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プロジェクト型学習と家庭菜園
家庭菜園というには少し大きすぎかもしれない。
我が家は東京の郊外に住みながら、山梨で100平米を耕す一般てきなファミリー。
もともとは、わたしが料理が好きだから、美味しい野菜を食べたくて11年ほど前にはじめたこの畑。
毎週末は家族で車に乗り込み、片道2時間はしり、土をいじり自然を感じ野菜たちを育てている。
子どもが産まれるまえから妻と2人で楽しく野菜を育てて、それは子どもが2人いる今も変わらず続けている。
大きくなるにつれて、畑になんか行きたくない。というのかな。
野菜なんてスーパーで買えば?と言うのかな。こんな不安が少しだけあった。
でも、毎週畑に行くことを、子どもたちは一度も嫌がったことがない。
畑には行くけれど、誰も「あれをやって」と、お願いしたり強要したりしない。
下の子は、リアルあつ森をして想像の海に飛び込む。雑草をとって「とったぞー‼︎」と嬉しそう。
上の子は、空き地にまるでイーロン・マスクの〝ハイパーループ〟のごとくトンネルを掘る。
妻は収穫が大好き。
わたしは土作りに没頭する。
それぞれが、週末に訪れるこの畑でプロジェクトを遂行するのだ。
自分のプロジェクトがひと段落すると、誰かのプロジェクトに手を貸すこともある。
家族で畑をやると聞くと、きっとみなさんはこんなことを想像したかと思う。
家族で何を育てるか話し合って、作業は分担して、効率よく畑仕事をする。と。
いやいや、そんな話し合いは一切なし。
それぞれが、畑という豊かなフィールドに行くこと自体を喜びや楽しみに感じ、感性のおもむくままにやりたいことをやり「また来週くるからその時はこれをやろう」と自宅に帰る。
まさにこの体験がプロジェクト学習。
畑と豊かな自然というフィールドが、創造性をかきたててプロジェクトが進んでいく。
こんな体験を学校教育にも必要ではないか?と強く感じる。
この春から畑をはじめてみませんか?
満開の桜をみて、あなたたちは人間と共存することを選んだんだね。と思う今日この頃。
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