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障害年金について絶対に知っておいてほしいこと

こんにちはSt.Mです。僕は大学院在籍中にドロップアウトしたところから再チャレンジして正社員採用されました。精神病院に1年半入院したことが決め手となって障害年金を受給しました。今は打ち切られていますが、障害年金があったからこそ回復できたと思っています。

この記事では障害年金について知っておいた方がいいことを書きたいと思います。そのうちの一つは、年金制度を理解して計算しないと分からない意外な事実ですので知っておいてほしいです。この記事を書くにあたりnote内で類似記事がないかを調べましたら、とけい爽様という方が最近書き始められたようで、障害年金受給の実情について上手に記事にされています。僕の認識とも一致しているのでおススメです。下の記事はシリーズの第1回目です。

①初診日にさかのぼってもらえる

障害年金は
障害が認定されるきっかけとなった
最初の診察日にさかのぼって支給されます

最大5年分ですが、5年以上前となると
カルテが残っていない場合があります
僕は2年半分(約200万円)が
最初に振り込まれました

さかのぼらずに
申請時点からの支給を選んだ方が
支給されやすくなるようです

②年金保険料を納めていないともらえない

初診日時点までで
保険料を納めるべき期間のうち
未納期間が3分の1未満でないと
受給することができません

学生時代の納付猶予手続きをしていないと
社会人になった直後に障害が発覚して
ドロップアウトした場合に
納付期間が足りずに
受給できなくなってしまいます

納付猶予手続きをしておくと
未納扱いではなくなります
きちんと手続きしておきましょう
ちなみに追納はしない方がお得です

自営業の方も納めておいた方がいいです

年金は障害年金を受給するための
まさしく「保険料」です

費用対効果抜群の保険ですので
納めることをおススメします

③納付免除は「未納」ではない

「年金保険料を納めていないので
障害年金はもらえない」と
勘違いしていた友人がいました

よくよく話を聞くと免除申請をしている
ということだったので
申請できることを教えてあげました

免除は未納ではないんですね
彼は障害年金をもらえることになりました

④国民年金は免除にできる

障害年金を受給すると
国民年金保険料の免除申請を
することができます

障害年金を打ち切られた時に
年金が減っていると困るので、、、
という理由で納めようとする人がいますが
やめた方がいいです

年金保険料の納めた額を取り返すには
約10年受給する必要があります

免除申請をした場合は
保険料を半額納めたのと同じ扱いになるので
納めた保険料を取り返すには
倍の20年受給する必要があります

納める額を積立投資した方が
ほぼ確実に増えますので
免除申請をした方がお得です

⑤障害年金申請のための診断書には書き方がある

障害年金を申請するための診断書は
主治医に書いてもらうことになるのですが
慣れた医者はどのように書けば
申請が通るかのラインを知っています

そして嘘をつかない範囲で
申請が通るように上手に書いてくれます

慣れていない医者だと
馬鹿正直に書いて通らなかったり
あるいは書き方をそもそも知らなかったり
といったことが実際にあります

主治医があてにならないようでしたら
社労士さんを探してお願いする方がいいです

1回通らなかったとしても
あきらめる必要はありません

⑥フルタイムで働くと打ち切られやすい

年金事務所に問い合わせると
働いているかどうかは
年金の受給とは関係ない
という回答でしたが

障害年金2級の基準が
「労働により収入が得られない」症状なので
フルタイムで働くようになると
打ち切られやすくなります
ステップアップを目指す場合は注意してください

逆に打ち切られるまで
もらえるだけもらってしまう
というのも手だと思います
僕もフルタイムになってから
打ち切られるまで5年くらいありました

⑦障害厚生年金

障害基礎年金は2級以上でないともらえませんが
障害厚生年金は3級でももらえます

障害基礎年金では
働けると打ち切られてしまいますが
障害厚生年金だと働ける状態(3級)でも
月額5万円程度をもらえます

障がい者雇用フルタイム
プラス障害厚生年金3級
月収17万円で暮らしている友人や

短時間パート
プラス障害厚生年金2級
月収15万円で暮らしている
友人もいます

社会復帰を目指していく上でも
障害厚生年金で申請できるならば
した方がいいと思います


とりとめのない文章になってしまいましたね。
特に注意してほしいのは国民年金の免除申請
実は友人の一人が将来の年金を増やすために保険料を納めると言い出した時に、説得に失敗したことがあります。説明しても理解してもらえず、最終的にケンカと言っていいくらい厳しく言ったのですが駄目でした、、、再度説得したときには成功し、今は免除申請していますが納めた保険料は還ってきませんでした。

きちんと制度について勉強すればいいのでしょうけど、年金制度は複雑なので難しいですね。

年金の支給開始が65歳になったことを受けて、60歳以降に厚生年金保険料を納めるとそれまでの未納期間を埋めることができるようになっています。ドロップアウトした場合も、再度働ける見込みがありそうならば未納状態でおいておくのもありだと思います。働ける見込みが立たないならば免除申請をしておくといいでしょう。(学生納付猶予の追納をおススメしないのはこのためです)

みなさまの参考になればうれしいです。ではまた!

【小ネタ:給料と給与と賃金】
給料:基本給
給与:各種手当なども含んだ総支給額
賃金:給与の内「金銭」の額


年金の支給額に関する過去記事です


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