタラ合唱団のために建設され、現在もコンサートやオペラ、フラメンコショーなどの演目で使用されています。 2階にあるホールの向かいの控室には巨大なシャンデリアとステンドグラスで彩られています。 バルコニー

          【旅行記】2023春 スペイン③

          前途多難の妊娠出産記(口唇裂編②)

          妊娠6ヶ月目にして判明したお腹の子の口唇裂。今回はメンタル面についてのお話(前回の記事は以下リンクから)。 ■口唇裂を受け入れるまで 自分は不妊をこじらせたせいもあり、妊娠・出産面に対してあまり前向きではありません(もちろん、子どもは欲しいし、生まれてくるのは楽しみなのですが)。 とにかく待ち遠しくてしょうがない!早く赤ちゃんに会いたい!というよりはお腹の赤ちゃんに何かあったらどうしよう…と不安になるタイプ。正直、エコーの時も何か疾患等のおそれを指摘されないか毎回恐々して

          前途多難の妊娠出産記(口唇裂編②)

          前途多難の妊娠出産記(出産①_正期産までの話)

          妊娠期間は幾つかのトラブルに見舞われたものの、無事に正期産までこぎつけられました。今後作成予定の出産レポにあたって、妊娠の経過や転院・計画無痛分娩について掘り下げていきます。 ■出産までの経緯 [妊娠初期] ・2023年7月末に受精卵を移植。8月上旬の妊娠判定にて着床を確認。 ・比較的つわりは軽い方で、5週~10週までは貧血や疲れやすさといった症状や、食べつわりに多少悩まされましたが、もどすことはありませんでした。11週頃からつわりがかなり改善され、15週にはほぼ妊娠前と

          前途多難の妊娠出産記(出産①_正期産までの話)

          前途多難の妊娠出産記(口唇裂編①)

          妊娠6ヶ月目にして判明したお腹の子の口唇裂。親として一体どうする…?! ■口唇裂ってなんだ?! それは23w6dでの検診のこと。エコーの時に「あれ?この子、口唇裂があるかもしれない」と先生が言いました。 お腹の子はシャイなのか、毎回背中を向けてたり腕や手で隠したり、なかなか顔を見せてくれませんでした。妊娠5ヶ月での20週スクリーニング検査でも他の部位に問題がなかったものの、顔だけがうまく見られず「口唇は次回改めて確認しましょう」と言われました。当時は「口元を確認するのって

          前途多難の妊娠出産記(口唇裂編①)