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アメリカで出会った100の光景 No.15<大自然の絶景>これぞオアシス!アッシュメドウズの清らかな泉

世界最高気温56.7℃を記録したこともある、過酷な気候のデスバレー。訪れてみれば、乾燥乾燥乾燥。自分の体もみるみる干からびていく感じがする。
その近くに、アッシュメドウズという国立野生生物保護区があり、水があり、泉が湧いている場所があるという。
デスバレーには何度か行っているが、そんな場所は知らなかったし、何より信じられない。これは行かなければ。

向かう途中、ガラガラの道路を走っていたのは、車ではなく鳥だった。おそらくロードランナー。わたしたちの車が近づくと、道路脇の木に止まった。
(↓写真中央の木の左に止まってます。わかりづらいね。)

道路の閑散ぶりから、さぞ寂れているだろうとふんでいたのだけれど、
誰もいないだろうと思っていたビジターセンターでは、スタッフが迎えてくれた。案内板やマップも充実、遊歩道も意外なほどきれい。

すぐに、小川が目に入った。水の透明さがわかる。周りに生えている草の種類は違うけれど、日本でもかつてどこかで見たことのあるようなのどかな光景。・・・と思いきや、日差しが違う。じりじりと日差しが攻撃してくるのは、デスバレーの近くであることを思い出させる。

いくつかある泉に到着。といっても歩いてすぐ。
なんというきれいな透明な水。本当の水色をしている。
地下から水が湧き出していて、水温は1年を通して一定しているそう。
こういうところを見ると、すぐ指を突っ込んで味見したくなるわたしだけれど、遊歩道からは降りれないので残念ながら断念します。
一見深くなっているように見える濃い青の部分は、木の陰になっている部分。日差しが強いのでコントラストが強い。

小さい魚も生息しているのだけど、写真には写ってないなー。

水の美しさにうっとりしながら、ふと視線をブッシュの方へ移すと・・・
ビッグホーンシープ!
そりゃ、動物の方がオアシスを求めてるよね。

砂漠の中のオアシス感満載だったアッシュメドウズ。
ここを離れて、今度は本当の砂漠、デスバレーへ向かう。
ただ草が揺れているだけで、建物も何もない道路際に郵便ポストが並んでいた。

アッシュ・メドウズ国立野生動物保護区(ネバダ州)
Ash Meadows National Wildlife Refuge

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