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ビジネス法務検定2級を受けてみた

はじめに

ビジネス法務検定2級とは?

 ビジネス実務法務検定は、一般企業で働くビジネスパーソンが、日常業務で必要となる法律知識を問う試験です。東京商工会議所が主催しており、2000年に開始されました。この試験は、民法や会社法、労働法などのビジネスに関連する法律知識を学ぶためのものです。ビジネス実務法務検定2級(ビジネス法務エキスパートでは、民法、会社法、知的財産法、労働法など、企業活動に関わる法律を学習します。これにより、ビジネスに不可欠なコンプライアンス(法令遵守)能力に必要な法律知識が身につきます。また、ビジネスで発生する様々なリスクを事前に察知し、問題解決や回避など実践的に活かせます。2023年度には1級~3級まで合わせて約4万人が受験しており、ビジネスの現場で一定レベルの法律知識を有していることを証明する資格となっています。

受験を決意した理由

 私がビジネス法務検定2級の受験を決意した理由は、会社の総務部があまり役に立たないからですね。昔から法務担当の方にNDA(秘密保持契約)なり派遣やコンサルや外注との契約書に関しては相談して稟議を通さないといけないのですが、まず遅い。以前結局もめたことがあり信用ならない。といったことが過去にあり、こりゃ最後は自分だなという思いから自身のキャリアアップとスキル向上を図るためです。マネジメントする立場もあり労務にしろ勉強はそもそもしていた。ちなみにもめたのは知財の件でこの検定を受ける前に2級知的財産管理技能検定は取得済みです。(そのうち書きます)

注意書き 私の受験したのは2018年12月9日(日曜日)(第44回)で、当時は会場受験方式でした。現在はCBT(Computer-Based Testing)およびIBT(Internet-Based Testing)方式での受験となっています。CBT方式では試験センターで、IBT方式ではインターネットを通じて自宅や指定の場所で受験が可能です。これらの方式を選ぶ際は、それぞれのメリットやデメリットをよく検討してください。

試験データ

二級の基準
企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。
出題範囲
3級の範囲および2級公式テキスト(2024年度版)の基礎知識と、それを理解した上での応用力を問います。
合格基準
・100点満点とし、70点以上をもって合格とします
二級の試験結果
2023年度 受験者13,338名 実受験者11,569名 合格者3,978名 
合格率34.4%

東京商工会議所


試験準備

使用した教材

ビジネス法務検定2級に合格するために、使用したのがビジネス実務法務検定試験の公式テキストと公式問題集です。これ以外は使っていません。
勉強の仕方はいつも通りのやり方です。

学習スケジュールと計画

 学習スケジュールは、1か月の期間を想定して計画しました。私自身元々宅建、行書持ちなので一般的な契約とか紛争、債券などの民法絡み、法律関係はボーナス問題としか思っていないのと、ちょうどこの時期は通信大学に入って単位取るための科目(会社法など)と被っていたので、あくまで試験の傾向に対する対策として問題集のアウトプットを中心に行いました。

私のはあんまり参考にならないので一般的には3カ月ぐらいで計画立てて、まず初月は基礎知識の習得に重点的に。2か月目からは過去問繰り返しや模擬試験問題を解く。過去問を解くことで、試験の出題パターンを理解し、弱点を把握を行います。そして、試験直前の1か月は、弱点強化と総復習を行い、試験本番に向けて準備を行う感じです。
ちなみにPDCAってしっていますよね?
ができます。
PDCAサイクルは、学習において非常に有効なフレームワークです。PDCAは「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Act(改善)」の4つのステップから成り立ちます。
以下に、学習におけるPDCAサイクルの具体的な適用方法を説明します:

Plan(計画):学習の目標を設定し、それを達成するための具体的な計画を立てます。例えば、特定の資格試験に合格するためには、どの教材をどの順番で学び、どのくらいの時間を割くべきかなどを計画します。
Do(実行):計画に基づいて学習を開始します。この段階では、計画通りに学習を進めることが重要です。
Check(評価):学習の進行状況を評価します。自分が計画通りに学習できているか、理解度はどの程度か、どの部分が苦手であるかなどを確認します。
Act(改善):評価の結果に基づいて、学習計画を改善します。苦手な部分に対する対策を立てたり、学習方法を見直したりします。
このPDCAサイクルを繰り返すことで、学習は効率的に進み、理解度も深まります。また、PDCAサイクルは自己反省と改善の繰り返しであり、これにより学習に対して自己認識を深め、成長を促進することができます。


試験本番

試験形式と流れ

 ビジネス法務検定2級の受験方法は、自宅で受けるIBT(Internet Based Testing)方式と、各地のテストセンターで受けるCBT(Computer Based Testing)方式とがあります。私が受けた時の会場集合方式はありません
■試験時間 90 分 ■多肢選択式

IBTの場合は「カメラを通じて本人確認・受験環境を確認」
私のお勧めはCBTですね。
近くにテストセンターがあるならそちらをお勧めします。理由は気持ちの切り替えができる点ですね。

まとめ

合格へのアドバイス

 ビジネス実務法務検定2級に合格するためには、計画的な学習と効果的な教材の使用が重要です。まず、公式の問題集や過去問を徹底的に活用し、自分の弱点を把握することが大切です。試験範囲が広いため、各法律分野ごとに分けて学習すると効率的です。特に、民法や会社法の基礎的な知識をしっかりと身につけることが合格への近道です。また、学習スケジュールを立て、無理のないように週ごとに進捗を確認することも忘れてはいけません

この検定で学んだこと

 ビジネス実務法務検定2級の合格体験を振り返ると、学んだことの一つとして「継続は力なり」ということを実感しました。過去にあちこちで学んだことが纏まっているだけで私的には1割ぐらいが新規の学習、残りはリカレント(学びなおし)でした。
法律知識はビジネスの現場において非常に役立つものであり、日常のマネジメント業務に対する理解も深まりました。学んだことは単なる試験対策だけでなく実務にも応用できていると感じています。もちろん一番は自己防衛に役に立ちます。というかこういった法務知識もない人が技術系の部署だろうがマネジメント層に居ていいのかと常々思うところです。
これからも更なる知識の向上を目指して努力していきたいと思います。
最後に!

毎日1問でもいいから継続して勉強すること。飲み会ある日は電車の中でも朝でも昼休みでもいい。言い訳してやらないは無し。それを習慣つけることが合格への道。


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