スタッフの声を耳に

お仕事お疲れ様です。
今回は、スタッフの気持ちについてのお話しです。

皆さんは管理者や、現場リーダー、主任等を経験されると
スタッフの声を多く聞く場面があるかと思います。

現場最前線で従事しているスタッフは笑顔で利用者様と
接している反面、様々な場面でのリスク管理をして行動しているため
勤務終了後は、どっと疲れが押し寄せてきます。
これが、毎日の繰り返しです。
業務中は気を張っている方が多い時間が殆どの為、自分で
ストレス発散する工夫が必要です。
この、ストレス発散の仕方が解らないスタッフは意外と多いと
思います。私は、スタッフとの定期面談ではメンタルやストレスの
状況を把握するように努めてます。
特に、趣味などの話しを聞くようにしています。もちろん趣味がない
スタッフもいます。その時は、今やってみたい事などを一緒に探す事も
あります。
なぜ、このような事を聞くようになったかと言いますと、昔の職場の
仲間が、心を痛めてしまった方が何人かおり、その方々達は大好きな
介護業界から去ってしまいました。さらざるおえなかったかもしれません。
みんな、とても利用者様に優しく、人気者方ばかり
でした。共通して見えたのは、責任感が強く、自己犠牲が強い印象の方
でした。また、行き詰った時の相談相手がいなった事が最も共通していたのです。また、仕事とプライベートの区別がなくなっている事も共通していました。
このような事から、スタッフ達の趣味やストレス発散方法を面談時に
聞き取りする事にしていました。
自分自身で、ストレス発散が出来ている方は良いのですが、ストレスを
抱えている事も解らないで一生懸命、働いているスタッフもいます。
私は、現場スタッフが朝出勤した時の声のトーンや表情を必ず確認する事を
大切にしていました。
気になる様子がある時は、声を掛けたり、最近の調子など聞いたり
現場リーダーに対象スタッフの業務の様子を確認します。
異変がある時は、面談をして声を聴くようにしています。

ある日、様子が変なスタッフがおり、声を掛けてた時です、突然
泣き出したのです。話しを聞くため、相談室へ連れて行くとスタッフから
介護の仕事が辛いと言い出したのです。
どうしてその様に思ったのか聞いてみると
「ただ忙しく、利用者様とも関係構築ができない。介護技術も上達している感じもしない。」
「どうしたら、みんなと上手く行くのか解らない。私は介護に向いてい
いないのではないかと思っている。」
今まで、一人で悩んでいたのか一気に自分の思いを吐き出して
いました。私は、本人の今の気持ちを否定も肯定もせず、共感しながら
傾聴していました。
本人が一生懸命仕事を行っている事は現場スタッフ達はしっていました。
一通り話してくれた後、私は一つひとつ、本人へ話をしていきました。
少しずつ落ち着いてきた所で、本人に周りのスタッフが評価している事と
あなたがいるから、利用者様も安心している事、業務が円滑に行えている事を伝えました。
自己評価は、自分する事は難しい事をお話ししました。自分が出来ている
出来ていないを図る事はとても難しい事も伝えました。人それぞれの個性や
感性があり、得意な事をしっかり行う事が大切な事も伝え、不得意な事は
周りがフォローしてくれるので、あなたも、周りのスタッフをフォローして
くれると助かる事を伝えました。

このように、スタッフ達は利用者様の前では、介護のプロとして
立ち振る舞いをしています。
気持ちと身体がついて行かない事も時々あります。その時は
世間話や仕事で困っている事や人間関係で悩んでいる時はしっかり
スタッフの声に耳を傾け、すぐ対処できる事はすぐ対応し、もし
時間が必要な事は具体的な時間を提示するようにしています。
スタッフ達にとって最後の砦になれるよう努めてました。
また、このような環境にならない事が一番ですが、多種多様の
職場なだけに摩擦は避けられないと思います。摩擦が大きくならない様
スタッフの声が届きやすい環境を大切にしてます。

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