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G検定を受けてみた。


はじめに

チートシート

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G検定の概要

 G検定は、日本ディープラーニング協会が実施する試験で、AI(人工知能)やディープラーニングに関する基本的な知識ビジネス活用の能力を測ることを目的としています。
体系的にAI・ディープラーニングを学習することで、

「AIで何ができて、何ができないのか」
「どこにAIを活用すればよいか」
「AIを活用するためには何が必要か」

が理解できるようになり、データを活用した新たな課題の発見やアイデアの創出が可能になる。試験はオンライン(自宅受験)( IBT方式)で受けることが可能で、全国どこからでもアクセスして受験することができます。
受験したの2024年5月11日「2024年第3回G検定」です。執筆時は合否判断はまだです。自分的には合格していると思っています。

なぜこの試験を受けることにしたのか

前述している太字で書いているところが理由です。
「AIで何ができて、何ができないのか」
「どこにAIを活用すればよいか」
「AIを活用するためには何が必要か」
最近の会議では、経営層や業務改善に関する話題として、しばしば「AI」が取り上げられます。
まるで万能の魔法のように扱われることが多いですね。以前は「DX」という言葉が流行りましたが、現在では社員の間でも、これらの言葉を使えばできないことも可能になると考える人が増えているようです。
DXについて言えば、単にアナログをデジタル化するだけではなく、もっと深い意味があります。しかし、会社の雰囲気が、そのような誤解を指摘することを難しくしています。「AI」に関しても、同様の誤解が広がりつつあるようです。
この社内の風潮には抗うことは難しいですが、少なくても自分の部署、半径10mぐらいには啓蒙してきちんとした認識を持ってもらうため、まずは自ら学習をすることが理由となります。

G検定の受験要件

 G検定の受験に資格要件はありません。小学生でも後期高齢者でも誰でにAIに関心がある人なら、どなたでも挑戦可能です。試験を申し込むためには、日本ディープラーニング協会のウェブサイトから受験チケットを購入する必要があり、チケットは購入後1年間有効です。この期間内に自分の都合に合わせて試験日を選び、オンラインで受験することができます。試験の形式は選択問題で、出題範囲はAIの基礎知識からビジネスでの応用まで幅広くカバーしています。受験してみた多くの人が、学習から受験までのプロセスを通じて、AIについての理解を深めることができたと感じています。
STEP 1 受験チケットを購入する ※使用有効期限は購入から1年間
STEP 2 希望の試験回に受験予約する
STEP 3 試験当日に受験ページで受験する

勉強方法

G検定の難易度と学習時間

 G検定の難易度・勉強時間については、情報収集を結構しました。
勉強時間は30時間が一般的に言われていますが、私が受けた感じではIT業界の人ならともかく非ITの基礎的なAI知識を持っている人間でもちょっと厳しい時間と思っています。理由は、内容の幅広さに苦労すると思うのと公式テキストでは内容が少なく問題に対応できないと思います。
120分で190問の問題を解く必要があり、1問あたり40秒も掛けれない、ある程度は問題を読んで瞬殺する必要があります。X(Twitter)の投稿を見る限り、合格率だけで簡単と考えてろくに勉強していない人が多い。ただ個人の基礎知識により学習時間は大きく異なります。G検定に挑戦した多くの人が、実際に試験を受験してみた経験を通じて、適切な学習時間を見積もることが重要です。
なお難易度の基準となる合格ラインが不明です。ネットを探すと正答70%とか書いてあったりしますがJDLA協会では公表されておりません。受験した感じですが70%の正答で合格ラインを引いた場合は合格率はもっと低くなると思っています。逆に上位7割弱の人を合格とする基準として合格点を後から決めているのでは?と思うぐらいそんなに易しい問題、試験時間ではないと思いました。

試験当日の感想

 終了後にX(Twitter)を見ましたが試験を受けた人々は、オンラインでの受験が可能であるため、自宅や好きな場所でリラックスして試験に臨める点を高く評価しています。また、試験時間は120分と限られていますが、事前の模擬テストや過去問の演習を重ねたことで時間配分に困ることは少なかったとの声もあります。ただし、出題範囲の広さから、全ての領域をカバーするためには幅広い知識が必要であるとも感じました。私自身もすべての問題を解き終わったのは5分前です。チートシートなんか使う暇ないじゃんとうのが感想です。あとかなり疲れます。私自身多くの試験を受けてきましたが2時間丸々使って試験するということはほかの試験でもないため途中で飽きちゃいましたね。

試験対策と勉強方法

 G検定の勉強方法ですが私の場合を紹介します。
参考書です。
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト
公式テキストは最低限必要な押さえておく参考書です。(第3版が新しく発売されます。)3回眺めてラインは引きました。何回やっても間違えるところは付箋貼って本番対策とする。

問題集として
最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集 第2版
を利用しました。問題は本番レベルでちょうどよく、解説もしっかりしており対策になったと思います。3回まわした。

隙間時間用のアプリです。
株式会社スキルアップNeXtで販売している「G検定対策アプリ」をスマホに入れて通勤時間に利用しました。
問題数が320問と多く難易度もほどほど本番レベルと感じました。類似問題もでております。1200円なら気にせず買えますしね。2回まわした。

●模擬試験について
Study-AIで無料で公開している模擬試験です。これも問題数は本番並みに多く時間内で問題を解くための訓練としては必須と思います。要登録ですが模擬テストを二つ受けれます。(1つフルバージョンでもう一つは新シラバス対応)

生成AIの活用(ChatGPT、Gemini、Copilot、リートン、Claude)
テキスト、解説だけでは正直なにを言っているか分からないときもあるし、言葉の意味がちょっとだけ書いてあるだけで問いには解答できないことが多いです。また試験範囲はシラバスです。シラバスに書いてあるがテキストにないこともそれなりにあります。ここで生成AIの登場です。他の資格でも使ったことがありますが、さすが自分事、AIに関する質問に対してはいつもよりしっかりした解答が生成されます。
分かりにくい部分は「小学生でも」「事例をあげて」「〇〇に例えば」などプロンプトで指示しておけば、わかりやすく説明してくれて頭に入ります。
〇〇は自分の趣味や得意分野に書きます。
利用頻度はChatGPT4.0>Gemini>リートン>Copilot>Claude3
後から使い始めたがリートンがなかなかいい説明をしてくれました。
テキスト、問題集、模試の解説がわからなければ生成AIに聞くといった使い方です。また最適化や関数など種類が多いものは比較表を生成してもらい貼っておきました。

最後に

 もしあなたがこれからのAI時代を生き抜くためのスキルを身につけたいと考えているのであれば、G検定の受験を真剣に考えてみることをお勧めします。この資格があなたの将来にどのような影響をもたらすか、想像してみてください。

閑話

Di-Liteって知っていますか
「Di-Lite 」とは、「デジタルを使う人材」であるために、全てのビジネスパーソンが、共通して身につけるべきデジタルリテラシー範囲です。
「Di-Lite」は現在、「ITソフトウェア領域」「数理・データサイエンス領域」「AI・ディープラーニング領域」の3領域として定義され、その学習すべき範囲として、「ITパスポート試験」「G 検定」「データサイエンティスト検定」の3つの試験のシラバス範囲が推奨されています。
経済産業省お墨付きなので年代関係なくビジネスパーソンは学習してもらいたいという思います。来年あたりDS検定うけます。

出典:デジタルリテラシー協議会


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