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京大卒がドロップアウトしてスーパーに就職した理由

こんにちはSt.Mです。僕は京都大学大学院在籍中にドロップアウトして精神病院に入院。スーパーでのパート採用から苦節13年正社員登用されました。今回は自伝的な内容になりますので「記事」という感じではありません。次回に「ドロップアウトからの再チャレンジ(就職)を考えている人に伝えたいこと」という内容で記事を書くための布石として僕の経歴を伝えた方がいいと思って書いているので、興味のある方だけ読んでください。この記事ではスーパーで正社員になるのに13年も要した理由と、なぜそこまで今の会社にこだわったかを書きたいです。

といってもその一番の理由は単純に

勉強以外何もできないことを理解していたから

以前の記事でも書きましたが
僕はテストで点を取る能力が高いだけの
なんにもできない人間でした

スーパーで働き始めたときは
おでんや鍋が寒い季節の食べ物だということも
理解していませんでした

あれ?
ごぼう天が9月に入ったら
バカ売れするのはなんで?
品切れしまくるんやけど

そんな僕が発注していたなんて
ほんと当時のお客様には
申し訳ない気持ちでいっぱいです

外の世界に興味がなかったため
社会人として必要なスキルを
全く磨いてきておらず

自分を育てなおす必要があったことが
1番目の理由です

2番目の理由は

縁があったスーパーがいい会社だったから

小売業はサービス残業ありきの
ブラックな業界ですが

僕が入社したスーパーは
労働条件が良かったからです

パートの額面時給は低いものの
福利厚生がパートにもあって
(しかも一般的な会社の正社員並み)
実質時給はプラス200円分以上あります

また正社員の待遇も
業界最高水準で
正社員なりたての僕でも
ドラッグストアの店長並みの給与です

正社員歴がない状態では
まともな就職は望めないため
今の会社で上を目指した方がいいと
判断したのが2番目の理由でした

ですが正社員になるのに13年もかかりました
その一番の理由は

パワハラが原因で正社員登用が遅れたから

順調に実力をつけて
「正社員にならないともったいない」
と言われていたのですが

正社員になるためには
部門を任されるチーフにならなければ
なりませんでした

自分の担当していた部門には
すでにパートのチーフがいたので
正社員を目指すために
担当部門を変えたのですが

移った先が
超絶パワハラ部門だったのです

激しい人格否定のシャワーを浴び続けました

どれくらいパワハラが激しかったかというと

新しく着任したばかりの
強面の副店長が怒鳴り込んできても
毛ほども動揺することなく
むしろ話が通じるいい人が来てくれたと
嬉しくなってしまうくらいに
毎日受けていた人格否定の方が苛烈でした

毎日毎日叱責され
評価はがた落ちで
「無能」の烙印を押されてしまいました

以前の記事にも書きましたが
パワハラに反発する形で
マウンティング人間になってしまったのも
良くなかった
と思います

そんな状態でしたが

赴任してきた社員がパワハラの黒幕を退職させてくれました

なんとパワハラの実行役を操る黒幕がいたのです

お店での評価が悪かったのも
僕のイメージを悪化させる
印象操作をする黒幕がいたからでした

その印象操作に踊らされて
パワハラさんが僕を叱責していたのです

赴任してきた若い社員が
その黒幕の手口を解明し
証拠をつきつけて退職させてくれたのです

そして次の登用試験で合格でき
パワハラさんも退職して
平和になりました

パワハラに耐えて生き残ったのは僕だけで
部下全員新人状態からの再スタートでしたが(笑)

それと登用試験に落ち続けたもう一つの理由は

プレーヤーとしての能力を問われる試験なのに
監督としての能力をアピールしていたから

何かの商品を山積みして何個売りました~
というのをアピールする試験で

業務効率化
従業員のモチベーションマネジメント
人件費などのコスト削減

なんていうのを話しても
面接官に全く響きませんでした

受けるたびに
話すレベルを落とし続けて
4回目にようやく受かりました

就活を経験していなかったため
面接とは相手の求める人材であることを
アピールする場であることを
分かっていませんでした


スーパーで働いていて良かったこと

を4つ挙げてみます

一つ目は
肉体的にハードな仕事なので
体が鍛えられたことです

長期入院で
ペットボトルも開けられないくらいに
体力が低下していたのが

トン単位の商品を
苦もなく品出しできるようになりました

2つ目は
生活感覚が磨かれたことです

食料品や日用品が
どれくらいの値段なのかといった
肌感覚が磨かれました

今は一人暮らしをはじめたばかりですが
そろそろ洗濯槽クリーナーを買わないと、、
と感じる程度には生活感がつきました

3つ目は
栄養学を学べたことです

カロリー計算だけでなく
どの食品がどれくらいの
栄養価を持っているのか

季節の旬の食材なども
覚えることもできました

鍋が冬の食べ物だということすら
分かってなかったのに(笑)

4つ目は
福利厚生で従業員割引があり
生活必需品を安く買えること
ですね


いろいろメリットを挙げましたが
僕の入った会社が
たまたま恵まれていただけです

安くていいスーパーだと思われている会社ほど
ブラック度は高めなので気を付けてください


参考になればうれしいです


次回記事では「ドロップアウトからの再チャレンジ(就職)を考えている人に伝えたいこと」と題しまして就職先を探すときに気を付けた方がいいことを書こうと思っています。ではまた!


お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。