週末の夜はドラマをお供に『逃げるは恥だが役にたつ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』
週末の夜は早めに家事を済ませてソファに腰掛ける。
サブスクの海からみたい映画かドラマを探り当てるこの時間が好きだ。
部屋の明かりを暗く,さながら映画館のようにしてみるのがお気に入り。
今回選んだのはこれ。
見逃したままになっていた逃げ恥新春スペシャルをTVerで視聴。
私の世代ど真ん中の悩み詰め込みました!というような内容で,これガッキーと星野源だからいいようなものの,一般人に置き換えるとなかなかしんどいものがあるなと思いながら見ていた。
選択制夫婦別姓の問題,産休育休,そもそも子どもをもつのか,もっといえば結婚して家庭をもつのか否か…人生は常に選択の連続で,選んだほうの人生しか生きられない。
当たり前だけど,そのことがすごくもどかしくなる時がある。
一応結婚前提である恋人ができてから,以前よりも『結婚』がリアルなものとして想像できるようになった。その分,不安も大きくなり,考える時間も増えた。
恋人も同じような考えの持ち主で,わりと素直にこの不安を話せるのが唯一の救いだ。無邪気に結婚したら子どもは欲しいよね,というタイプの人であれば,多分付き合っていなかった。
近い将来結婚して子どもを持つことを望んだら,今のような生活は確実にできなくなる。フリーランスで生きている人間にとって,育休なにそれ美味しいの状態で,制度が進みつつあるとは言え期待できない。一度やめた仕事のポストが数年後に空いていると思えないし,子育てしながら片道数時間の距離を通うなんて想像できない。
全てを失ったとして,それでも子どもが欲しいと手放しに言えないのが現状だ。失うという表現もどうかと思うが,今の感覚としてその言葉が一番近い。かといって,子どもはもたず結婚してもDINKsで生きていきます,と宣言することもできず,なんとも宙ぶらりんなところにいる。
産むことを諦めるには少し早い年齢だからそう思うのかもしれない。
ピルを飲んでいても,婦人科系の疾患があるわけではなく何も問題はないと言われたことも,余計に迷わせる要因になっている気がする。
結婚して家庭をもつ生活はきっと楽しいし幸せだ,と思う。
でもゆりちゃんのように1人で生きていく道のことも忘れてはいない。
幸せはどちらかだけにあるのではなく,形が違うだけだ。
少なくとも私はそう思っている。
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。