他人を羨む気持ちが少し楽になったきっかけ

私は自分に自信がないので、学校やバイト先で出会った人、芸能人の自分にないものを持っている人を羨んで嫉妬して苦しむことが多かったです。

ですが、小説を読んで少しだけその気持ちが楽になりました。
そのきっかけとなったのが、湊かなえさんの「夜行観覧車」と朝井リョウさんの「ままならないから私とあなた」です。
※夜行観覧車のほうは少しネタバレが含まれています。

「夜行観覧車」は勉強もスポーツもできて羨ましがられていたり、尊敬されていた人が実は苦労していたという場面がありました。
これを読んで、表面上優れて見えていても、実は悩みを抱えて苦労しているかもしれないということに気づきました。

「ままならないから私とあなた」では「誰でも何でもできるようになったら、皆同じになっちゃうから。ままならないことがあるから、皆別々の人間でいられるんだもん。」というセリフがありました。
これを読んで、私もできないことがあったからこそで出会えた人もいるということに気づきました。

この2つの小説を読んでから、「できないことがあって当たり前」という価値観を持つことができました。

また、「苦手なことよりも得意なことを伸ばした方が良い」という言葉をよく聞くのですが、前まではそれでも隙のない人間になりたいという気持ちが強かったです。ですが、苦手なことがあったからこそ、そこで結ばれた絆もあったということを思い出しました。

今でも自分の苦手な部分に気付かされるとへこんでしまうことも多いのですが、苦手な部分ばかりではなく、得意な部分、良いところを見ていけるようになりたいです。



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