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ストレスを知ることがコントロールにつながる

22歳に入社し、病気になった後もお世話になった当時の会社の社長に、若い頃「メンタル強いよね」といわれていました。ITベンチャーで人手も少なくとにかく忙しかったけれど、社会的に意義のある事業だったし、わたし自身とても好きな会社で好きなお仕事でしたから、仕事している時間が長いのはぜんぜん苦ではなかったのです。

長く務める間、精神的・肉体的に病んで退社した仲間は何人か見ました。私以上にそういうのを見てきた社長は、わたしはメンタルが強いと思ったのでしょう。

わたし自身も、プレッシャーや逆境を楽しめるタイプだと思っていました。

しかし、実際はいろんな事が重なって、不眠&激やせで心療内科に行くことになりました。

よく言われることですが、一度メンタルが壊れると完全に元には戻れないのかもしれません。その後のわたしは、とてつもなくストレスに弱くなりました。

ストレスというのは、良い事も悪い事もストレスとなります。精神的なことも肉体的なこともストレスになります。そのすべてが体調に影響してしまうということが分かってきました。

良いことのストレス
・結婚
・引越し
・デート
・給料日、昇給など
・プレミアムフライデー
・ノー残業デー

悪いことのストレス
・会議、往訪
・プレゼン、評価査定、テスト
・ハラスメント/暴力
・ケンカ、怒られる
・貧困状況

身体的ストレス
・暑すぎる寒すぎる
・紫外線、アレルギー物質
・痛み
・セックス(快感)

具体的な現象や出来事でいうと、こんな感じのものです。

また、状況についてとてもストレスなりやすいと感じていることがあります。

状況のストレス
・日常的に接している人との相性が悪い(嫌われている、好きになれない)
・先の状況が見通せない
・急激な状況変化(急に仕事をふられる、急な誘いを断れない、環境変化)


わたしの場合は、良いストレスや自分で望んでしたことであっても、ストレスを受けると、テンションが急激にあがった状態になり【躁転】することが多いのです。※躁状態になることを躁転といいます。

つまり、ストレスの影響をモロに受けています。

悪いストレスや状況のストレスが蓄積すると、エネルギーが余計にどんどん使われていき【疲れやすい】→【無気力】→【うつ】状態と進んでいきます。躁転のように一瞬でうつになることはありませんが、長い間我慢したり、無自覚に大丈夫だと思っているうちにうつになっていた・・・ということが起こるのです

何をストレスに感じているのか?本当はストレスになっているのではないか?いつも気をつけて出来事や環境を観察しています。

そして、ちょっと変だな(疲れやすい、テンションが高すぎる、イライラする、からだのどこかに違和感)と感じることがあれば、ストレス対象を遠ざけるようにします。

ストレスをコントロールすることが、自分の体調をコントロールすることに直結しています。

わたしは会社で「残業しません宣言」「ストレスに弱い宣言」をしていて、なにかストレスになること(たとえば誰かのせいで急激な状況変化がおきやすいなど)は、仕組みで回避できるように改善したりします。そのほうが周囲の人たちもストレスが減って幸せになるんじゃないかと思って、遠慮せずにどんどんそういう動き方をしています。

今の会社もIT系なのに残業がないから選びましたし、離婚した理由も住んでいた環境がじぶんにとってストレスが大きく体調がよくならかったからです。(前の主人が、土地に根ざした起業をして天職となったため、引っ越すことが難しかった)

この先の人生の大半を病気で辛い思いをしたくない、その一身でした選択でした。

ストレスを受けて、変化が起きることは、きっと病気じゃない人でもあると思います。それが不快な変化なのであれば、できるだけ避けることをおすすめします。

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