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【新機能】野球界で再注目されている選球眼をVRで鍛えよう!


1. はじめに

まずは、本記事にご興味いただきありがとうございます!!
株式会社NTTデータではテクノロジーの力で野球界全体の能力向上に貢献すべく、「V-BALLER」というサービスを中学高校から社会人、プロまで幅広く展開を進めています。

※V-BALLERのサービスについては以下の記事をご覧ください!

2. 選球眼の能力に注目が集まっている

さて、野球界ではいかに四球(フォアボール)を選ぶかといった選球眼の能力が注目されています!

例えば、プロの世界でも今年2023年に日本シリーズで38年ぶりに優勝を果たした阪神。実はホームラン数ではリーグ5位なんです。しかし、両リーグで断トツのトップのものが存在します。それが494の記録を持つ四球数です。

今までも阪神の岡田監督は「ボールを振るな、四球を選べ」と言い続けていましたが、今シーズンは開幕前日に「四球に対する年俸査定ポイントが上がること」を選手らに伝えたそうです。四球を選ぶために必要になってくるのが選球眼です。阪神優勝のカギは四球を選ぶためのチームの選球眼にあったと言えます!!

選球眼はチームを勝利に導く非常に重要な打撃能力の要素なのです!!

3. 選球眼を鍛えることは難しい

しかし、V-BALLERのお客様からは選球眼は重要であることは分かっているものの、共通して現場の練習だとなかなか鍛えることが難しいという声がありました!

例えば、バッティングマシンだと様々な球種やコースを想定した練習が出来ないので不十分であったり、受けた投球がストライクだったのかボールだったのか1人では振り返りが難しかったりします。

現状は現場の練習で選球眼を鍛えることは簡単ではないのです。だからこそ、我々にも現場の練習では難しい選球眼を鍛える練習ツールを求める声が多く届いていました!!

4. VRの強みを活かした新機能の開発

この選球眼を鍛えることが難しい課題は、「V-BALLER」のバーチャルの強みを活かすことで解決できます。

  1. リアルな投球再現
    バーチャル空間では1人でも実践的でリアルな投球を無制限に受けられる

  2. 自身の判断に対する振り返りが簡単
    ストライクゾーンとボールの軌跡を表示して自分が見極められているのか、どれだけズレているのかを確認できる

  3. 豊富な投球コンテンツ
    ストレートだけでなく変化球や様々な球速帯とコースの投球が体験できる

我々は、これらのバーチャルの強みを活かして選球眼に特化した新機能の開発をスタートさせました!

この新機能開発にあたっては、より実践的な機能になるように複数のお客様に何度もヒアリングを行い、長い時間をかけて思考錯誤しながらお客様の声を形にしていきました!!

5. 「選球眼モード」とは?

そんなお客様の声を形にした選球眼に特化して練習できる機能が「選球眼モード」です!選球眼モードは大きく2つの機能に分かれています。

5.1. ストライク見極め機能

投球がストライク/ボールかを見極め、
見極めの正解/不正解
判断したタイミング
をフィードバックする機能です。
まずは以下の動画をご覧ください。

ストライク見極めのフィードバック

ストライクと判断した場合はコントローラーのボタンを押し、ボールと判断した場合はボタンは押しません。その判断が合っていたかどうかが、①の”正解判定”に表示されます。

②の判定位置は”ホームベースからの距離”を表しており、この場合は判断タイミングが遅いことが分かります。

自身でストライクゾーンの高さを設定することもでき、その設定に応じてストライク/ボールの判定が変わるため、より実践に即したトレーニングが可能です。

実際に使用いただいたユーザの方からは、以下のような声を頂いています。

・「ピッチングマシンだとどうしても振ってしまい見る練習にならない。これなら見るトレーニングができる」(高校野球部・監督)
・「自分がどのタイミングで判断できているかを可視化できるのは参考になる」(社会人野球部・選手)
・「早ければ早いほど良い訳ではない。自分のスイングスピードで間に合う距離で判断できているか、その上でストライク・ボールを見極められているか、ということが大切」(元プロ野球選手)

5.2. コース見極め機能

投球がストライクゾーンのどの位置を通ったのかを予想し、
・自身が指定した位置と、実際の投球が通過した位置のズレ
をフィードバックする機能です。
まずは以下の動画をご覧ください。

コース見極めのフィードバック

実際に使用いただいたユーザの方からは、以下のような声を頂いています。

・「自分の思う以上に、正確にボールを認識できていないことに気が付けた」(高校野球部・選手)
・「まだ変化球を見慣れていない中学・高校生には、良い練習になると思う」(高校野球部・監督)
・「定期的に実施することで、調子が良い時と悪い時での傾向が見えると参考になりそう」(社会人野球部・選手)

5.3. データの可視化

データを可視化して見れることも「選球眼モード」の特徴の1つです。
VRでプレイしたデータは、webのダッシュボードから見ることができます。

データはユーザごとに紐づけられており、ダッシュボードでは個々人の得意や苦手の傾向成長の履歴を見ることができます(ユーザ名は自分で設定が可能です)。

ユーザ毎にデータを管理ができる

傾向は、
ストライク見極めであれば”見極めの正解率”
コース見極めであれば”コースのズレの平均値”

  • コース(ボールゾーンを含む計25マス)

  • 球速

  • 球種

ごとに、色分けして表示します(緑は得意、赤は苦手を表します)。投手の利き腕や球種、球速、期間での絞り込みも可能です。

コース・球速・球種ごとに傾向を把握

また、日々の練習の中で、

  • 毎日何球ほど練習をしてきたか

  • どれくらい成績が上がってきているか

を振り返ることもできます。

時間とともにどれくらい成長してきているか

6. 最後に

弊社のサービス「V-BALLER」は高校~社会人、プロまで幅広くご利用いただいているサービスです。本記事でご紹介した新機能も含めて、V-BALLERの詳細にご興味ある方は是非お気軽に以下からお問合せ下さい!!https://go.nttdata.com/l/547422/2022-11-04/8sx244

今後もV-BALLERに関する情報をnoteで発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

公式SNS(X)はこちら↓
https://twitter.com/vballer_

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