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第1章「人生の転機になったいくつかの話」#2 そして、そんなことを考えながら、帰国して1ヶ月が経つ

「自分が本当にやりたいことをしているかしていないかで、見た目も変わる。これは事実。」

30歳になって。
よく言われること。
え、30歳なんですか?全く見えないです。25歳かと思った。

23歳の時、
よく言われてたこと。
俺ら30代は大変だよな。え、23歳なの?おばちゃんみたいなポーズ辞めなよ。

2020年4月
日本のどこか
ニュージーランドから帰国して1ヶ月
コロナの影響で家からほぼ出ない自主隔離生活30日目。
率直に。毎日忙しい。

1/毎朝8時半に起き
2/近所に散歩に行き
3/庭で本を一節読み
4/運動をして
5/YouTubeの動画編集・アップロードをして
6/朝食兼昼食を食べ
7/ちょっとダラーっとして
8/ワーホリでかき集めた情報や経験でできることを探り
9/英語の勉強をしていたら
10/もう12時になる

正直、韓国語の勉強も
ウェブデザインの勉強も
始めれていない。

今までワーキングホリデーが終わるたびに、日本で短期間過ごしていた。
その度、結果は毎回同じだった。

1/おいしいものを食べ
2/毎日昼過ぎに起き
3/何もせずにテレビを見てぼーっとして
4/夜は友達と飲みに行く

気づけば1日が終わり、今はホリデーだからとワーキングホリデーのやつが言う。
気づけばドラえもんのように丸々となって、
口からは偉そうなことばかり飛び出す。

ある意味これも帰国ルーティーン。

ハハッまーた太ったわー痩せよー
あ、資格取ろうと思ったのにもう出発明日やん
なんて毎回言っていた。

だが、今回の帰国は、何かが違う。
成長した自分を試されている期間。
今までの自分ではもうダメなのだと、
自分が一番わかっている。

今までは、
わかっているのにやめられない
そんな感じ

でも今は、
分かっているならやめよう。と言うか、そんなこと考える暇ない。
といった感じ。

20代でもっと早くに気づけばよかった。
なんて思ったところで、
あの時の私が気付くわけないって分かっているし、
私が心を磨いて自分の人生を応用する時期は
今なんだと、
なぜか確信がある。

私をこんな風に思わせてくれたのは、半年間のオークランドでのシェアハウス生活。

その歳・その時に
違う人に出会って
違う感性に触れて
共感し、もがき、悩み、高め合う
時には反面教師と出会い自分を見つめ直す

自分が思ってるほど、自分は暇じゃない。
4年前の自分からは、きっとでてこなかった言葉。

冒頭に出てきた文章。
完全実話。

23歳で営業職をしていた頃。
実年齢で見られることは一切なかった。
自分でも自負するぐらい、おばちゃんだった。
自分の行くべき道を見失い、過去の留学やアルバイトの思い出に浸り、腐りきっていた。
安定はあっても、その先には何もなかった。

自分から新しい道を見つけようともせず、
他人の否定ばかりしていた。

そりゃ、23歳に見えないですよね。

写真を見れば一目瞭然なのだ。
正直、体型はそこまで変わらなかったりする。
なのに、人間はこんなにも違うものか、と思わず自分の写真で笑ってしまった。

23歳から、仕事を辞めて南米に行くまでの26歳の間、
誰に何を言われても何も答えられなかった。

何をしたいのか
何になりたいのか
どうしてそれをするのか
安定を捨てることができるのか

答えられない自信のなさが外見に溢れていた。
悔しい、でも、何もできなかった。
口から出るのは、悪口ばかりだった。

きっと、そういう時期だった。
世間一般で言えば、若くて一番楽しくて、モテて、輝く時、なんてテレビで言うけど、多分。
私の23歳は、その時期ではありませんでした。

私の人生の転換期は21歳
私の成長期は、25歳から35歳
今確信しています。
それが、ビジネスなのかスキルなのか、結婚なのか出産なのか。
それは分からない。
でも、前の自分では考えられないくらい、
他人の意見を自分の意志で論破できる。

そして、自分と同じ道を通っている友人を見ると、
今その殻を破れば、私よりもっと早く、自分の行く道を導き出すことができるかもしれないのではないか、と思うことはたくさんある。

ただ、みんな進む速度は違うし、道も違う。
そして、私もできた人間ではないので、本当に大切だと思った友人にしか正直にそれを言わない。

大切だから言う。本音で話したい、じゃないと大事なことに気づけない。
大切だから自分のことを全て話す。
しつこく言う、ということは、大切だから。

カナダにワーホリしていた21歳大学生の頃の私は、大切に思われていることに気づかなかった。
そして、年齢を重ねて、友人の厳しさや気遣いは、大切に思ってくれていたからだ。と気づいた。

ひがみと厳しさ、これは違う。その違いにも気付かなかった。
なんでそんなことするの?は、ただのひがみです。
おおー面白いことするね、いいじゃん。じゃあそれをするために次は何するの?は、思いの軽い重いはあっても、少なくともその友人と付き合っていて辛いことはありません。

毎日同じようで、同じ日々ではない。自分が毎日一つ新しいことをすれば、
もうそれは前日の時の自分ではない。

「私なんて、何したって意味ないし」
小学校4年生から言い続けた、思い続けた言葉。思わざるを得なかった。
よくできる者と比較され、強い者に巻かれてきた環境。
長い年月刷り込んだ分、全てを取り除くことはできない。
けれど、それを包み、塗り替えていくことはできる。

自分で自分が変わった、と思う日が来る。
そして、それはいつくるかは分からない。遅い、なんてことはない。

「足りないのは、一歩だ。」

皆様の人生が、これからより良く、輝いたものになりますように。

この本を手に取っていただき、本当にありがとうございます。
少しでも、皆様の新しい一歩のお手伝いになっていれば、私の幸せです。

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