学校の教師が読むべき本(「黄色い家」川上未映子著読書感想文)
今、読んでいる本である。
まだ、全て読めてはいない。
通勤中に読むにしては、かなり重い内容である。
しかし、読み進めるにつれて、これは教師が読むべき本であると思う。
様々な家庭環境にある子供がどのようなことを考え、行動しているか、想像力を働かせるのにも限界がある。
この本を読むことで、想像力を働かせる一助になるのではないかと感じた。
大変な家庭環境の中でも、懸命に生きている主人公。家族のつながりがなくても、様々な人とつながっていく様を追体験できる。
私は学級担任であると、同時に、特別支援コーディネーターという仕事もしている。
支援が必要な人がこの本の中にも存在していて、悪用されてしまう。
今の世の中が、もし、この本の中のような世界であるならば、少しでも改善できることは無いのだろうか。
そういう意味で言えば、地方公共団体の人たちも読むべき本になると思う。
今回の本屋大賞の候補作になっているらしい。
最後までしっかり読みたいと思う。
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