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いま、辛さから楽になりたいあなたへ

悩み事があって不安、
恋愛や人間関係がうまくいかず辛い、
何かの精神疾患を患って苦しいなど
いままさに渦中にいる方は、その苦しみや不安で心がいっぱいになっているかもしれません。

わたしも、長く躁うつ病と摂食障害を患って、日々不安だった経験や、苦しい思いをしてきました。

でも、言えることがあります。
それは、必ず辛い気持ちや症状から楽になれる日がくるということ。

1.まずは休もう。

心を休める行動をとることで、
余裕が生まれネガティブな考え方をしなくなったり、
小さな悩みであれば気にならなくるでしょう。
まずはエネルギーを回復させましょう!

具体的に苦しめている原因はありますか?
もしはっきりと原因がわかっている場合は、
その原因から距離を置くことをおすすめします。
もし苦手な場所がある場合も同様です。

もし、仕事の関係など、物理的距離をとることが難しい場合、
気持ち面での距離をとるように心がけるようにします。
例えば恋人が原因の場合、別れる必要はなく、少しの間時間(会う日)を減らし、一人の時間や友達との時間を楽しむようにして心に占める割合を少なくしてみます。

原因はないが苦しい気持ちだったり、
精神疾患での不安で辛い場合、原因と距離を置くことができません。
(すでに原因と距離をおいてもなお辛い状態が続いているからです)
その場合は、とにかく休むことです。

眠い場合は、おもう存分寝てください。(何時間・何日間寝ても大丈夫)
体の不調があるときは、横になって体を楽にしてください。
もし、心が欲することが思い浮かんだら、それをしてみてください。

私がうつだった時は、とにかく寝ていました。
少し起きてる時間がながくなったら好きな漫画を読んで過ごしました。
ゆっくり休む時間を確保するため、元気になるために、
休職させていただいて、毎日数時間昼寝をして、とにかく好きに過ごしました。
休職前は、仕事に対して「もうだめだ」という気持ちで塞ぎこんでいましたが、3か月休んだらほとんど心から消え去りました。


2.認知(考え方癖)のバランスを取ろう。

認知のバランスをとれば心へのダメージを減らすことができるようになります。本当は傷つく必要のない出来事や言葉に対して、解釈がネガティブに肩より過ぎている可能性があります。
まるで自分が悪いように感じてしまうことがあるかもしれません。
しかし、実体がないことも多く、「考え方」がそう感じさせているのです。


認知の偏り(アンバランス)には以下のようなものがあります。

1)感情的きめつけ 証拠もないのにネガティブな結論を引き出しやすいこと 「○○に違いない」
例:取引先から一日連絡がない → 「嫌われた」と思いこむ

2)選択的注目 (こころの色眼鏡) 良いこともたくさん起こっているのに,ささいなネガティブなことに注意が向く

3)過度の一般化 わずかな出来事から広範囲のことを結論づけてしまう 例:一つうまくいかないと、「自分は何一つ仕事が出来ない」と考える

4)拡大解釈と過小評価 自分がしてしまった失敗など、都合の悪いことは大きく,反対に良くできていることは小さく考え る

5)自己非難(個人化) 本来自分に関係のない出来事まで自分のせいに考えたり、原因を必要以上に自分に関連づけ て、自分を責める

6) “0か100か”思考(白黒思考・完璧主義) 白黒つけないと気がすまない、非効率なまで完璧を求める
例:取引は成立したのに、期待の値段ではなかった、と自分を責める

7)自分で実現してしまう予言 否定的な予測をして行動を制限し、その結果失敗する。 そうして、否定的な予測をますます信じ込むという悪循環。 例:「誰も声をかけてくれないだろう」と引っこみ思案になって、ますます声をかけてもらえなく なる

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kokoro/
厚生労働省
 こころの健康

上記にあげたリストは、どれもアンバランスな状態です。
当てはまっている場合、
「バランスをとるには?」「他のやり方・考え方はないか?」と探ってみてください。

かつて、私も会社の先輩に嫌われていると思い込んで苦しんでいたことがありました。
会社に入ったばかりの頃で、新人である自分の指導係だったため、接することも多く、先輩がとても怖くて毎日会社に行くのが憂鬱でした。
「わたしが仕事ができないのが悪いんだ」と自分を責めました。

でもある日ふと、考え方を変えることに成功しました。
実は、先輩はこのところ体調が悪くて他人に気を遣う余裕がなかったのでした。
それ以来、この人怖いなと思った時には「もしかして体調悪いですか?」と聞くようにしていますが、かなりの確率で当たるのです。
つまり、私が直接的に悪いことは少ないのだとわかりました。

他の例でいうと、私は完璧主義(白黒思考)なところがあります。
仕事に少しでも余裕・余力が生まれるとぎゅうぎゅうに仕事を詰め込もうとします。少し余裕を残してることを「楽」をしてる感じてしまうのですね。
そのせいでいつも目まぐるしいほど忙しい状態になってしまいます。
そして、仕事のしすぎで体調が崩れたりするのです。
これでは意味がありません。本当は100%までやる必要はないのです。
まさにアンバランスな考え方です。

3.いつも「フラット」を目指そう。

役割と割り切ることで、フラットな状態が続きます。
もちろん、楽しいことも苦しいこともあるけれど、自分の「役割」と割り切ることで苦しいことばかり続くことは減ります。

2のバランスをとることにも、似ていますが、
今自分に不安だったり、苦しめている原因について、その立場は「役割」と割り切って接することが有効な場合があります。
例えば仕事や学校。あとは人間関係などの悩み。家庭・家族での立場。
必要以上にそこに意味や意義を考えすぎないことです。

今、自分を苦しめていることは「役割」だと割り切って自分をガードします。
それ以外のところで、幸福を感じることを見出してください。
自分に接しているすべての出来事で幸せでなければ不幸というわけではないはずです。

私の上司が、「私超ポジティブだから!」と本気で言っていました。
それについて「では楽しい10割ですか?」と質問してみたら、
「フラットが9」という回答でした。役割で仕事をしてるから何も疑問をもたずやって当たり前で、その中でたまにいいことあるという感じだそうです。あと、意外と何とかなったり、誰かがなんとかしてくれるからだ大丈夫とも言っていました。

超ポジティブな人ですら、いつもいつも楽しいわけじゃないことがわかりますね。
そして、私が何とかしなきゃという気負いやプレッシャーなどを自身にかけていないこともわかります。
自分の心や考えの持ち方次第で、超ポジティブは身近な存在なんだと感じました。


いかがだったでしょうか?
あなたがいま、どんなことで苦しんだり悩んだりしているかわかりませんが、まずは休んください。そしてエネルギーを回復したら次にすすんでみてください。

時間はかかっても、いつか今の苦しさは過去になって、
とても辛いという気持ちや、実際に起きてる辛い症状は
そのうち軽くなり・楽になる日は必ずやってくるのです。


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