ヴァンマニアーナ

元ヒロイワマニアーナ https://lit.link/nxtxbxg

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最近の記事

イタリアで荷物を盗まれたオレとヒゲの話のプロローグ

恋の悩みならこちらまで、どうもヴァンです 以前、"友達コレクション"でも書いたが 近しい友達が14人にいる オレ含めた15人全員が揃う事はなかなかないが それでも多い時には10人以上集まる 生まれたところや皮膚や目の色が違うので 「これは何の集まり?」と疑問に思われたりして おばちゃん軍団に聞かれた際 「所沢の三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEです」と答え 「あらまぁ~」を頂いたりしている 実際、何の集まりなのか? 遊

    • 小手指ライオット

      皆さんの中にも聞き覚えある方がいるのではないだろうか 小手指ライオット うーん、何だっけ? 小手指ライオット 言葉だけは妙に馴染んでる 「OK Google、小手指ライオットについて教えて」 こういう時は低学歴のセーフティネットことGoogle先生 「オ断シマス!」 めちゃくちゃ不機嫌 仕方なく自分で調べる事にした "Google先生" "不機嫌" "もしかして女" おっと興味がGoogle先生のパーソナルな部分に移ってしまってる "小手指ライオット"

      • レトロジスタ

        久し振りに小池さんに会った気がする 「これ、前回の続き」と渡された漫画原稿のコピーだったが 前回なんてすっかり忘れていた ああ!そうそう怪獣漫画だったな どうやらまだ漫画は描き続けてるそうだ 近況報告なんて挨拶程度で乾杯と同時に当時の話 「プロップや設定はいつも最高だった」 と、褒めてくれたり 「だけど物語を走らせる才能はなかった」 と、謗てくれたり あの頃、俺はネットで小説を書いていた まだまだネット小説黎明期だった事もあり 継続して毎日書いてるだけ

        • 救われた話

          世界は僕を救わない 前回の続きを少し陶酔気味のまま書きます 17歳でちょっとダークサイドに堕ちかけていた ミッドナイトシャッフル風に言うと 「天使のような悪魔の笑顔」状態 ちょっとさすがに伝わらないかな? 少しアンテナを若者の君たちに合わせて例えるね 堕天使BLUE風に言うと 「キレた天使と悪魔のハーフ」状態 まぁ 要するニダ 心のコンディションがすこぶる悪かった 何も考えてないから悪い意味で怖いものなくて 人生を粗末に使い 人様にも迷惑掛けまくっ

        イタリアで荷物を盗まれたオレとヒゲの話のプロローグ

          友達コレクション

          ①ガチャ 怪物と怪物のハーフ。 無言で布団へと怪力で誘(いざな)う怪物、女の「もう、やめてよぉ~ww」からの「・・・勘弁して下さい」とトーンが変わる瞬間が何よりの好物だと言う。 1度だけ人間に憧れて恋し結ばれるも、まさかの「彼氏が出来た」の報告を受け、この世の全てを恨む事になった。 丑三つ時、イケメンの家を探しては強力なアンモニアで玄関を溶かす。 FANZAで1番使う検索ワードは「泥酔」、狙ってる女は何故かフルネーム呼び。 最近はもっぱら後輩と遊んでいる。 ②ともや 恋

          友達コレクション

          明るいニュースを待っている

          世の中はここ数年どんよりとしてる 令和に入ってから明るいニュースあったか?ってぐらい 暗いニュースばかりが流れてる 別にあえてメディアがセンセーショナルだからと暗いニュースを流してるわけでもないだろうし みんなわざわざ選択して暗いニュースに触れてるわけでもない 現状、そのまんま、暗いニュースが多いだけの話 でもこの状況下でもそれなりに楽しく生きないと勿体ないでしょ だから明るいニュースを待っているスタイルでいいと思う わざわざ暗いニュースから目を背ける必要もな

          明るいニュースを待っている

          世界は僕を救わない

          17歳の誕生日は1人暮らしの古びたマンションで迎えた 1時間後には先月から働き始めた新聞配達に行かなくてはならない 12月も下旬、寒い冬の深夜にバイク運転するだけでも嫌だし 配達が遅くなれば客からクレーム入り、犬に吠えられるのだって怖い それに比べ同級生は冬休み、クリスマスと1番楽しい時期 そう考えると布団から出るのもどんどんと億劫になる 僕が好きだったあのコも今頃好きぴとメールしてるんだろうな 中林さんも好きだったし、藤井さんも好きだったな もし同時に告白さ

          世界は僕を救わない

          探してます、栃木県小山市のガールズパンクバンド

          21~22歳の頃だったと思う JELLY BEANSという 栃木県小山市のガールズバンドがいた ガールズバンドと呼ぶには勿体ないぐらい 男顔負けの尖ったパンクバンドだった 当時はどのバンドも個人HP持ってて そこで交流などが盛んに行われてたため 離れた地域のバンドとも知り合う機会あり 悪名を聞きつけたJELLY BEANSのボーカルさやかから連絡があった 内容は「私達も地元じゃ嫌われててまじ仲良しごっこのバンドシーンはファッキンジャップぐらいわかるよ馬鹿野郎

          探してます、栃木県小山市のガールズパンクバンド

          大怪我した

          救急車で病院へ運んでもらう 手術同意書は読むだけで寒気する単語が並んでいて 「創が非常に深いので後遺症残る可能性があります」 聞こえてくる会話も耳を塞ぎたくなる内容だった 全身麻酔 ふわぁっと意識が遠退くこの感覚はアレに似てるな思いつつ 次に気がついた時にはベッドの上で酸素マスク付けてた ”何があったか” 気になる点はそこだと思うけど 正直、この場で書ける事が何もなくて申し訳ない ただ1つはっきりしてるのは 自業自得であり、間抜けだったって事 "ボール

          毒手の話③

          シーガー東に怒られた 逮捕歴の話は絶対に言わない約束だったからだ 毒手のせいにしようとしたけど そんな話はどうも通じなそうなテンションだ 昔、ハワイアンズでオネショした話まではセーフだったららしい だからシーガー東に逮捕歴があるという話は訂正させてもらう 毒手の話も埼玉編、関東編、東日本編、全日本編、アジア編、地球編、宇宙編と続く予定だったけど これ以上は他のシーガー東の秘密を書いてしまうのでやめておく ただ毒手は最終的にどうなったかだけは書いておく 手を洗

          毒手の話②

          23歳になってからは週末は白タク それ以外はボクシングジムに費やしていた 大人になってからもイジメはあるとTVで言っていたので それならと本格的にボクシングを始めた 幼少期からワンツーワンツーしてたお陰もあってか ジムの会長からは「北有楽町のパッキャオ」と異名を名付けられた ああ、変な異名付けられた これが大人のイジメなんだな イジメられないようにボクシングを始めたのに ボクシングの会長に変な異名を付けられる 人生は上手くはいかないみたいだ 絶望した僕は

          毒手の話①

          僕はお喋りで色んな秘密を喋ってしまうが 本当に言ってはいけない事は絶対に言わない主義だ 例えばシーガーに逮捕歴がある事は絶対に言わない それともう1つ、自分の事を話さない主義でもある 幼少期から拳闘士であった父から指導を受け 毎日ワンツーワンツーと巨樹に向けてパンチを放っていた まだ足し算も出来ず、オムツを穿いてた頃の話 将来は父のような立派な拳闘士になる事を夢見ていた 中学生になると拳に除草剤を塗りワンツーワンツー 1年も経たぬ内に巨樹は朽ち、拳は緑がかっ

          開かずの改札

          こんばんわ、ヴァンです。 知ってる人は知ってる 知らない人は知らない 所沢駅の 開かずの改札 "開かずの踏切"は聞いた事があるが まさか開かずの改札が存在するとは思わなかった オレは気になってた だって開かないんだよ その1つだけ 全く開かない 開く気配すらない 開かず故に閉まらない 「つーかお前1回でも開いた事あんの?」って煽りたくなる とにかく気になった 下から覗き込んだり 上から見下したり 時には擦ってみたり ふと故郷のお婆を想ったり

          一生忘れない

          「一生忘れない」 人生で言った事があると思う でも何に対して言ったのか忘れてしまっている 正直、言った事があるかどうか本当は怪しい 一生忘れないと言ったかどうかすら忘れてしまってる 不甲斐のない記憶力 一生という言葉を軽んじてるのかも知れない でも人生で1回は絶対に言ってそう 「一生忘れないで!」 「一生忘れないよ!」 こんな素敵な会話があったかも知れないが 一生思い出せない

          チムリーの話⑤

          オレにはチムリーという友達がいた 今ではもうチムリーにチムリーらしさの欠片もない だから覚えてるチムリーとの話を書こうと思う 20代後半、オレは芸人をしていた そこにはチムリーの影はなかった バンド活動してる間に知り合った年上の女性と チムリーは愛人関係になり その周りのどうしようもない大人とつるむようになってしまった どれくらいどうしようもないかというと 人を傷つけちゃいけない時代に もしかしたらその当事者が読む可能性のある場所で どうしようもない大人

          チムリーの話⑤

          チムリーの話④

          オレにはチムリーという友達がいた 今ではもうチムリーにチムリーらしさの欠片もない だから覚えてるチムリーとの話を書こうと思う 20代前半、オレはバンドマンだった チムリーがバンドやりたそうにこっちを見ている オレはドラム、イッチーはベース、もっちゃん、とよはギター、ボーカルはみっつー 5人で充分だった チムリーがバンドやりたそうにこっちを見ている オレは断った 「すまん、チムリー!見映え的にもチムリーちょっと邪魔だわ!」 チムリーは何も言わず去った 渋谷

          チムリーの話④