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【事例紹介】VRを活用して野球能力を向上させるには⁉(北海道栗山高等学校)パート③検証報告編

株式会社ZENSHIN CONNECT(以下:ZENSHIN CONNECT)と新しいトレーニング、指導手法について検証していく協働プロジェクトを12月から北海道栗山高等学校女子硬式野球部(以下:栗山高校)と一緒に行っています。

本検証では、時期に応じて下記3点の検証目標を設定するとともに、実践的なトレーニング機会の確保を目指しています。

■検証目標
・選手自身が課題を発見する機会を創出できること
・選手自身で課題を改善する機会を創出できること
課題克服の練習ツールとして支援ができること

■検証計画
・第一回測定:12/5 (課題特定)
・第二回測定:1/26 (成長過程) 
・第三回測定:3/14 (検証報告)NEW!
・最終結果報告:全国大会結果報告(実践試合)


第二回おさらい

前回は「V-BALLER」を使用して選手の計測を行うことで、日常の練習への意識を変えて選手の成長に繋げることができました。

「V-BALLER」で選手の計測を行い、指導者が分析+指導を行うことで、選手の練習に対しての取り組み姿勢を変え、その結果として選手のレベルが数値的にも向上するということが具体的に確認できました。
第二回記事はこちらから

今回の目的

今回の期間では「V-BALLER」を練習ツールとして活用し、選手の成長を確認することを目的としています。

そのため、栗山高校の選手には1ヶ月間、「V-BALLER」を使用して多角的な練習に取り組んでもらいました。

選手が「V-BALLER」で練習すると、どれくらい成長するのでしょうか!?
楽しみですね!それでは結果を見ていきましょう!

選手たちの「V-BALLER」練習活用事例

この1カ月間選手たちはどのように「V-BALLER」を練習に組み込んでいったのでしょうか。
選手たちの練習に関する取組内容をご紹介します。


・寮での活用
 栗山高校女子野球部は選手全員が寮生です。(2024年3月31日時点)
 そのため、選手たちは練習後にも自主練習として寮で「V-BALLER」の練習に取り組みました。
 選手全員に練習機会が得られるよう、選手同士でVRデバイスをバトンタッチ(回覧板を回すような形式)しながら練習に取り組みました。

・定期試験期間での活用
 定期試験期間中は部活の練習が休止になることが多いですが、栗山高校では、「V-BALLER」を使用して、実践感覚を失わず、試験期間中も自主的な練習を行いました。

選手が練習に取り組む様子

第三回(最終報告)の検証結果

選手たちが「V-BALLER」の複数の機能を活用して、練習を行った結果、すべての結果において、数値が改善されました!
4名の選手に検証試験を行ってもらいました。それぞれの観点での検証結果は以下です。※1名はけがにより、お休み。

①タイミングの検証結果

※球数の分母は9球
※選手Dは怪我のため離脱

4つのレベルに分けて試験を行いました。
(試験の詳細は第一回記事をご確認ください。)
第三回の検証結果では、選手たちが「V-BALLER」を使用した成果もあり、第一回、第二回に比べて、タイミングが合う選手が増えました。
下のグラフは第一回と第三回そして第二回と第三回を比べた値になりますが、合計のずれが減り、タイミングがあっていると言える数も増えました

選手の成長度を表す。
緑色:成長箇所 灰色:変化なし 色なし:マイナス
選手の成長度を表す。
緑色:成長箇所 灰色:変化なし 色なし:マイナス

タイミングの検証において、数値的にも選手達の成長がはっきりと現れています。
成長した選手達が実際の試合でどれくらい活躍できるかが今から楽しみです。

②選球眼・ミートポイントに関しての検証結果

選球眼に関しても上記と同様の4つのレベルで試験を行いました。
前回の測定時には、選球眼に関して苦手意識を持つ選手がいました。また、選手達からは実練習での練習方法がわからないといった声もありましたが、この1カ月間、選手たちは徹底的に「V-BALLER」の(選球眼モード)の練習に取り組みました。
その結果、選手たちの頑張りが実り、選手全員の今回の計測結果が最高値を更新する結果となりました!

②選球眼とミートポイントについての検証結果
※選球眼に関しては正答率(MAX100%)
※ミートポイントに関しては実際に投球が通った箇所と自分のミートポイントのずれ

検証三回目まとめ

検証結果として、選手全員が「V-BALLER」を使って練習したことで、数値的に成長がみられました。
我々としては、選手たちが「V-BALLER」を使って成長してくれたことが何よりも嬉しいです!

本検証期間では、「V-BALLER」を練習ツールとして活用することでポジティブな結果を得ることができました。
「V-BALLER」の複数の機能を用途に合わせて使用することにより、選手、そしてチームの課題(タイミングを合わせる力・選球眼)を改善することができました。

■検証目標として設定された以下の3点を達成するために取り組みました:

  1. 選手自身が課題を発見する機会を創出できること

  2. 選手自身で課題を改善する機会を創出できること

  3. 課題克服の練習ツールとして支援ができること

■検証結果として、以下の成果が得られました:

  1. 「V-BALLER」を使用することで、選手&チームの課題(タイミングを合わせる力・選球眼)が明らかになりました

  2. 「V-BALLER」を活用し、定期的な試験を行った結果、選手の練習取組意識が向上しました。また、指導者においても定量的なデータに基づき、選手の課題に対して効果的に指導できる環境が整いました

  3. 「V-BALLER」の多角的な機能を活用することで、選手およびチームの課題が改善され、選手たちがより成長できる環境の支援を行えました。

以上の結果から、本検証において選手たちが「V-BALLER」を使用し、練習に取り組むことで数値的な成長が見られ、課題が克服されることが示されました。

そしてついに選手たちは全国大会の舞台に立ちます。
次回は、選手たちが実践の試合でどのくらい成長したのかを見ていきます。

以上、第三回検証に関してのご報告でした!
「V-BALLER」を通じて、選手の皆さんの成長を支えられていること、本当に光栄に思っています。
ここまで、読んでいただいた皆さん、本当にありがとうございます!
それでは次回、最終回(最終結果報告)でお会いしましょう!!


今回の記事は以上です。

V-BALLERは日々アップデートを行い、前に進んでおりますので、これからもサービスの進化にご期待ください!!

今後もV-BALLERに関する情報をnoteで発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

もう少し詳しく知りたい方は、是非V-BALLER公式HPもご確認ください。
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