『せっかく転職したので自分の好きなように振る舞うことにしたら人間関係が良好になった話』
“あなたはあなただから“とか
“周りの目なんて気にするな!“とか
“らしさ、を大切にしろ“とか。
多様性が認められつつある社会。
自己啓発本とか意識高い系の人が使う話とか。
最近よく耳にする言葉だなあと思うのです。
でも実際、周りの目を一切気にしないで生きる、なんてのはこの世界で生きている以上難しくて。
職場や学校では余計に、ハブられないように周りと同調しなきゃいけないとか、輪を乱さないように、とか。
でも気にすれば気にするほどドツボにハマっていったりするんですよね。
食べたくもないのに、お昼ご飯一緒に食べたり。
行きたくもないのに、連れションしたり。
遊びたくもない奴と遊んで、愛想笑いしたり。
本来の職務内容よりも、逆に人間関係のほうが疲れるんじゃないか、って思うこともある。
みんな大人なんだし、もっとドライな関係に出来ないものかね、と。
私も前職の頃からずっと考えておりまして。
転職を機に実行してみました。
つまり。
お昼ご飯は一緒に食べないし、連れションしないし、つまんない会話の輪に入って愛想笑いもしないし、好きでもない奴とは遊ばない。
私はひとりでご飯食べるし、行きたい時にトイレ行くし、喋りたいときに話すからほっといてくれ。
文章にしてみると自己中の極みですが、これを意識するようにしたら、だいぶ人間関係楽になりました。
1.お昼休みくらいひとりでいたい
もともと、知らないひとと一緒にご飯を食べるっていうのが得意じゃなくて。
親しい友人とか家族は別ですが。
別にめちゃくちゃな食事マナーをしているつもりはないけれど、こう、人の目があるってだけで気をつかうというか。
きれいに食べなきゃ、とか、食べてる時に話しかけられたらこまるなぁとか。
なんとなくまわりが気になって食べた気がしない。
前の職場は休憩室が狭かったので、誰かと休憩がかぶると、その人たちと一緒にお昼を食べないといけなくて。
そのたびに店の愚痴や誰かの悪口大会に参加させられるの、正直ばかばかしいというか、アホらしくてしょうがなかったんですよね。
毎日毎日、よくもまあそんなに悪口ばかり言えるよね、と感心するやら呆れるやら。
異動前は、家がすぐそこだったので、お昼休みになれば自宅に逃げ帰れたんですが、異動後はそういうわけにも行かず。
毎日毎日くっだらない会話に付き合わされるのは、率直に言ってもうゴメンだったので、私は転職してまず、お昼休みにみんなでご飯を食べる習慣をやめました。
誘われた時は一緒に食べますが、そうでない時はひとりぼっち。
遠く離れた席に座って、お行儀が悪いですがスマホ見たり、LINEで旦那と話したりしながらご飯を食べる。
これがもう快適で快適で!
誰かに気をつかうこともないし、話しかけられもしないし、自分の時間を優雅にまったり過ごせるって最高すぎる。
もちろん最初の頃は「え?なんであの人ひとりで食べてるの?」ってヒソヒソされることもありましたが、面白かったのは、ひとり、またひとりと、ひとりでお昼ご飯を食べる人が増えていったこと。
みんな本心はひとりで食べたいんですよね。
2.基本的に話さない
何度でも言いますが、私は根暗なので雑談が苦手です。
訊かれたことに答えたり、話を振られたら話すことは出来るんですが、自分から話を振って会話を盛り上げるということが致命的に出来ないのです。
なので現職では、基本的に誰とも雑談しないことにしました。
勤務中は黙々と仕事をこなし、定時になったらサッと帰る。
職場の飲み会には参加するけど、相槌を打ったり話の輪にたまに加わるくらいで、自分から積極的に話そうとはしない。
けれども、ここで間違えてはいけないのは、
相手を拒否(拒絶)しない、ということ。
私は自分から話しかけたくないから話さないだけで、別に相手を拒絶しているわけではないので、話しかけられたら普通に話すし、仕事に必要な会話はキチンとします。
誰とでも分け隔てなく接するし、ちょっとしたいじめに加担したりなんか絶対しません。
そうして日々を過ごしていると「ああ、この人はただ話すのが苦手なだけなんだな」と、結構みんなわかってくれるもので。
今では私がすみっこでぼーっとしてると、ちょこちょこと話しかけに来てくれる人が増えました。
3.個性的な人だと思われてしまえば楽
偏屈な人だと思われたくない、とか。
普通の人だと思われたいとか。
むしろ良い人だと思ってほしいとか。
そういうのは全部やめました。
個性的?いいじゃない!って感じ。
ていうか、ちょっとでも普通の枠から外れると全部個性的になるあの感じ、なんなんですかね。
私は個性的な人だよね、と言われることが多いですが、それはたぶん本当に私が個性的なわけじゃなくて、普通の枠にとらわれていないから。
ひとりでお昼食べたり、みんなが雑談している中でとっとと帰ったりしているから。
協調性のない人、と思われてるかもしれません。
でも、中学の仲良しグループみたいな協調性なら、私はいらないと思うんですよね。
だから私は基本的にLINEとかも教えません。
4.好きなようにしてみた結果
好きなように振る舞って、自分のままで仕事をしていたら、なぜか周りにはそういう人が増えていました。
いつのまにか仲良くなって、普通に飲みに行ったり遊んだりする同僚も何人かできました。
最初は、職場で友達なんかできなくてもいいや、ってスタンスだったので、どうしてこうなったのか不思議なのですが、友人達が言うには、裏表がないところが良かったそうです。
誰かと仲良くしている影で、その誰かの悪口を言っているとか。
そういったところが一切見られないところが良かったそうな。
仕事って、それこそ年単位で続けていかなきゃいけないものなので、特に人間関係は重要視しないといけない部分だと思ってます。
でもそこをドライに割り切って、ハブられてあぶれたとしても、私はもう自分を偽るのは嫌だった。
だったら自分ひとりで立っていた方がいい、と。
それで前の職場のように、仕事に関する重要事項まで無視されていじめられるようなら、また辞めればいいとも思ってましたし。
結果、それなりに良好な関係で、ちょうど良い距離感で渡り歩いていけてるのだから、その心配は取り越し苦労だったわけですが。
私の職場は、きっと周りが大人だったっていうのも大いにあると思いますが、その点も人に恵まれたなぁ、とご縁に感謝。
好きなように生きていても、自分を大事にしてくれる人たちを、これからも大切にしていきたいと思います。
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