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たくさんの"はじめて"からまわりまわって... | 2023年の振り返りとこれから

料理を軸に色々新しいことに挑戦してきた2023年。

去年の今頃では想像できないほどの経験をして、何度もつまずきつつも前を向いてきた自分がいます。


時が止まっていた2022年から、一歩踏み出せるように

遡ること数年、2021年の終わりごろにわたしの人生の中で一番大きなことが起こりました。

社会人なり立てでうつ病になった私は、

そこで初めて、今まで何においても限界突破してしまう自分を認識。

2022年は、とにかく「気の向くままに生きよう」と決めて生きのび、その1年を振り返ったわたしは、

.…色々な経験を通して、何度も自分を見つめ直し、ポジティブな面もネガティブな面も、しっかりと理解して受け止められるようになったのは、私の人生の中でとても大きな進歩だと思います。

無気力になって、生きる意味が分からなくなって、毎日泣いて、、、本当にうつ病期間は辛かったです。

でも、今になってやっと、うつ病は人生の「終わり」ではなくむしろ「出発点」だと思えます。

うつ病は、今まで止まらずに突っ走ってきた自分を強制的に止めて、より自分に寄り添う形で再スタートするための貴重な機会を与えてくれた。

自分がどんな環境でどんな過ごし方をしたら心地がいいのか、
そして、これからどんなことに挑戦してみたいのか、
そのヒントも与えてくれた。….

過去の記事『うつ病発症から1年~当初から今を振り返って~』より

こう綴っていて、

うつ病は人生の「終わり」ではなくむしろ「出発点」だと捉えて、

2023年は前を向こう、前に進もうと意識していました。


色々な繋がりから、食事提供・撮影に挑む

心が元気になってきて、

フリーランスとしての仕事を進めていきたい、

と思っているタイミングで、自分なりに色々と新しい挑戦をしました。


はじめてのOne Day Cafe

…今回得られた達成感は私の中で大きく、
何か違う形ででも、おかずやおやつの提供を続けていけたら…。
そんな風に思えている自分がいます。

過去の記事『一度はやってみたかったこと』より

普段、SNSでレシピの発信をずっとしてきた私は、

ちゃんとお金を頂いて食事提供をする、という経験をしたことがありませんでした。

2023年は、向き不向きもわからないからとりあえずやってみよう、の精神で挑戦。

仲の良いメンバーと協力し合ってOne Day Cafeを実現し、何か違う形ででも料理提供をしたいと思えたことは、

新しい自分を見つける一つの良い機会となりました。


はじめてのケータリング

年明けの冬頃に出会った方のお手伝いで関わらせていただいた、私にとってはかなり大規模の料理提供の場。

右も左もわからない中でもできることをやって、

ケータリングの流れや楽しさ・難しさを知ることができました。

レシピを作って撮影したものを発信することをメインでやっていきたい気持ちは、今回のケータリングを終えても変わりませんでした。
ただ、今回のように料理提供する機会を設けることで、新たな発見や経験を得るきっかけにできるため、
程よく料理提供もしながら、メインの料理研究を益々進めたいです。

過去の記事『新たな挑戦の中で気付けたことは』より

なにより、これからやっていきたいことを再認識することができたのは、
とても貴重でした。


思ってもみなかった 器とのコラボ

食べ物以外の物欲がなく、どんなものでも実家から譲り受けたものや家具付きの部屋にあったものを基本的に使い続けていた私。

器には、食べ物をのせるだけではなくて、"心を満たす"ような役割もあると気づく機会を持てたのが、こちらの企画。


自分にあった材料・調理法を選んで料理したら、食べることが楽しくなる。
それと同じように、普段使うものを自分にあったもの、心地よいものを選んで生活に取り入れれば、生きることが楽しくなるのかも。

そんな私の気づきをシェアすることで、見てくださっている方の食や暮らしを彩るヒントになれたら…。

具体的なことはまたゆっくり考えていこうと思っていますが、
自分にも周りにもプラスになるような、支えになれるような何かを

今回の器とのコラボのように、お花やインテリア、キッチン用品、雑貨などとの色々な「料理×○○」の企画を通して、やっていけたらいいなと思っています(^^)

過去の記事『器×料理から見えた わたしのやりたいこと』より

この後、具体的なコラボ企画があったわけではなかったものの

自分の中で「身の回りのものを、自分を支えるものに変えたい」という気持ちが日に日に大きくなってきて

新しい食器に変えたり、断捨離したり…

"帰りたくなる部屋"を作る準備を、着々と進められた気がします。


はじめての撮影案件

2022年の締めくくりに作った動画。

動画では、商品やメニューなどの撮影に、今まで磨いてきた撮影・編集の腕を活かしたいと前向きになっていて、

それが形にできたのが2023年でした。

このつぶやきに残していたように、

初めての商品撮影は、クライアントの要望をくみ取ってそれに応える大変さと楽しさで、やりがいと学びがありました。

それと同時に、自分をすり減らしすぎて自分を見失うきっかけにもなり、

うつ病を若干ぶり返すような結果に。

とはいえ、一度そういう落ち込みからの這い上がりを経験している私は、

お気に入りのカフェで自分を労わりつつ、見えかけていた自分を取り戻そうとなんとか行動をー。

一見、辛さが勝るような案件期間でしたが、

今振り返るとこの経験は、私の撮影人生を見つめなおす、すごく貴重な機会となったと感じています。

というのも、

写真・動画撮影そのもののテクニカルな技術ではなくて、撮る人の気持ち次第で、できあがりの写真や動画が生きるか、空っぽになるかが決まる。

ということに気づけて、今の自分の発信用の撮影に活かせているから。

プロの写真を見たり、解説を見聞きしたり…

どう頑張っても納得のいく写真や動画が撮れなかったのは、これが原因だったと認識できたのは、大きな収穫でした。


はじめてのPOPUP販売

レシピコンテンツとしてお届けしていたものを、実際に商品として提供できたのがこちら。

提供品の企画から、広報用の撮影・集客・当日運営などを進める経験ができ、販売したアイスに、嬉しい感想をたくさんいただいた一方で、

もやもやが大きく残ったイベントでした。

…身体的な疲れはもちろんあった一方で、それ以上にもやもやしたものがずっしりとのしかかって、すごく重い。

きっとこれは違和感なんだろうと思います。

「私には、もっと私らしいあり方がある」

One Day CafeもPOP UP販売もやはり違う。

私の素材選び・レシピ・その裏にある想いを、伝えたい人に届けるには、
何かもっと違う、私にピッタリの方法があるはず。

それを、今後色々挑戦していく中でゆっくり見つけていきたいと思います。

過去の記事『「私らしいあり方」はきっと』より


食事提供の機会を重ねていくにつれて強まっていく、この違和感は、

私の価値観を含めたレシピコンテンツの発信に力を入れ始めた今に、つながってくるものがあるなと感じています。


はじめてのお弁当提供

一ファンとして焼き菓子を定期的に買わせていただいていた方にお声かけ頂いて実現した、ランチボックス。

今まで#ベジヘルプレートとして自分のために日々作っていたプレートご飯を、お弁当に詰める形にして、

それを実際に食べていただくという、まさに「点と点を結ぶ」ような経験ができたのが、この時でした。

10人未満の提供数だったものの、何しろ何もかも初めてだったので

お弁当箱を準備するところから始まり、当日までに手に入りそうな野菜で何を作ろうか考えて、

当日は3時起きで準備してお届けするという何ともハードでドキドキな案件に…

私が大切にしたい「素材のおいしさを活かす」ということが伝わったのがすごく嬉しくて、大きな達成感を味わったのをよく覚えています。

↑のつぶやきで書いたように、これをきっかけに「お弁当屋さんをやりたい」と思ったわけではないですが、

将来、ふとした時にこの経験は必ず盾になると思っています。


カフェ時間で自分と向き合って、労わる

2023年の前半は、とにかく初めてのことがたくさん舞い込んできて、色々と経験。

後半も新しいことをしつつも、”自分を労わる”ことに重きを置いて、

とにかくカフェ時間を大事にしていました。

↑で書いたように、2023年終盤に差し掛かるにつれて、今まで感じたことのない「心の穏やかさ」を感じた私。

自分を色んな意味で変えたくて、思い切って髪を切ったり、ボロボロになった持ち物を買い替えたり…

今まではお金を使うことに壁があったことにも、自分への投資だと思って少しずつお金をかけられるようになってきて、

自分で自分を満たせるようになってきた変化を、肌で感じられるようになったのは、私の人生の中で大きなことでした。


やっぱり、価値のある存在になりたい

ちょっとしたご縁でつながった方の1day cafeに行くと、思わぬ発見が。

「これがしたい」とずっと思っていたこと、「こうありたい」と願っていたことが表に出てきて…

また別な機会では、

ほんとうは、

自分にしかない価値観を元に
自分にしか生み出せないものを生み出して、
それを通して人の役に立つことをしていきたい

という気持ちが心の奥底にはあるのに、

それには蓋をして、
自分にできるかどうか、今の自分にとって妥当かどうかで
自分のやることを決めつけてしまっていたー

私が自分のレシピ発信よりも、他ブランドを応援する撮影などをメインにやっていきたいと思っていたのは、自分自身や、自分の発信・価値観に自信がなかったから。

きっと、ずっとそうだったから、苦しい思いをしてきたと、気づきました。

私が最近、穏やかな感情を抱けていたのは
自分を信じられるようになってきたことが影響しているのかもしれないです。

一生付き合い続ける、"自分"というものを見失わず、自分を信じて
"自分にしか生み出せないもの"を何らかの形で生み出し続けて
周りにプラスの影響を与え続けること。

それができる環境にいて、心地いいと思えることをしていくのが、

私が生涯を通して、やっていきたいことかなと今は思います。

過去の記事『本当は自信がなかっただけなのかもしれない』より

こんな気づきを得ていました。

根っから自分に自信がない私は、無意識のうちに自分に制限をかけていて、

それがあるから、日々の発信もうまくいっていなかったのかもしれません。

時間をかけて色々なことに取り組んでみて、これに気づけたのはとても貴重でした。


初心に帰れたから

それから、自分と向き合うことへの熱量が増えていって、

ふとした時にこんな記事を書いていました。

私がほっとできて夢中になれるのは、

温かみのある暮らしぶりと、それに添えられたじいんと来る言葉が作り出す
なんとも言い表せないような安心感のある動画だった

と思い出せたんです。

同時に、私がSNSなどを通して伝えたいのは、
ただ単にレシピだけではなくて、

私が経験してきたことやそれに基づく価値観の数々もだった。

過去の記事『初心に帰る』より

私がnoteやYouTubeを始めたきっかけを振り返って、

私が発信で大切にしたいことが見えてきた私は、早速行動に移します。

#ベジヘルプレート を盛り付ける動画。
プレートごはんを作ることで自分と向き合えることなど、
私が大切にしている価値観を添えて。

ただただレシピの手順を淡々と残していた時とは打って変わって、

私の想いが入ることで、動画を作って発信していることがしっくりくるような感覚が…。

撮影や編集をはじめる前は、どうしても腰が重くなってしまっても
一旦やり始めると止まらなくなる。

編集していたら、時間が経つのはあっという間で、
まさに文字通り「時間が溶けていく」日々を送っている気がします。

いくら動画制作が楽しくてやっていても、
その動画が多くの人に届かなかったら、
人のためになっていなかったら、意味がない。

だからこそ、届けたい方の気付きになるような
心に響くような
ほっと和むような…

そんな動画を作れるように、
学びの姿勢を忘れず、これからの動画制作を進めて行きたい
と思っています。

過去の記事『"時間が溶けていく"を実感できるもの』より

この記事にも書いていた通り、

Instagramの補助的存在にしていた動画は、いつのまにか夢中になれるものに変わっていました。

今この振り返りの記事を書いているときも、こういうスタイルの動画制作・発信は、私が力を入れていきたいことの大部分を占めると感じています。

2023年最後のエッセイ動画は、『初心に帰る』・『"時間が溶けていく"を実感できるもの』の記事を元に作成。
素材の甘さが身に沁みる、りんごケーキのレシピを添えて。


心穏やかに、内なる炎を燃やし続ける1年に

日々の発信から発展させて、料理提供から撮影まで、色々な「はじめて」を経験してきた2023年。

まわりまわって、

やっぱりSNSを中心とした発信で、より支えとなりたい方々の支えになることに注力していきたい。

それを通して、私自身の存在価値を高めることにもつなげたい。

と行きついた、最終日の31日。

2023年最後の投稿となったのはこちらのレシピ。
数年前から毎日続けてきたブイクックでのレシピ投稿数は
1000という区切りを迎えました。

これから、また新たな挑戦をしていくにあたって

他人と比較したり、どうにもならない自分に落ち込むことはあると思います。

それでも、まずは自分を労わって「心穏やかに」過ごすことを優先して、

成し遂げたいことの達成のための「内なる炎を燃やし続ける」ことができるような

そんな2024年にすることができたら…。

そういう思いで、この2023年の振り返りを公開します。


今まで温かく見守ってくださった方々へ。
2023年はありがとうございました!

vegehealthy

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