やっと肩の力が抜けてきた

あゆみは早くないものの,少しずつ進んでいると思う。
少なくとも1年前よりは。

今じゃないとわからなかったことは沢山ある。
あの時の私に教えたって,きっと自分のものにはできなかった。だからあれは必要な紆余曲折だったと思う。

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最近は少し余裕ができた。
この余裕は,一度で100点にしないでいいとわかったから。

骨組みを作ることと,完成度をあげていくことは全く別の話だ。どんなに美しい建造物も,素晴らしい作品も必ず土台があって,骨組みがある。言われてみれば当たり前で,それでいて意識しないと忘れてしまう。
ここに時間をかけられたことは,今後の私にとって大きな財産になると信じている。

美しいものは,細部にも命が宿っている。
誰も気にしないような,光の当たらない部分にも繊細なこだわりが隠れている。これはきっと作る側にまわらなければ気づけなかった。でも,気付かせないのが一流の仕事なのかもな,と思う。
頑張ったとか,どやっとしていたらどんなにすごかったとしてもなんだか興醒めしてしまいそうだ。作品を見て欲しいのか自分を見て欲しいのか,わからなくなってしまう。それにそういう自己陶酔的なスタンスならば,どこかで頭打ちになってしまうと思うのだ。

私はどうせなら自分自身ではなく,書いたものの方を見て欲しい。

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こんなことして何になるの,と言われるようなことかもしれない。
もしかしたら数年後,あの時もっと他にやるべきことがあったんじゃないの,と言われるかもしれない。

それでもやっぱり私にとって,この目標だけは譲れないことで,その先の何かにつながっていなかったとしても最後までやり遂げたいと思っている。その間に一般的なレールからどんどん逸れていったとしても,もう覚悟は決めている。だから後悔はしない。

見えているものだけが全てじゃないんだというのは,人生もまた同じなのだと思う。そして見えている部分だけしか見えない人を,わざわざ気にする必要はない。

さてここからはブラッシュアップの段階に入っていくことになる。
紆余曲折を恐れずに,貪欲によりよいものを作っていけたら幸せだ。




そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。