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たった3枚の紙で分析されてしまった準就活性

「この3枚のシートの内容を行うことで自分の特徴、価値観などが分かります」
「あなたはこういう傾向がありますね、じゃあこういう分野向いてるかもしれないですね」

 就活をしたことのある方であれば、嫌というほどやったであろう「自己分析」。私も来年の就活に備え、インターンというものに参加し、初めて「自己分析」を行なってきたのだが、、、

 はっ!!!こんなんで私の何が分かるって言うんだ!!20年近く生きてて、未だに自分という人間を自分が一番理解していないというのに、こんなペラペラの3枚の紙に、しかもたった10分程度の時間でわかってたまるか!!

 夏のせいでどうにかなってしまった私は、自分で望んで「自己分析」をするために参加したのにも関わらず、そのようなことを思ってしまった。
こんなものに頼った私がアホだった、さっさと結果聞いて自分なりに必死に悩んだ方がよっぽど自分のためになる、もうほんと早く終わってくれ。。。


 しばらくして、担当の方が私の名前を呼び、シートの内容を聞いてきた。時間を持て余し、何度も結果を見返していた私は、担当の方に淀みなく結果を伝え、なんの期待もせずフィードバックを待つ。

結果を聞いた担当の方は、しばらく考えた後にこう言った。


「あなた、ある程度の金が貰えて、残業少なく、自由な時間を楽しめればそれでいいでしょ?職場環境とか人間関係も、最悪は転職すればいいやって思ってるんじゃないかな?」

「いや〜〜〜、、、そんなことはないですよ、、?(笑)」

(いや、なぜバレた!!??確かに、自由な時間欲しいとか、趣味も大事にしたいとか、残業少ない方がいい、とかそういう項目も選択しましたよ?でも、ちゃんと周囲の人と協力して成果をあげたいとか、仲のいい職場とか、やりがいのある仕事をやりたいとか、そういう真面目な項目も同じくらい選びましたよね?それなのに、なんでピンポイントで言い当てられるの?二代目メンタリストなの?)


 このようにたった3枚の紙に自分の本質を見抜かれてしまった私は、その後のフィードバックを真摯に受け止め、インターンが終わってからもそれを参考に企業選びに没頭するのであった。

いやー「自己分析」、恐るべし。。。


ー あとがき ー
いやーついにインターンとか行かないといけない年頃になってしまいました。20歳を超えてから時が経つのが早く感じます。

自己分析ってなんか意識高い系就活性が使うイカした用語だと思ってて、それで自己分析にあんなに噛み付いていたわけですが、実際やってみるとやっぱりすごいですね。歴代の就活生がみんなやってきただけありますわ。実際にやったことで自分の中で「自己分析」から「自己分析」に変わって本当によかった。やっぱり初めから疑ってかかるのは良くないですね、何事もやってみて判断。やってみないとわからない。

てか、今回の場合、すごいのは自己分析シートというより、そこから本質を見抜いた担当の方では?


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