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諸刃の剣

2024年 4月17日(水)

今日の景色…

車修理屋さんから電話…
どうやらパンクしていたタイヤは修理できたようです…
買い替えしなくても大丈夫でした…
良かったです…

〈気になる記事・後半…〉

ラツィオ、不動の10番の退団宣言の裏で新たな火種も発覚…鎌田大地のライバル”中盤の支配者”が指揮官と対立か「疑わしい欠席」と報道も | セリエA

(記事全文…)

【欧州・海外サッカーニュース】
マウリツィオ・サッリが電撃辞任したラツィオでは、副主将ルイス・アルベルトが突然、退団の意向を表明したばかりだが、新たな火種もくすぶっている。

MF鎌田大地が所属するラツィオでは、日本時間13日のセリエA第32節ラツィオ対サレルニターナ戦(4-1でラツィオが勝利)終了後、主力のルイス・アルベルトが『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで今シーズン限りでの退団の意向を表明。4年契約の解除を希望し、フリーでの退団を示唆したことから、クラウディオ・ロティート会長の反感を買って物議を醸した。

そんな中、イタリア紙『Corriere dello Sport』は15日、鎌田とポジションを競うマテオ・ゲンドゥージを巡るラツィオ内部の新たな火種を伝えている。「張りつめたラツィオの退団順位表の1位へルイス・アルベルトが飛び出したが、ゲンドゥージも加わるリスクがある」と指摘。「まだ解決できるケースだが、騒然としている」などと伝えた。

昨夏、ラツィオに1200万ユーロ(約20億円)+500万ユーロ(約8.2億円)での買い取りオプション付きでレンタル加入すると「中盤の新たな支配者」となったゲンドゥージ。買い取りはもはや形式的なものを残すばかりとみられていたが、不動の10番による「ルイス・アルベルト事件」がぼっ発する以前に、「ゲンドゥージ事件」が起きていたことが伝えられている。

発端は11日の練習中の出来事だった。新指揮官のイゴル・トゥドルは、サレルニターナ戦へ向けて鎌田とマティアス・ベシーノをスタメンに検討。ところが「控え組」に回ったフランス人MFは練習を途中で切り上げた

クラブによる表向きの発表はフィジカルトラブルによるものとなっているが、イタリア紙は「選手が抱いた失望や、一部の練習メニューに満足せず、トゥドルとの間で生まれた口論を消し去ることはできない」とクロアチア人指揮官との間の不和を伝えた。さらに「2人の共存わずかな日数しか継続せず、マルセイユ時代の衝突が再び表面化した」と続けた。ゲンドゥージは13日の練習を欠席しているが「疑わしい欠席」との見方を示されている。

仲裁を模索するラツィオ

トゥドルの初陣となったユヴェントス戦(ラツィオが1-0で勝利)においても、鎌田らにスタメンの座を譲り、途中出場してアダム・マルシッチの決勝点をアシストしたゲンドゥージ。だが歓喜の瞬間、采配へ不満を示すかのように「ベンチを向いていら立った反応」を見せている。

イタリア紙は「よくないシグナルであり、サレルニターナ戦の事件までいくつかの激震が起きることとなった」との見解を示し、「ゲンドゥージと指揮官の間で新たな衝突が起きるリスクがある。クラブが回避のために介入するだろう」とコメント。「紛争の仲裁役という不可能な仕事を担ってきた」アンジェロ・マリアーノ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)が和解を試みる見込みであることを伝えた。

さらに「常に本能で反応してきた選手だが、サッリがいる限り、そうした様子はなかった。ラツィオで目にしたゲンドゥージは、ギリシャ神話の英雄のような戦士の魂を持った選手」だったと分析。しかしマルセイユ時代に確執があった「トゥドルと再び出会うことは、おそらく想像していなかっただろう」と振り返った。

👉この「良くないシグナル」に「新たな衝突」…。

その元凶であったのが…
スペイン人のルイス・アルベルトと共にラツィオの中盤MFを担っていたフランス人のゲンドゥージ…。

今して思えば…
この2人がラツィオの中盤MFにいた事によって、恐らくそのポジション保持・保身の為に2人で結託し、その鎌田選手が入り込む隙を与えなかったのではと推測します…。

少し違う言い回しで言えば…
鎌田選手に意図的にパスを回さず…
鎌田選手に意図的にプレーをさせず…
鎌田選手に意図的に活躍させないように…
そのラツィオのチームメイトたちに“圧”をかけていたと言う事…。

鎌田選手が加入した当初から…
そんな嫌らしい雰囲気はプンプン匂っていました…。

私はそんな当初のラツィオの選手たちのことを「ヤンチャ」と表現していましたが、その「ヤンチャの元締め」的な存在だったのが、もしかしたらこの2人だったのかもしれません…。

そして…
そんなヤンチャな2人を率いて前シーズンに結果を出していたサッリ監督は、その2人のその鎌田選手に対するヤンチャぶりを、見て見ぬ振りで見過ごして来たのだと思います…。

「選手間の事は選手たちに任せてタッチしない…」

そんなスタンスで、サッリ監督も分かってはいても、そこにあえて口出しをしなかったのだと思います…。
そこに触れてしまえば…
恐らくそのチームが一気に空中分解してしまう事を恐れて…。

ですから…
このラツィオの「負の空気」というのは…
もともとこのヤンチャな2人の選手を元凶としたチームづくりにあったのだとわたしは思います…。
それが上手く行っている時は良いのですが…

そんなチームの雰囲気をクラブの会長も感じていたからこそ、サッリ監督に何度も改善を求めていたのだと思います…。
そしてだからこそ…
サッリ監督の次に、鎌田選手を無条件で信頼しまたゲンドゥージを以前から敵視していたトゥドル監督をあえて連れて来たのかもしれません…。

この記事にあるように…
このゲンドゥージと新監督との紛争の仲裁役をファビアーニSDがする事はすると思いますが、それはあくまでも新監督に忠実に従うというのが前提で、もしそうでなければゲンドゥージは恐らくレンタル元のチームに帰される事になるのではないでしょうか…。

このように…
才能や能力に溢れた選手であっても、その性格と言うか人間性により、時にはチームの「爆弾」とも成り得るような選手も居るものです…。

このような選手を獲得してチームの一員として扱うには、やはりリスクが少なからずあります…。
良い時は「戦力」となるのですが…
悪い時は「爆弾」に…。
まさに「諸刃の剣」ですね…。

そんな噂を聞いて…
その選手に手を付けて獲得しようとする監督やクラブも、そこで敬遠するケースが多いと思います…。
よほど実力と自信のある監督でない限りは手を出さないのでは…

そんな監督より選手がその権力をふるって圧をかけているようなチームというのは、やはり見る人が見れば分かります…。
監督が選手に気を使い…
周りの選手たちも、その圧に従う者とそうでない者とで分かれて、一種の派閥のようなものが出来ます…。

もちろんそんな派閥が出来てしまうという事は、その監督が、そのチームとその選手たちを統率出来ていないという証しでもあるとわたしは思います…。

監督のタイプの違いと言えばそれまでですが…
わたしはより優れた監督というのは、そのようなヤンチャで「爆弾」と成り得る人間性の選手に対しては、初めからガツンと言い聞かせて、従わなければ「いくら才能や能力があっても使わない」というスタンスを貫いていると思います…。

そういう意味では…
やはりサッリ監督の責任も重く、解任という結果も致し方なかったのかもしれません…。

ただ新監督となった今も…
決してファンが納得するようなラツィオのプレーが出来ている訳ではありません…。

出場者機会の増えた鎌田選手も…
これでラツィオに残るとも限りません…。

でもいずれにしても…
鎌田選手にとっては凄く苦しい経験でもありましたが、同時にとても貴重な経験でもあったようにわたしは思います…。

「ピンチのあとにチャンスがある」

だとすれば…
この辛かった時期をも遥かに超える“喜び”が待ち受けていてもおかしくありません…。

今後の鎌田選手とラツィオの物語に期待したいと思います…


〈気になる記事・前半…〉はこちらから…


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